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専門家の方(医師)もしくは経験者の方にお尋ね致します

腹部膨満感+胃食道逆流・呑酸を主症状とする機能性胃腸症(診断名)で医師からオメプラール20mg1回/日を処方されているのですが、どうも効果がいまいちなので、低用量のH2ブロッカーを足すよう指示(但し、同時服用ではない)されました。プロトンポンプ阻害薬とH2ブロッカーを併用することってあるのでしょうか?私はどちらかだと思っていたもので・・・また併用した場合、重篤な副作用が出ることはないでしょうか?ご回答の程、宜しくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • dadachan
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回答No.4

NABの話をされるということは、Kewpie-chanさんはご自分でも色々と調べられているようですね。 たしかにPPIの効果がない(PPI耐性の)逆流性食道炎は存在し、今はそれが大きな問題になっています。そのため、H2ブロッカーとの併用を行う場合もあります(Kewpie-chanさんの言われるように、H2の方が効果があると言われていますし)。 耐性の原因としてNABが考えられ、そのために長時間作用のクスリの開発、既存薬の剤形を変えて徐々に吸収されるようにするような工夫などがなされているのが現状です。 かなり長期的に服用されるのではないのであれば、マーロックスとアルサルミンの併用もいいかとは思いますが、やはり胃酸を押さえるのにはPPIを使用されるに越した事はありません。 ちなみに、現存するPPIは、『切れがよい』といううたい文句で開発されてきたので(やはり完全に止めてしまうのは副作用などの心配があったためだと思うのですが)、NAB対策に寝る前に飲む、などの工夫もされていますよ。 私はマーロックス、あるいはセルベックスとPPIの併用がオススメだと思いますね。そして、PPIを1日2回、あるいは夜にH2を飲むなど、先生に聞いてみてはいかがでしょうか? 飲み方によっては改善すると思いますし、酸に関しては出口を止めるPPIの方が有効であり、でもNABに関しては入り口を止めるH2ブロッカーの方が有効であり、さらに粘膜保護剤、粘膜増強剤で粘膜自体も修復してあげる、というのが理想ですから。 そうやって自分の病気ときちんと向かい合い、そして調べるという姿勢は非常にいい事だと思います。 その上で、専門家である医師に思った事をぶつける事が大切だと思います。拍手!ですよ!

Kewpie-chan
質問者

お礼

dadachan様、専門家ならではの迅速かつ適切なご回答を再度頂き、本当に有り難うございました!GERDの治療にはまだまだ問題が残っており、研究途上の段階なのですね。逆に言えば、まだまだ希望があるということで患者としては気分的に救われますが・・・それからマーロックスとアルサルミンの長期服用はやはりまずいのですね。「(PPIと)H2ブロッカーとの併用を行う場合もあります」と記されておられますが、今日、主治医に伺ったところでは両方の継続処方は保険上問題がありそうな口振りでいらっしゃいました。つい先日オメプラールを頂いて帰ったばかりだったからかもしれませんし、大病院ではないからかもしれません。次回伺った際、もう一度突っ込んでお聞きしてみるつもりでおりますが・・・ためしにセルベックスとマーロックスは頂くことが出来ましたので、お勧めのアドバイスに従い、自分なりに色々工夫して一番良い方法を模索してみようと思っております。2度にわたり、お手数をおかけして誠に申し訳ありませんでした。改めて心から感謝申し上げます。この機会をご縁にまた何かありましたらその際は宜しくお願い申し上げます。

その他の回答 (3)

回答No.3

No.1です。 Kewpie-chan様は、良く調査されて居られますね。こちらも、もう少し詳しく調べて回答すれば良かったと反省しております。 http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/199181.htm​の元の論文は http://www.medscape.com/viewarticle/407933で有ろうと思います。 ここで、調査の対象になっているPPIは、Kewpie-chan様が服用中のオメプラールです。 これは最初に開発されたPPIで、常用量(普通に服用する量20mg/日)では効果が弱い方があることがいわれています。(理由はいくつか有るようですが、この薬を早く代謝・分解される方が居られること、内因性のヒスタミンを刺激すること等) 因みに、この論文の服用量は40mg/日です。 オメプラールは理論的にはH2ブロッカーより良く効くはずなのですが、なぜか切れ味が今ひとつとの評価がありました。 (日本では、この論文にある薬は各々の薬効の薬としてNo.1では、なくなっています。) dadachan様が書かれているように、他のPPIをお勧めします。 もちろん、H2ブロッカーを併用されるのも否定はしません。 本題と外れますが、PPIは有効血中濃度が24時間続くわけではありません。最初に有効濃度まで上昇し、プロトンポンプを阻害するとその効果が24時間以上続くのです。代謝が早い方は、その最初の阻害がうまくいかないと思われます。 長文になり申し訳有りません。

