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報道における性別の呼称-加害者でも「女性」被害者でも「男」の実例
かなり以前、「男性差別」を訴える質問がありました。 そのときの参考サイトを見てみたら、実例の一つとして 「男・女という呼称より、男性・女性という呼称のほうが丁寧な印象を与えるが、 ニュースでも女は加害者になっても「女性」となっているのに 男性は被害者でも「男」である。 「加害者の○○(女性)、被害者の□□(男)みたいな報道がされるのは男性差別だ!」 というようなことが挙げられていました。 しかし私は寡聞にしてそういった実例を目にしたことがありません。 新聞記者の知人に聞いてみたところ、そういう実例を見たことはないけど、 現代ではそういう呼称も各社・各部署の規則で書き方が決まっているものなので、 何十年前の話ではないか。 というようなことを言われましたが・・・。 そのサイトの記述自体はかなりいい加減で調子のよいものでしたが、 一部の男性が「男は虐げられている」と主張する際に持ち出す根拠の一つがこの、 「報道において、女性は女性と呼称され、男性は男と呼称される。」 であることを知りまして、その【実例】を見たくなりました。 どなたか、この謎について教えてください。
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お礼
ご回答くださり、ありがとうございます。 大変興味深く拝見いたしました。 私は女ですが、「男性差別」という主張にも興味を持っています。 折よく過日にも派遣会社に「女性ではないから」ということを理由に採用を拒否された男性が賠償を求めて提訴し、和解したり示談金を受け取った、というニュースがありましたね。 派遣のような地位の低い職は企業も女性の求人を想定していることを女性差別と言われていると思いますが、 それだけに今回のニュースは面白かったです。 しかし一方で、ネットで見かけるような「男性差別糾弾」なるサイトや主張はたいてい、非常に一方的で近視眼的な主張に留まっており、広く公正な意見として受け入れられるものでは到底ありません。 たとえば顔に傷がついたときの賠償金は女性のほうが高くなることを指して「男性差別」「男は低く扱われている」と言っていたり、 特に乳幼児の養育権を取得するのは母親サイドが多いことはちゃんと背景のあることなのに、それを知ろうともしなかったり・・・。 結局のところ、書き手である男性が充分に女性蔑視観を持った上で主観的な主張をするため、 社会全体にとっては男性差別を一考するというのは有益なことであると思われますのに、偏ったためにその機会をみすみす手放しているように伺えます。 ともかく、ご回答は大変面白かったです。 ご回答ありがとうございました。