私は教師なのですが、集中力に関する指導もやっています。周知の通り数々の方法があり、記述や書籍もたくさん出ていますが、私自身が25年の教師経験の中で「これはうまく行く」というものがありますのでご紹介します。
集中力はトレーニングで鍛えるものだと思います。で、簡単に言えば、いかに「無視」できるかということを考えると良いかと思います。
子どもの頃から「呼ばれたら返事をしなさい」とか「電話が鳴ったら受話器を取りなさい」等、外部からの刺激に反応する「教育」を受けてきています。
子ども達が、ご飯の時間も忘れて遊びに興じているシーンをご想像していただければおわかりと思いますが、子どもは社会的な責任が無いため、遊びや勉強に「集中」することができます。普通は。
そして、だんだん大人になるにつれて社会的な責任が出てきますと、「鳴ってる電話を無視できない」「ドアホンが鳴ったら無視できない」となります。
集中力のトレーニングは、いかに「無視」できるか、あるいは特定の時間を決めて「無視することが許して貰える状態に持っていくこと」ができるか、となると思うのですね。
ゴールとしては、火事、地震、急病人など、緊急事態以外は全て無視する、というトレーニングが必要になるかと思います。一定時間を決めた上で、
1)携帯の着信音を無視する
2)ドアホンを無視する
3)家族に呼ばれても無視する
4)電話の音も無視する
5)その他、緊急時以外は全部
上のどれも、子どもならできることですが、大人にはなかなかできる事ではありません。そこがトレーニングのミソだと思います。
他にもたくさんあって、ここで書ききれる物ではありませんので、インターネットとかを使って、お調べいただけたら良いかと思います。