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レポートの参考文献とトンデモ本
大学の宿題でレポートを書く準備をしているとき、疑問に思ったことです。 なるべく論拠と筋の立て方がしっかりしていて、レポートに取り上げるのにふさわしい本を参考文献として用いようと考えていたのですが、 「これはトンデモ本すれすれの本かもしれない」という本を手に取るととても悩んでしまいます。(使えないので) そこでお尋ねしたいのですが、トンデモ本とはどのような本をいうのでしょうか? 学者などその道の権威が書いた本であれば、トンデモ本ではないのでしょうか?
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と学会などの団体が言う「トンデモ本」の定義では、「著者の意向とは違った見方で楽しめる本」といったところですが、レポートということでは、「科学的な根拠、論理性に問題がある本」という方でしょう。 「学者などその道の権威が書いた本であれば、トンデモ本ではないのでしょうか?」 というと、そうとも言いきれない、と言うのが実情です。 そもそも「権威」の定義付けが難しくなります。大学教授であるとかの肩書きがついていても、専門ではない、ということも多いですし、また専門家の著書であっても問題のある書もあります。 見分け方ですが、まずは、著者が専門家かどうかを調べるため、その著者がどのような研究実績を持っているのかを調べましょう。最近ですと、所属している大学などのサイトなどで調べられるかと思います。 また、1冊の本で判断するのではなく、対立する意見のいくつかの書を比較してみる、というのも良いと思います。
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- leaf0064
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schraubenさんの専攻分野にもよるんですが、一概に、この人なら大丈夫っていう本はありません。 無責任な言い方ですが、最後は自分の感覚に従うより他はありません。自分の考えが常に正しいわけではないけれども、自分の考えに従うしかないのです。 科学にしても、絶対ではないという考え方もあります。 色々な本を読んだり、見聞したりして、自分で考えで行くしかないと思います。 参考になるかどうか、某大学の学長の言葉のアドレスを記しておきます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 学長の言葉、参考になりました。研究に臨むときの姿勢―主体的に取り組むということは大切なことですね。leaf0064さんのおっしゃるとおり、最後は自分の判断です。自分の判断力を磨いていきます。
- puyopuyo3
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トンデモ本の定義は2つあって、一つは「著者の意向と違う見方をすることで、楽しく読める本」であり、もう一つは「科学的根拠に欠け、論理に整合性がない→その矛盾点を楽しむ」という本です。 大学のレポートですので、後者のご心配をされているんですよね。手にとって悩むということは、既に内容の正当性について判断が付く能力はお持ちですので、大丈夫だと思います。 「その道の権威」の定義の方が問題ですね。博士号は何も意味がありませんし、大学教授とかの肩書きも信用できません。 しいて言えば、その分野での(レフリーつきの)論文が多いということは基準になると思います。
お礼
ご回答と参考文献の選び方について、ご意見をありがとうございます。 トンデモ本の定義は一つではないのですね。 レフリー付きの論文が多い… なるほど!その基準はとても参考になります。 この点をよく考慮して、考えてみます。
「学者などその道の権威が書いた本であれば、トンデモ本ではないのでしょうか?」 というご質問ですが、むしろ逆です。 自分の学位や経歴などの権威をたてに、自分の提唱する説が、 さも定説・真説であるかのような言い方をするのが「トンデモ」です。 実験や検証が不十分であるにかかわらず、検証を「した」ことだけを強調したり、 自説を裏付けるデータだけを抽出して「証明された」と言ったり、 専門用語や数式、図など、知らない人が見たらつい信用したくなる分、 一般人の空想よりも「たちが悪い」のです。 新説はふつうは批判され、非難され、検証して検証して、 それに耐えられた説だけがようやく専門家の間でも認められるものですが、 「とんでも」は検証の穴を指摘されたり批判されているうちに… (そりゃ、質疑応答で「どのような検証をされたのですか?」と質問して 「でも私がやったらこうなったのです!」と怒り出されても誰も信用しないでしょう?)… 専門家が受け入れてくれないのは陰謀だとか妬みだと被害妄想を抱くようになり、 まったくの素人や専門家を気取ったやっぱり素人相手に 自説の信者を増やしていくのです。 一般向けに「その道で権威のある…」と紹介されていても、 専門分野の研究者の間では「とんでも」と言われている方もいます。 TVや雑誌でも新説(珍説?)のほうが一般向けにインパクトがあるので 大々的に取り上げたりしますから、 早まってそのような方の本を参考(反論ではなく)にしてしまうと、 質問者さまのレポート自体が「とんでも」になる可能性がありますので、 見極めが必要ですね…。 私も以前、騙された一人です…。
お礼
ご回答とレポートへのアドバイスをありがとうございます。 肩書きや権威に騙されて盲信者にならないよう、 気をつけたいと思います。 批判・非難・検証に耐えられたものだけが認められる…私の手にとった本が、そういったことに耐えてきたものなのか、しっかり見極めたいものです。
- shihaimon
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現時点では証明出来ない新説が書いてあるのはみんなそうでしょう。 例えばガリレオ=ガリレイ。 言わずと知れた地動説を説いた人ですね。 彼の書いた本は当時トンデモ本だったと言います。 今では常識なのですが。 だからUFOだとか潜在意識とか現時点で証明出来ないことが書いてあるのはトンデモ本ですね。あと、細木数子も証明出来ないという観点から見るとそうでしょうね。 将来、超能力が当たり前になったら、超能力本はトンデモ本ではなくなりますが、現時点ではやはりトンデモ本でしょう。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ガリレオ=ガリレイの例、わかりやすかったです。 現時点では証明できないものがトンデモ本、 でも将来トンデモ本とは呼ばれなくなるかもしれない。よくわかりました。
- omunyaisu
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トンデモ本とは、単に中身が間違ってる本ではありません。著者の意図とは異なる見方で読んでみたら、とても面白い本のことです。 らしいです。
- 参考URL:
- http://www.togakkai.com/
お礼
ご回答ありがとうございました。 中身がまちがっているのがトンデモ本の定義ではないんですね。はじめて知りました。 HPを紹介してくださり、ありがとうございます。 どういったものがトンデモ本なのか、実例が豊富で参考になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 著者の研究実績を調べたり、対立する意見のいくつかを比較するという方法は良いですね。 肩書きだけを見て、専門家→この本は大丈夫(ときどき疑念が浮かびますが)と決め付けがちだったのですが、反省せねばなりません。