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横浜の地下鉄はどうして路線が1本しかないの?
ずばりタイトルのままです。おかしくないですか?人口は横浜>大阪なのに地下鉄の発展は大阪>>横浜じゃないですか。市内交通がバス中心だから歩道にバスを待つ人があふれて自転車だと面倒なんですよね。バスは定時制もないし、遅いし。これはやっぱり横浜市内のアップダウンが原因でしょうか?
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横浜出身で、3年前まで横浜在住で、土建屋で横浜の仕事が多かったです。今大阪市内のオフィスで仕事して、大阪近郊のベッドタウンに住んでいます。 ズバリ答えはそういう計画をしたからです。そしてそういう計画になったのは理由があります。 大阪は江戸時代からの経済都市で、オフィス街で、本物の重化学工業地帯で軽工業も集中しています。 横浜は最大の貿易港ではありますが、自立的な経済都市としては東京が近すぎて大阪・名古屋どころか福岡・広島、下手をすれば札幌・仙台クラスです。県庁所在地で県の中心のはずですが、どっちかというと東京の付属物的で、神奈川・横浜的な独立性が低いです。ぶっちゃけ、横浜の人口が多いのは、面積が馬鹿みたいに広いのと、ほとんど東京のベッドタウンとなっているからです。この辺のところは横浜市も横浜政界・経済界もそれを痛感していたようです。 横浜地下鉄は横浜に住んで横浜で働いたり遊んだりしたりする人のためのものとして作ったのです。東京のベッドタウン化を最小限に抑えるため、JRや大手私鉄との接続はわざとあんまりよくしていません。これらのことは公式の文社や記録にははっきり書かれていませんが、横浜市の文書や議会記録、横浜中心のマスコミ(神奈川新聞)の行間を読むと痛感します。私は仕事柄それらにふれる機会が多かったですが、一般の人へのアピールは弱い(強くできない)感じです。 そんな雰囲気はテレビ神奈川のローカル人気番組(深夜で全国放送や、総集編DVDも発売された)「サクサク」でもうかがい知れますね(笑)。 大阪は大阪で、大阪経済圏の地盤沈下に悩み、高所得者層が大阪市内に住んでくれない(芦屋とか神戸とか京都に住んじゃう)のでピーピー言っています。札幌なんかは(実は高・大札幌で、今も実家は札幌)は都市実力に見合わないを地下鉄作りすぎた負債でとんでもないことになっています。地方都市の悩みは深いです。
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#2,3です。最後に追加 確かに戸塚~旭~瀬谷~緑の鉄道空白地帯に鉄道路線があると便利ですよね。人口ももっと増え、経済の発展にも役立つかもしれません。 札幌市は都市規模の割に地下鉄が充実していて便利です。しかし野放図にゼネコンや重機械工業メーカーの口車に乗って採算に合わない地下鉄を作りまくったツケは大きいです。札幌市の財政破綻度合いは他の政令指定都市、都道府県所在地の群を抜いてひどいものです。札幌市は十数年も前に国(今は国土交通省)によってこれ以上の地下鉄建設をやめるようにきつい通達を受けています(実際には事業化計画を認可しなかっただけですが、これが実は最大級のきついお仕置きです)。近年、空港や万博と言った特需以外では新規地方鉄道路線は事業化されにくくなっていて、新規計画は東京、大阪でさえありません(今作っているのを作ったら終わり)。後は膨大な借金を返すのみです。 今はそんなに目立たなくなりましたが、横浜地下鉄は開業時から格段に運賃が高かったです。その理由は「地下鉄を使えない地域の人たちの税金分をつぎ込んでまで安くできない」「現在の負債を未来に極力残したくない」でした。 行政、役所のすることがすべて正しいとはいえないのは昔から分かり切ったことです。地下鉄に関しては横浜市のやり方は正しくないかもしれませんが他の自治体に比べればましな気がします。他の地下鉄建設がほとんど沈黙する中、横浜市は今後も4号線をちまちまと増設する気がします。しかし横浜市も交通局は大赤字で新交通システムでは・・・・なので今後の展開は予断を許しませんが・・・・・。
- こげ まぐろ(@koge-magu)