参考URL:
http://www.medscape.com/viewarticle/407933
Kewpie-chan
質問者

お礼

Yamatogirl様、再度ご丁寧なアドバイス本当に有り難うございました!改めて論文を調べて下さり頭が下がる思いが致しました。反省なんて・・・迅速にお答え下さったことに心から感謝しておりますので、どうかそんなにご謙遜なさらないで下さい!PPIの効き方には個人差があり、オメプラールはH2ブロッカーより良く効くはずなのに、なぜか切れ味が今ひとつということなんですね。論文中の服用量は40mg/日だそうですが、我が国の保険適用量ではありませんし・・・とりあえず次回の診察からPPIは変更して頂くつもりです。また、他のPPIの切れ味もどうもいまいちに感じるということは、お調べ下さったように、私はPPIの代謝が早くその最初の阻害がうまくいかないタイプだからかもしれませんね。とても参考になるお話をどうも有り難うございました。ちなみに、今日、主治医に話を伺ってみたのですが、今日の時点では、現在、継続処方されているオメプラールに手持ちのH2ブロッカーを足すぶんには良いが、PPIに上乗せして新規にH2ブロッカーの継続処方を開始することは出来ないと言われました。ご想像どおり、保険で査定の対象となる可能性が否めないのかもしれません・・・次回、もう一度確認してみるつもりですが。ためしにセルベックスとマーロックスは処方して頂くことが出来ましたので、dadachan様のアドバイスに従い、自分なりに色々工夫して一番良い方法を模索してみようと思っております。この機会をご縁にまた何かありましたらその際は宜しくお願い申し上げます。尚、あなた様のアドバイスとdadachan様のご回答には甲乙付け難いものがあり、評価付けをすることが大変心苦しいのが正直なところなのですが、dadachan様の方からは専門家の立場から、より具体的なご指導を頂けた点を評価して、あなた様のアドバイスを次点とさせて頂くことをお許し下さいませ。改めてこの度はどうも有り難うございました。

  • dadachan
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回答No.2

H2ブロッカーやPPIの場合、最も心配されるのがリバウンドです。 ずっと止めていたものを急に開放すると、一気に大量に胃酸が出る、ということですね。 特にPPIの場合は効き目が強いので、患者さんが勝手に『痛みがなくなった』といってやめてしまうケースが多く見られ、再発、というケースが多いんですよねぇ・・・ 併用による副作用は心配しなくていいと思います。 また、作用の長い薬の開発も進んでいるという話です。 逆流を止める薬の開発も進んでいるという話です。 とりあえず今はお医者さんの言われたように服用を続けてください。 出来る事は、PPIの種類を変えてもらう、ということでしょうか。 オメプラ以外にいくつかPPIはあり、やはり体との相性がありますから。

