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エラー訂正機能つきメモリーの要不要は何で決まる?
わたしが昔、はじめて買ったNECのPC9800シリーズは、相談者の口車に乗せられて 相当無理して一番上位のモデルを買わされてしまいました。 その頃このモデルには、拡張メモリー増設にパリティつきFPのSIMMが必要で、 当時大変な思いをしてちょびちょびと増設したのを覚えています。 その後安価なドスブイパソコンが普及すると、パリティなしのメモリーでよくて 大丈夫なんだろうか?と心配しながらも安くて済むのでおおいに助かったのは うれしい記憶です。 その後ずいぶんパソコンも進化してくれて嬉しい限りですが、相変わらずメモリー に、エラーチェック機能付きと、そうでない規格があるのが気になります。 消費者の観点では安上がりで済むのが一番ですが、技術面で、メモリー側に訂正機能 が必須な場合と、不要な場合、というのは、どのようにして決定されて設計される ものでしょうか?
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ひとことで言えば、市場の要求です。 おっしゃるように、パリティつきのメモリはそうでないものよりも高価です。 これは、お金が余計にかかってもデータが壊れては困るシステムに使われます。サーバや高級ワークステーションですね。 例を挙げます。 銀行の口座残高の計算は、当然コンピュータ(パソコンよりははるかに高級なサーバを使うでしょうが、やっぱりコンピュータです)で管理されるわけですが、そこで使われるメモリは、データ訂正機能がないと話にならないことはお分かりでしょう。つまりデータが壊れたらこまるシステムにはお金をかけて、パリティつきメモリを使うのです。 ここまでくればあとは簡単です。 一般のパソコンは、パリティなしを使います。これは個人のデータであるのでユーザーの判断でバックアップを取ることができるはず、という意味と、コストが少しでも高いだけで市場で受け入れられず、売れなくなる、という売る側の論理のためです。 そういうパソコンを作るために、パリティなしのメモリだけを扱える(で値段も安い)チップセットが登場してくるのは経済原理から当然ですね。 逆も正しくって、データ保護が必須のサーバを作るために、パリティつきメモリしか使えない(で、比較的高価です)チップセットが登場してくるのもまた当然です。 このあたりのチップセットの性格付けは、インテルがきれいにやっています。AMDはよくわかりませんが。
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速度を重視するならECC無しで決まりですが、ECCの必要性なら、他の方も言われるようによほど壊れると困るデータでもなければ必要ないと考えます。 こういうことを書いておいて、言ってることとやってることが違うので恥ずかしいですが、DellワークステーションでECCメモリを挿しています。 当初、ECC無しメモリを購入したのですが、せっかくマザーボードが対応してるからと、変な気を起こして、返品して買い換えました。 ECCがあるからどうと言うことも実感できません。
お礼
なるほど、冗長でない分だけ処理は早く終わる、というメリットもある訳ですね! これはとても納得いきました。 (むかしのドスブイが出始めの頃なら特にありがたいメリットだったといえそうですね) 私の場合はたまたま初体験マシンがパリティ付きにもかかわらず散々だったために何も有難味がわからなかったのですが、(かえってその後の安物マシンのほうが安定していました^^;)これから新しい機種を選定する上ではやはり大事な要素としてエラー訂正を考えたいと思います!
- ramoke
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しょせん、「あ~あ、フリーズしちゃったよ・・・」で済むレベルなら ECCメモリー等や各パーツの冗長性なんて必要ないですね。 「あ~あ、フリーズしちゃったよ・・・」で済まない事態になるから 可能な限り、不安定要素を排除する必要があり 自動エラー訂正やミラーリング等の冗長性を向上させるパーツ類が 必要となり、そういった構成をする必要があるわけです。 個人だから、企業だからと言う区切りではなく 必要かそうでないかといった部分ではありませんかね?
お礼
私の初体験マシン、PC98の悪夢は、落ちないOSが欲しいと思ってOS/2に載せ替えたんですが、これがさらに派手に落ちまくりで、元のWINDOWS3.1のほうがよほどマシだったなあ、とよく思ったものでした。 せっかくメモリーもパリティチェック付きだったのに… どこかほかの部品が粗悪なままだったみたいですね。 (コンデンサの取り替えは無料でやってもらったのを覚えていますが効果なしでした^^;) どうもありがとうございました!
- ZENO888
- ベストアンサー率49% (8944/18242)
現状、ECC対応のモノは主にサーバー向けのチップセットでの対応になり、一般向けPC用のチップセットでは対応してない場合が殆どです。 ただし、最近下記のような報告も出てきてますけど・・・。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0331/irps04.htm
お礼
早速にどうもありがとうございます! なるほど、チップセットが違うことでエラー訂正メモリー専用になるのですね。 参考URLの記事は、ちょっと別の意味(IBMのシステムだけで発生、という所)で心当たりがありました。 私、IBMのOS/2を使っていたのですが、質問文にのせたNECPC98のパリティつきメモリーのマシンで頻繁にトラップが発生して困り果てた時期がありました。 非常にメモリーが高かった十年以上前なので、苦情を言うと親切にメーカーがその都度交換してくれたのですが完治には至りませんでした。 OS/2ユーザーグループの人々に相談すると、当時32ビットOSが珍しかったので、OS/2はヒートシンクが必要なほどメモリーアクセスが激しいから粗悪なメモリーのチェック代わりになる、という回答をもらいました… でもどうやらこれはIBMのメモリーアクセスに対するシステム設計の基本方針が他社よりも酷使する方針になっている様子ですね。 御提示の記事を見て、妙に納得できました!
お礼
なるほど、エラー訂正つきメモリー搭載なら、本当に安全が保証されていた訳なんですね… 私が買ったパリティ付き専用モデルのPC98は、日常的にバンバン落ちまくって散々泣かされたのでパリティありのメリットを全然享受できずに終わってしまいました^^; この機種(お陰でAPシリーズという名前をハッキリ覚えてます)は最高級で一番高かったくせに色々問題があったのか、次々と無料修理のお知らせが送られてきて何度も不可解な「修理」のお世話になりましたが、最終的に何の改善もなかった苦い思い出です。 どうも私のパソコン初体験が、大黒星のはずれくじだったと解釈してよさそうですね。 大変良くわかりました。 ありがとうございました。