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こんばんは。No,6です。 >横浜には旭区とか戸塚区に鉄道の空白地帯がありますよね。このあたりに地下鉄ができると便利じゃないですか? 私は旭区に住んでいた事もあるのですが、鉄道の空白区域という感覚はありませんでした。 仕事などで出るのはやはり横浜であり、東京方面でしたら横浜からの東横線などがありますし・・・。 実際に構想としてはあります。 地下鉄四号線は、日吉~中山だけでなく、「横浜環状鉄道」としての構想があります。 http://www.city.yokohama.jp/me/koutuu/kanjyou/keikaku/kanjou.html(横浜市交通局より) 日吉から、二俣川、東戸塚、上大岡、根岸、そして本牧から元町・中華街までの構想です。 出来ない要因としては、 ● 予算の確保 ● 需要と、旅客動向の有無 ● どのような形で走らせるのか? 元町・中華街からみなとみらい線を伸ばすのか、リニア方式のミニ地下鉄を中山からどこまで伸ばすのか? また、相鉄からJR湘南新宿ライン、東急東横線への直通運転構想もあり、(http://www.kanalog.jp/news/local/entry_17012.html) 今までの横浜集中型の旅客動向が変化すると思われます。 そうなると、この環状鉄道もどのように、いつ作るのか、変わってくると思います。 横浜市内のアップダウンが原因というより、輸送形態が代わりつつある中で、見極めているのが現在と思って頂いた方が良いと思います。
- TUNE0040
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都市としての範囲=広さの問題です。 大阪市は、その大部分が商業・工業地で、そのため昼間人口も多く、人の流れも双方向的(というか全方位的)です。一方、横浜の場合は大部分が住宅地なので、昼間人口が少なく、人の流動方向が東京方面向きの一方向です。(No.5さんの回答を参照してください) 鉄道網はすべて東京向きで、各鉄道の駅へとバス便が発達しています。(大都市の中ではバス依存率が圧倒的に高いそうです。) そこで計画されたのが環状鉄道構想で、地下鉄はそのために作られました。事実上1路線ですが、関内~湘南台は1号線、関内~あざみ野は3号線(逆だったかもしれません)とされています。国鉄(当時)や私鉄をつないで中心部を通ってはいますが、拠点間輸送を目的に作られた鉄道です。
- こげ まぐろ(@koge-magu)
- ベストアンサー率59% (1010/1693)
こんばんは。 横浜は、一号線~四号線まで4路線の地下鉄計画がありました。 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%A3%C9%CD%BB%D4%B1%C4%C3%CF%B2%BC%C5%B4 そのうち、現在運行しているのは、 一号線と三号線の2路線だけです。 一号線 関内~湘南台 二号線 神奈川新町~藤棚~磯子~屏風浦 三号線 本牧方面~関内~あざみ野 四号線 日吉~中山 今の地下鉄は、一号線と三号線とを直通運転する形で走っております。 完成させる事が出来なかった路線として、 ● 二号線は、京急線の複々線的な目的で計画されたのですが、混雑が頭打ちになり、建設意義が薄れたこと。 ● 三号線の関内~本牧方面に付きましては、需要予測は立っていたものの、他路線の建設の方が優先された事、みなとみらい線が発展的経緯で作られる事となり、必要性が無くなった事から、作られずに終わりました。 なお、関内駅が二層形態なのも、留置線があるのも、分岐駅として計画されていた名残です。 四号線はリニアモーター形式のミニ地下鉄として建設中です。 なお、公共交通ですが、 利益が得にくく民間企業の参入が難しいこと。 しかし、住民の生活上必要である。 ・・・そんな背景があります。 そのため、どの市営地下鉄や市バスなど、経営的には難しい所が殆どです。 横浜市営地下鉄も例に漏れず、多額の累積赤字を抱えています。 一気に路線を造れなかったのも、財政的な問題があるからなのです。
- shhkmg
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横浜市で8年ほどタクシーやっています。 つくづく痛感している事は,「横浜市民は,どこへ行くにも何をするにも,まずいの一番に『横浜へ出る事を最優先に考える』」ということです(横浜市民が「横浜」と言った場合,大抵は「横浜駅」を指します)。 実際、私は横浜市北部で営業する事が多いのですが,その行き先はどんなに遠くても横浜駅どまりで,それより先(すなわちMMとか関内とか)への需要は殆どないのです。皆横浜駅で電車に乗り換えてしまいます。 驚いた事に,横浜南部で営業している別のタクシー会社の乗務員に聞いても,「横浜より先の新横浜とか大倉山とかなんて、せいぜい半年に一回あるかないか。横浜駅へは何度もあるが」と言います。やはり横浜駅より先は電車利用になるのだそうです。 それもそのはず、横浜駅には、田園都市線を除く、横浜市内を通過する全ての鉄道路線が集中しており、「とりあえず横浜駅に出てさえしまえば,後はどうにでもなる・どこへでも行ける」からです。 もともと横浜は小さな港町でした。実際に「ヨコハマ」と呼べるのは横浜駅周辺やMM・山下町や関内くらいのもので,それ以外はぶっちゃけ全部「イナカ」です。