Kewpie-chan
質問者

補足

早速、ご回答頂き感謝致します。懸念される点と有望なお話をどうも有り難うございました!作用の長い薬の開発や逆流を止める薬の開発も進んでいるというお話で希望が持てました。H2ブロッカー、PPI単剤でさえリバウンドが怖いわけですから、併用による他の副作用は心配しなくてよくても、リバウンドの懸念は2倍に増加するわけですよね・・・自分の身体のことですから、やはり併用に踏み切ることには強い抵抗感を感じざるを得ないというのが正直な気持ちです・・・どうやら主治医は大変PPIがお好きなようで、H2ブロッカー処方以前に、実は、これまでPPIの種類を何度か変えて処方して下さってきたのですが、どの薬の効果も五十歩百歩で、どうも私の身体には合っていないような気がしています(殆どの方には奏効するのかもしれませんが・・・)。むしろ私の身体にはPPIより若干弱いH2ブロッカーのみの方が合っているような気もするのですが、それでさえお話を読んで連用することには改めて抵抗感が強まりました。当分の間は主治医の指示に従うとしても、気になる主症状は腹部膨満感と呑酸だけであり、痛みや吐き気といった強い症状を伴わないので、かつて私が他院(でも、今は其処は通院不可能なんです)で処方されていて当時、身体に合うと感じていたマーロックス+アルサルミン(殊にアルサルミンは副作用も便秘程度の報告しかなく、日本の製品にしてはめずらしく海外評価が高いですよね)でも(制酸効果は上述の薬より格段に落ちるので、今の呑酸状態がどの程度抑えられるか疑問ではありますけれども)結構いけるような気もしています。ただ、今の主治医は、アルミニウム含有の制酸剤にはどうも抵抗があるようなんです。ただ、私自身もマーロックス+アルサルミンの組み合わせの連用は、今、改めて考え直してみますと、アルミニウムの摂取量が過量となりアルミニウム中毒につながりはしないかと懸念しているのですが、実際のところはどうなんでしょうか?この組み合わせなら、リバウンドの懸念も少ないのではないかと推測するのですが、どう思われますか?質問が別件となってしまい誠に申し訳ないのですが、せっかく専門家の方がお答え下さったので、是非お考えをお聞かせ願いたいと存じます。誠にお手数ですが、出来ましたら再度ご回答の程、宜しくお願い致します。

回答No.1

医師ではありませんが,理論的にH2ブロッカーとプロトンポンプ阻害薬(PPI)の併用は,質問者様がお考えの通り無意味と考えますので投稿します。 http://www.geocities.jp/j_diario/drug/H2blocker_PPI.htm の絵をクリックして下さい。どこに二つの薬剤が作用するか書いてあります。 H2ブロッカーは低用量で,同時服用で無いとしてもです。保険で査定の対象となる可能性も有ります. 但し,理由は解りませんが,医師の中では併用される方も完全に0ではないと聞きます。 それぞれの薬剤に副作用はありますが,併用することによる相互作用は無いようです。(併用の症例は多くないはずですから,気がついたことが有れば医師に伝えましょう!) では,お大事に。

参考URL:
http://www.geocities.jp/j_diario/drug/H2blocker_PPI.htm
Kewpie-chan
質問者

お礼

早速のアドバイスに感謝致します。Yamatogirlさんは、私と同じお考えのようですが、H2ブロッカーは、「医師の中では併用される方も完全に0ではない」とお聞きになっていらっしゃることを教えて下さったので、理由を調べてみたくなりました。PPIは現在のところ、最も長時間作用性で強力な胃酸抑制分泌剤とされているのが一般的常識となっておりますし、教えて頂いたHPにも「臨床での治療効果(消化性潰瘍):PPIの方がH2‐blockerより優れている」とありますが、私自身はそれほどの効果を感じておりませんし、事実、ネットで調べてみますと、私と同じく奏効してくれなくて苦労しておられるPPI治療抵抗性の方が結構おられるようなんです。生きた人間の体内のことですから、困ったことになかなか理論どおりに奏効してくれないこともあるんですね(>_<)。なかなかアドバイスがアップされないので、更に自分でもネットで調べているうちに興味深いHPにぶつかりました。NAB(Nocturnal Gastric Acid Breakthrough)-PPI服用中にもかかわらず、夜間に胃内pHが上昇せず、胃内が酸性のままである例があるというのです。「PPIは、夜間胃酸分泌抑制作用が弱いことが明らかにされていますが、夜間の胃酸分泌は、ヒスタミンによる刺激が優位であることが分かっています。そこで、PPIに加えて就寝前にH2受容体拮抗薬を併用するとNABの発現を抑制できるとされています」とあったので(この場合は同時併用になってしまいますが)、保険で査定の対象となる可能性の問題はさておき、この理由故に医師の中で併用される方も完全に0ではないのかなと推測しました。 http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/199181.htm ただ、両方とも強い薬なので、併用すること自体、正直なところ、抵抗感が否めないのですが・・・医師の方のご意見も待たせて頂きたいと思います。 改めて参考になるアドバイスをどうも有り難うございました。

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