吉本興業と松竹芸能について
上方のお笑い芸人が所属するプロダクションは吉本興業と松竹芸能が
2大プロダクションと云われてますが、
戦前は吉本興業がお笑い芸人を独占していたが、
空襲で劇場や寄席が被害を受け 戦後の十年余り吉本興業が演芸から
撤退し、映画館経営に専念した折、その受け皿の役割を果たしたのが
松竹芸能で戦後から昭和40年代半ば位までは松竹芸能が優位だったと聞きました。
戦後十年余り経ち、吉本興業が演芸を再開した折、松竹芸能の層が厚く
そこには入り込めなかった新人などが起用されそれが、結果として人気者を
多く育て昭和50年頃より立場が逆転したと聞きました。
唯吉本は
昭和初期にも漫才の人気が高まると、落語家の出番を少なくし、
多くの落語家が吉本を離れた(五代目笑福亭松鶴師の楽語荘 これが地域寄席等の
最初とされる)
1980年頃に「THEMANZAI」や「オレたちひょうきん族」等で漫才ブームの
メンバーをキャスティングする時、フジテレビの横沢プロデューサーは
レツゴー三匹を筆頭に松竹芸能所属のタレントも出す予定だったが、
吉本から「全員うちのタレントにしろ」と圧力をかけられたと云う話を聞きました。
そして売れたくなると使い捨てをすると批判されている方も居られます
(立川談志氏や永六輔氏)
松竹芸能は秩序序列には厳しい反面 売れなくても面倒を見てくれる
受け皿的なものがあるのでしょうか
メデイアに向けて売り出すのが吉本興業で
マスメディアの露出は低いが劇場で面白いと認められ、人気が出た芸人は松竹芸能
の方が多いと思います。
この辺りの事をご回答いただきたいと思います。