鶴見は総持寺の門前町ですし,神奈川・保土ヶ谷・戸塚は東海道の宿場町,金沢に至っては漁師町です(今も漁港があるのはご存知でしょう)。 横浜が開港するまでは、この地域はただ「イナカ」が点在するだけの長閑な農村でした。横浜駅周辺や関内も、昔は本当に小さな入り江で,周辺からは全く見向きもされない小さな漁村がぽつぽつと散在するだけでした。江戸中期(だったかな?)になってその入り江は埋め立てられましたが,それは単に起伏の激しい横浜にて農地を確保する為であり、相変わらず横浜は「イナカ」のままでした。 しかし、いざ開港すると状況が変わってきます。外国人やら何やらが急に増え出し,「イナカ」で作られた農作物や魚介類が横浜に集まり出したのです。周辺住民の「ヨコハマ志向」は恐らくこの時に始まったのではないでしょうか。この辺りのことを、 昔思えば 苫屋の煙 ちらりほらりと 立てりし所 今は百船百千船 泊まるところぞ 見よや 果てなく栄えて行くらむ御代を 飾る宝も入り来る港 と「横浜市歌」にハッキリ詠われています。 明治に入ると,日本で最初の鉄道が新橋・横浜間に開通します。これを皮切りに全国各地で鉄道建設が相次ぎましたが,これら「イナカ」と横浜とを結ぶ鉄道の建設も活発に行われました。つまり、横浜を中心に鉄道が放射状に延びる事になったのです。そして、鉄道で通じたこれらの「イナカ」を次々と合併していって,現在の横浜市があるのです。 こうした歴史背景もあり,横浜市民は伝統的に「まずは横浜」と言う意識が刷り込まれているのだと思います(私もそうです)。 結局この潜在意識は21世紀に入った今でも引きずっていて,詮ずるところ横浜市において地下鉄の意義とは,「横浜市内の既存鉄道がカバーしていない所からの『横浜駅&関内地区』へのアクセスを容易にする」と言う事に尽きます。 しかし、こうした状況は少しずつ変わってきています。 というのも、それまで「横浜駅&関内一極集中」で進めていた開発が市内各地に飛び火し,例えば新横浜とか港北NTとか,あるいは上大岡とか東戸塚とかなどのいわゆる「副都心」の成長が目覚ましいからです。 こうなると、市内相互の円滑な移動を模索しなければなりません。すなわち、横浜駅を中心とした放射網を相互に繋ぐ「環状網」が考えられるようになったのです(環状2号と言う幹線道路が一気に開通したのはこの一環と考えられます)。 来年あたりには、その名も「横浜環状鉄道」の一部として中山~日吉間に新しい地下鉄が開業する予定です。 http://www.city.yokohama.jp/me/koutuu/kanjyou/index.html
- ucok
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皆さんの説は初耳でしたが説得力があります。なぜなら、例えば、みなとみらい地区は、東京に流出している昼間の人口を横浜に呼び戻して経済の活性化を図るのを目的に計画されたと、スポークスマンからハッキリと会議の場で聞いたことがあるからです。 ただ、個人的には、東京から横浜へ引っ越してきて何が感動したかというと、バスの時間の正確さです。もちろん電車には敵いませんが、東京のバスよりは、かなり頼りになる路線が多いと私は感じました。そこへ来て横浜市は、ただでさえ財政難なのに、これ以上、地下鉄なんか作らないでほしいなと思っています。 それから、余談ですが、ひとつ矛盾していると思うのは、市民のための都市計画であるにもかかわらず、地下鉄とみなとみらい線の、あの高額な運賃がどうにも理解できません。我が家の近辺では、週末のレジャーに使う短距離の交通費が倍以上になりました。(この運賃のフシギ、実は、誰かがここで説明してくれないかなと密かに待ち望んでみたりして。)
追加です。 横浜地下鉄はもうちょっと(2010年までくらい)で新4号線ができます。これは既存の1~3号線とは全くの別物です。東横線日吉駅~3号線センター南北駅~JR横浜線中山駅を結び、将来的には環状線になる予定です。東京へ行く人は日吉駅で乗り換えるくらいでしょうから横浜指向は強いですね。 東京方面から東急東横線経由でビジネスや遊びに来てねって言うことで、最近横浜高速鉄道みなとみらい線も出来ました。これには横浜市が一番出資しています。東横線はともかくみなと未来線から東京へ通勤って人はあんまりいなさそうです。
- boomer88
- ベストアンサー率26% (6/23)
横浜は地盤がやわらかくて、それを固めるのに東京などよりコストがかかるから地下鉄が少ないと聞いたことがあります。他にも要因があるかもしれませんが、それは知りません。
お礼
やはり大量輸送ができる地下鉄のほうが多くの乗客をさばけるし、人口規模を考えればかなりの需要があると思うんですよ。横浜には旭区とか戸塚区に鉄道の空白地帯がありますよね。このあたりに地下鉄ができると便利じゃないですか?