- ベストアンサー
牛革のかばんの手入れって?
牛革のリュックを持っているのですが、使った後にしたほうがよい手入れ、雨に濡れた時の手入れ(又はなるべくなら使用は避けたほうがよいのか?)がわかりません。 たぶん純正の牛革で、中澤かばん製です。(色は黒) かれこれ、13年前に作ったもので、たまにミンクオイルを塗ってます。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
こんにちは。 皮の手入れ大好き人間です。 良いリュックをお持ちなのですね。大事にお使い下さい。 手入れ方法の眼目は、オイルが切れた状態で放置すると堅くなって亀裂が入りますから そうならないように油脂分を補給してやる、というもので難しくはありません。 もし長い間手入れをせずに色が剥げかけていたら同じ色の靴クリームなどを薄く塗って 布切れで余分のクリームをしっかりと落とします。 色が剥げていなかったらすぐ以下の工程に入ります。 使う油は皮用で色なしのものなら何でも構わないと思いますよ。塗りやすいのは 半練り状態のクリームでしょう。 小さい皮製品でしたら人差し指で直接、又は布端などを人差し指にくるんで油を万遍なく 塗りつけます。 大きいものでしたら安い布製の軍手をはめ、手のひらに油を塗りつけてこするのが楽です。 それが済んだら乾いた布切れでしっかり摺り込みます。これで一工程終わりです。 どの程度皮に油分が必要か(上記手入れを何度繰り返すか)は; 長い間放置していた皮、あるいは買ったばかりの皮、また値段の安い(堅い)皮などは 潤いが出て柔らかくなるまで何度も繰り返します。びっくりされるかもしれませんが、 私がそのような皮を手入れする時は状態を見ながら10回以上くらい何日も掛けて繰り返します。 油脂分が切れていたら皮は油脂をどんどん吸い込んで行きます。 手入れは最低年一回位でしょうか。 雨に濡らすと良くないか、ですが、道具と言うものは人間が道具に奉仕するのではなくて 道具の方が人間の必要を満たすためにあるのですから、濡れる場合だってあるはずだ、 と思っています。 濡れた後の手入れは袋物なら中に新聞紙を丸めて詰め、日陰干しします。 その後に上記の手入れをしてやります。 皮は手入れしてやりさえすれば年と共に馴染んで使いやすくなり重厚さも増します。 その意味では新品より値打ちがでます。それが「本物」のよさだと思っています。