kensanwaしゃん
4503アステラス製薬
正直、難しい~~~~~の一言でごわす。ちこっと調べてみましたが、
2000年の高値6000円台を目指すようにも感じられるし、また逆に、
4000円割れもあるようにも感じられる。
そこで、考え方だけを書いてみました。
まず、薬価改定の問題です。
業界平均で、04年=▲4.2%、06年(今年4/1より)=▲6.7%、一応、次回予定は08年。
2年に一度、薬価改定が行われ、この業界は、業界再編進行中でごわす。
大手製薬メーカーは、生き残りをかけて、日本市場ではなく
海外市場での売上げ強化に取り組んでいます。
同社も、欧米で予想以上に好調な薬剤を受け、株価上昇となりました。
同社は、2008年から、大型薬剤の特許切れがスタートすると聞いています。
そのため、それまでに、海外市場の開拓、山之内・藤沢の統合効果を高める
ことが課題と言えます。
さて、薬品株ですが、現状、各社各様の姿です、予想PERも4518富山の696倍、
4568第一三共の45倍、4519中外の42倍、4502武田の20倍、4523エーザイの23倍、
等々、そして同社の20倍。
あまり、足元の業績・業績予想に基づいて価格形成かなされているとは
思えません。新薬開発、特許切れ、業界再編、他産業への進出等々、
いろんな要因が注目されたり、されなかったりといった価格形成だと考えます。
同社の今期業績予想は、売上げ横這いですが、利益面では、やはり、薬価改定を
受け、経常利益面では減益でごわす。
株価は、既にこのことを織り込んでいると考えます。また、
予想配当利回り(1.78%)面から見ても、そうそう大崩れする銘柄ではないと
思います。おいどんには、この株の上昇は、まだ道半ばと言った印象を
受けます。
総括して言えば、『注意深く、丹念に押し目を拾う銘柄』と言った感じでしょうか?
5191東海ゴム
この銘柄は、業績面のことは、あまり問題がないと思います。
原材料の値上げ等、課題はあるものの、大筋では、日本の自動車産業が、
生産能力の拡大に走っていることがフォローの風ではないでしょうか。
問題は、2001年12月から騰げ相場となり、特に昨年11月頃から踏み上げ相場
〔信用売り方が、予想外の株価上昇展開に対して、買戻しを行うこと〕を受け、
1月には、1900円台へ進み、その後、再度挑戦したが、再び調整局面に入ったことです。
この銘柄の、ここ数年間の歴史を見ると、常に信用売り方の残高が、
鍵を握っています。
株価の特性でしょうか、信用売り方の介入が行われ、その残高が膨らむと、
株価がひと相場作られる、といった感じを持ちます。初心者には、タイミング・見極めが難しいと思います。
今回、短期的なリバウンド相場になるとは、思いますが、信用売り方が、
戻り高値を狙って不用意に売り残高を膨らませば、ひと相場に発展する
可能性もあると思います。
また、今後、1600円~1900円のボックス相場を形成し、その間に徐々に
信用売り方の残高が膨らめば、全体相場が騰げ基調に転じた時に、一気に
2000円台へ進む場面があるかもしれません。
いづれにしても、業績よりも信用の取り組み状況が鍵を握るのでは、と考えます。
尚、中長期投資ならば、『ここは、しばらく様子を見守る』、
が賢明な判断とは思いますが。
以上、何やらお役に立ちそうもない、取りとめもない事を書いてしまいました。
では、では、がんばって下さい。
お礼
大変詳しくありがとうございます。色々な見解があるのだなと初心者ながらですが考えさせられました。回答者様の見解も参考にいたしながら自分なりに見守っていきます。また機会がありましたらご教授お願いいたします。ありがとうございます。