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院外薬局について
院外薬局(正式名称ではないと思います。薬だけ べつの建物でうけとる仕組みのものです)にする 病院がふえていると思います。 病院の説明では、専門のスタッフでより薬に対する ケアをするため等ありますが、ひねくれものの私は 病院がそこまでするのには訳があるのではないかと 思ってしまいます。 別の建物を建てて、人件費等余計なコストをかけてまで 行うからにはそれなりの「旨み」が病院側にあるのでは ないでしょうか?
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>門前とかかりつけ薬局の違いではなく、院内と院外の違いです。 あぁ、そこですか。 最初の質問からは、病院の隣に薬局を作って何のメリットがあるんだ?という風に解釈したんですが。 これは単純です。 技術料の単価が違うんですよ。 薬価(売価)は全国統一、つまり、安く買い叩いてそれなりに利益は出せるがすずめの涙ほど。これは院内でも院外でも同じ。 それ以外に調剤行為に対してフィーがあります。 まあ、車屋でいえば工賃でしょうか。 院内では基本的に調剤料くらいしか取れません。 一方院外は、調剤基本料(院内より高い!)+薬の種類や数、軟膏混ぜたり、一包化したりの加算、指導管理量(飲み方の説明や薬暦の管理)等いろいろ…。 この辺りの詳細は「調剤報酬」で検索してみてください。 要は、同じ薬剤師免許をもつ人間が同じ行為をしても報酬が違うんですよ。(薬暦管理など院外ほどキメ細かく管理できてはいないですけど…)。しかし伝えなきゃいけない情報は同じですし、当然処方箋のチェックも厳重に行いますし、納得しがたい部分ではありますが。 病院薬剤師の調剤行為はほぼタダ働きに近いとお考え下さい。ま、外来の調剤から開放されて病棟での業務に集中出来るのでいいんですが。院内は入院患者、院外は外来患者と棲み分けが出来てきたという事でしょう。 一応、参考までに 院内では調剤技術基本料80円+内服薬なら調剤料90円(何日分でも!)+薬剤情報提供料100円。計270円ね。 院外だと調剤基本料420円+内服薬500円(7日分以内)~770円(22日分以上)+薬剤情報提供料150円+薬剤服用歴管理料220円。計1290円。 「旨み」があるというなら病院でなく薬局でしょ。しかし薬局にしたって命にかかわるものを提供するんだから不当に高いとも思えないし、院内なんかは不当に安すぎです。薬を提供するのとうどん1杯が同じなのか!? すいません最後のは愚痴です。
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@薬剤師です 質問者様は勘違いされておられます。 院外薬局は病院と言うか医療機関が出している物では在りません。 厳しい制限が設けてあり、薬局側の経営陣に医療機関側の関係者、親族が入っていれば開設(薬局を開業する事をこう呼びます)許可すら下りません。 じゃ何故に?と思われるのでしょうが、先進国で日本と韓国位が医薬分業ではない位で、ほぼ世界的には医薬分業です。(医師が診察して、薬物治療が必要なら処方せんを出す、患者はその処方せんを保険調剤が出来る薬局へ行き、調剤を受ける制度です) 歴史的にはエジプト文明位から存在しており、ヨーロッパの古い都市に行けば町の中心部に大きな広場があり、その広場の周りには生活するうえで必要な物(役所、警察、郵便局、薬局)が必ず配置されていて、勿論ドクターもいます。その名残があり、国で薬局数を制限と言うか数を決めている所もあります。 何故日本ではと思われると思いますが、日本は元々「くすし」から医師が発生しており(薬のさじ加減とか言う言葉が時代劇等見ているとでてくるでしょうあれです)、分けて考えにくかったんでしょう! 第2次世界大戦が終わり、日本は戦勝国に統治される事になりますが、この時マッカーサー元帥のブレーンとして入って来た担当将校が日本はどうして医師が薬を出しているのかとびっくりして制度を変えなさいと言ったらしいけど、急にそんなこと言ったって、薬剤師の数が足りるわけないし、その当時の薬剤師教育は創薬(薬を作る)の勉強が中心で化学が中心の教育でした。 長く成りましたが歴史的・世界的な背景があり、国内医療費の軽減策へ寄与できると考え厚生労働省が分業へ向かったわけです。 決して医療機関が儲けを求めて薬局を開設している訳では在りません。 異論がある方もおられるかもしれませんが、私が先輩達から聞いて来た 状況説明です。
お礼
回答ありがとうございます。 >院外薬局は病院と言うか医療機関が出している物では在りません。 つまり、病院側とは無関係というわけでしょうか? はっきりいって、薬代が病院に与える利益は相当 あると思います。 その薬代を他の機関に無関係に受け渡すなど到底 考えられません。 >国内医療費の軽減策へ寄与できると考え厚生労働省が分業へ向かったわけです つまり、国からの是正指示がでたわけですね? 想像で話しますが、その指示が強制であれば間違いなく 反発はまのがれませんが、私のいう「旨み」を与える ことによって増えてきたのではないかと思っています。 大変悲しい考え方ですが、最近頻繁に見られるようになった 院外薬局が、医療機関の発展、厚生のためだけに すすんで行われているとは感じられません。
最近は医薬分業と言って病院には病院の役割を薬剤師には薬剤師の専門的医療を提供すると言う事で薬局と病院が別の所が増えて来ましたね。 質問者様が言われている病院の利益では?と言う事ですがほとんどの場合、病院と薬局は別の経営者と言う事が多いです。もちろん同じ所もあると思います。 ですので病院指定の薬局に行く必要はありません。 好きな保険薬局に行けば良いです。 薬局から病院へまたその反対へのリベートみたいなのは無いですよ。
お礼
回答ありがとうございます。 もちろん処方箋を別の薬局に持って行っても いいでしょうが、わざわざそんな面倒なことを する人はいないと思います。 ほとんどの薬局はその病院の薬を渡すだけの システムになっていると思います。 場所もすぐ隣にありますし。。。 申し訳程度にマスクや湿布などおいてありますが、 一般の人をターゲットにしているとは到底思えません。
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お礼
ありがとうございます。判りやすいです。 理解できました。技術代でまかなっていたのですね。 他の方のお礼には書きましたが、ご指摘の通り 「旨み」は薬局側にあるのかなと思っていました。 飴(薬局)とムチ(病院)ですね。 それにより、急速に院外が増えてきたのですね。 となると患者側とすれば、「院外になったら、薬代 高くなったわよねぇ」といったところですよね? (あまり実感がないのでスイマセン) 今までの認識では、同じお金を払って受けとる薬を 院外とわざわざしている意味があるのかということ でしたので、誤解が生じやすかったのかと思います。 まあ、回答者様も予想される反応かと思いますが、 患者側は手間とお金が増えたわけですね。 (本来のあり方からすれば、それが当然という見解 なのかもしれませんが、下から始まっているので そう感じてしまうことは仕方のないことかと思います。)