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Acrobat内のフォントとPC内のフォント
印刷物データ(aiファイル、epsファイル)を原稿としていただき、それをpdf化してWebブラウザでも閲覧可能にする、という仕事を任せれました。 サーバにアップする際に「1ファイル1MB以内」という規定があり、フォントは「埋め込まない」方向で考えています。 作業は外注に任せることにしたのですが、その外注先から「フォントを埋め込まないので閲覧環境によっては文字化けするかも」と言われています。 現在クライアントから、「どういう状況下だと文字化けが起こるのか」、「具体的にどの文字が化けるのか」、「人名に使用している外字(難しい旧字体など)は化けるのか」などと質問を浴びせかけられており、対処に困っています。 このあたりについて詳しい方いらっしゃいますか? ※過去ログに「微妙に近いQA」は多々発見しています。具体的に「コレだ!」というものが無く、質問させていただきました。よろしくお願いいたします。
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- altosax
- ベストアンサー率56% (473/830)
こんにちわ 私もこの問題では、何年間も悩んでしまいました。 まだ完全理解にはほどとおいレベルですが、ようやくおぼろげに判明したことがありますので、 少しでもお役にたてればと思います。 「フォントの埋め込み」ってひとことで言って済ませてしまう「単語」には、実は3つの種類 があるんですよ。 ひとつは「正真正銘の埋め込み」で、フォントの形状のほかに文字コード情報まで入った完全 な埋め込みですので、これが実施されているとPDF化した後でも文章の編集ができることになり ます。 もうひとつは「アウトライン送信による埋め込み」です。 アウトライン情報はしっかりしてるので、拡大縮小自由自在で綺麗な印刷ができるのですが、 しょせんアウトライン情報だけなので、文字を取り出して編集ができないものです。 もうひとつが、「ビットマップ送信による埋め込み」です。 これは完全に「文書のふりをした絵」ですので、等倍印刷なら綺麗なのですが、拡大縮小する と汚くなるし、文字の取り出し編集もできない「絵」になっています。 後者の二種類もひっくるめて「埋め込み」と呼ばれてしまうケースがあるので、混乱してしま います。(かといって後者二つも、「字形を埋め込んで、実用の用途に耐えるようにしてある のだから文句あるか!」という考えですから、あながち「これは埋め込みでない偽者だ」とは いいきれないところが混乱の原因を作っている様子です) >「高」の難しい字など、普通出せないような字が、MACでもWINでも出ていました。(MAC >では代替フォントを探したのか、太字(違うフォント)になっていたようですが・・・) あら、「はしご高」が両方とも字形が出て、フォントは少し違ったのですね。 ということは文字コードが「完全埋め込み」されたpdfで、コードを両者のパソコンが判断した 結果両方はしご高になった(けれど各インストールされた代用フォントで表示)ということで すね。 http://siisise.net/charset.html 検証をした2台のパソコンのOSとバージョンを確認すればこの理由がわかると思います。 (検証の2台以外の、他のホームページを見に来たお客さんのパソコンだと、口高で表示され てしまう可能性がありそうですので、もっと色々な環境でチェックしてみてください) こういうまちまちになるのを防ぐには「ビットマップ送信」で絵にしてしまったほうが確実 に相手に伝わる、という利点もあります。 >・フォントを埋め込んでいるのにやけに軽いPDF。 >・同じファイルなのに書き出すアプリケーションによって容量が異なる。 これは、同じファイルだけれど、書き出し時の設定が、「アウトライン送信」だったり 「ビットマップ送信」だったり、「正真正銘の埋め込み」だったりで異なるのではないかと 思います。
- azuma_hi
- ベストアンサー率38% (8/21)
使用されているフォントがOpenTypeの場合、字種が拡張されているので 外字フォント無しで高の外字がMacからでも、表示や印刷出来る様に変わって来ています。 使用するアプリがOpenTypeに完全対応かどうかにもよりますが。 軽いPDFの話ですが、Acrobat Distillerを使うとイラレでPDF書き出ししたファイルと比較し フォントを埋め込んでも、1/10以下に成る場合もありますからPDF作成は、 Distillerを使う方が良いかと思います。 私の2件目回答を含め、今ご覧に成っているこのページをイラレで作り直し それをDistillerでフォントを埋め込んでPDFにしたとしても欧文サブセットや 画像の圧縮方式等を上手く設定すれば、100K有るか無いか位だと思いますよ。 フォントを埋め込んでいない場合の置き換えに関しては、 日本語に関しては、システムフォントが優先されるようです。
- azuma_hi
- ベストアンサー率38% (8/21)
フォントを埋め込まない場合、厳密な事を言ってしまうと 元のaiファイル、epsファイルを作成したPC以外の全ての環境で文字化けや テキストのリフローが起こる可能性が有ります。 代表的な例としてデータ制作Mac-pdf閲覧Win(又はその逆)です。 Mac-Mac Win-Winの間でもデータに使用されているフォントと 同じフォントが閲覧側に無いとリフローが起こる可能性があります。 テキストがリフローするとレイアウト自体が崩れます。 具体的にどの文字が化けるか一言で言うと、 漢字では常用漢字以外と思ってください。 氏名の外字は勿論、丸数字やローマ数字、ギリシャ文字、記号、欧文の場合は カンマやアポストロフィー等も文字化けの対象になりますし (株)(有)等の一文字スペースの省略文字などです。 フォントは埋め込んだ方が良いですよ。 埋め込まずにアップするくらいなら見栄えは良く無いですが アウトラインをされた方がまだましかと思いますが。
補足
ご回答ありがとうございます。 なんとなく仰るとおり理解していたつもりなのですが、外注からあがって来たものは化けていなかったんです。 「高」の難しい字など、普通出せないような字が、MACでもWINでも出ていました。(MACでは代替フォントを探したのか、太字(違うフォント)になっていたようですが・・・) ちなみに1MBという制約から、フォント埋め込みはちょっとあり得ない状況です。 「できない」ことは「できない」と言ってしまうのは問題ないのですが、巷に多々ある「なぜか軽いPDF」を説明できなくては納得いただけない状況です。 ・フォントを埋め込んでいるのにやけに軽いPDF。 ・同じファイルなのに書き出すアプリケーションによって容量が異なる。 ・「似ているフォントに置き換わる」と言うが、Acrobat内のフォントとPC内のフォントはどちらが優先選択されるのか? 調べるほど謎だらけです・・・。