今更、ではありますが…。
一番大きいのは、短距離の歴史が最近になってようやく整備されたもの、ということが一番大きいと思います。
安田記念、マイルCSという二つのレースが「G1レース」格になったのが1984年。スプリンターズSのG1昇格が1990年。高松宮杯(現・高松宮記念)がG1昇格となったのが1996年(ちなみに、95年までは、2000Mの重賞)。No.3さんは、地方場所にしかG1がない、と仰っていますが、中央場所(中山競馬場)でもスプリンターズSがあります。
戦前から「帝室御賞典競争」として歴史を刻んできた天皇賞、1932年からのダービー、1956年からの有馬記念などと比較すると圧倒的に歴史がありません。
また、これは私の主観ではありますが、短距離馬の場合、完全にスペシャリストの領域になってしまっていて、距離の融通が利かない馬が多い、などという部分も大きいかと思います。タイキシャトルやデュランダルは、スプリント~マイルまでカバー出来ていましたが、カルストンライトオ、サニングデール、ビリーヴ、トロットスターなど、一つの距離では強いけれども…という馬が多くいます。
こうなると必然的に同じ相手と同じ距離で何度も…という形になりがちで、どうしても盛りあがりに欠けるでしょう。その辺りも影響しているのではないかと思います。
牝馬に関しても、結局、同じ相手と戦っているだけ、というのが軽視される理由ではないかと思います。逆に、牡馬相手にG1を1つ勝っただけで97年はエアグルーヴが年度代表馬になるなど、牝馬が混合戦を勝つとより高く評価されることになります。
軽視されている、とは言いますが、言いかえれば、近年になって急激に短距離の価値が高まってきた、とも言えると思います。
古馬の短距離G1については、上に書きましたが、96年にNHKマイルC創設、さらに今年から古馬牝馬のヴィクトリアマイルと、次々に短距離戦線が整備されています。短距離が重視されつつある、という証拠だと思います。
お礼
今年のヴィクトリアマイルに期待をしていますが、よく牝馬は短距離では牡馬と互角(より下くらい)に戦えるとありますので、牝馬路線充実は、古馬2000mを作るのがいいんじゃないかと思っています。あと、エリザべス女王杯が旧名ヴィクトリアカップだったようなこともあり、ネーミングセンスが...。 最後になりますが、回答ありがとうございます。