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予告編は何故画質が悪い
素朴な疑問ですが、DVDソフトの特典映像に付いている”予告編”は画像ノイズ等が”本編”に比べ大幅に目立つ様に思われるのですが……。特に年数が経過している作品に多く見られます。 マスターの保存形態にでも問題が有るのでしょうか?
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そのむかしは映画を製作している工程の中で、のちのちDVDのようなメディアが登場するとは考えていませんでした。 また予告編は本編と違い公開する国毎にそれぞれの業者(配給会社など)が作っているので、カットが違っていたり分数などもそれぞれ違うことがほとんどです。場合によっては音楽がまったく違うこともあります。 こういった諸般のことから、予告編のオリジナルネガ(マスターではなく映画はフィルムなので大元の原板はネガフィルムになります)というものは現在では行方不明になっているものばかりだと思われます。 DVDの特典に付けられた予告は当時上映に使用された”現存する上映用のプリント”が大半のようです。 上映用のプリントを元にしたものと、マスターポジを原板に使用した本編とでは画質のクオリティが違ってしまうのは、いまとなっては仕方がないことなんでしょうね。 映画によっては古くても画質のイイ予告が収録されているものもありますけど、そういった作品は大手映画会社の大作に多いんじゃないでしょうか。 社運を賭けた大作はリバイバル公開を何度もしていることなどもあり、予告の保存もしっかりしているんだと思います。 現在ではコンピュータ上でフィルムのレストアも出来るので、せっかくなら予告編もやってくれればいいとは思うんですけど、そこまで予算を掛けられないんでしょうね。
お礼
早々の御回答有難う御座います。 非常に勉強になりました。でも、あのノイズが”イイ味”を出しているケースもあるのですが…。