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漢方薬とステロイド
sentatoku01の回答
■ステロイドを長期間使用すると表皮層が薄くなりますのでそれを「外皮がなくなった」と思われたのでしょう。 ■さて漢方薬ですが、お書きになった成分の中にはステロイドは含まれていません。皮膚炎などの炎症にはステロイドの作用のうち「抗炎症作用」を期待して用いたわけです。漢方薬にもその「抗炎症作用」を持つ成分が含まれているものがあります。化学構造は明記されていませんがステロイドに類似した作用を持つ成分もあります。それらを含めて「ステロイド類似の成分が無い」ことを証明するのは医学的発見に匹敵しますのでこれは無理というものです。 ■その漢方薬が「混ぜ物」であれば論外なのですが、お書きになった成分だけ、あるいはいわゆるメーカー品の漢方薬であればまずステロイドの混入はありません。 ■けれども、漢方薬というとどうも「現代科学では解明できない作用」というのを期待して中国製品に手を出す方々が多いわけですが、少なくとも日本に輸入されている中国製の漢方薬は精製が不十分だったり成分にばらつきがあったりでやはり信用できません。正規に処方されたものを服用することがよいでしょう。 ■お書きになった成分は一般的なものですので、きちんとした医療機関から処方されたものであればステロイドが加えられていることはありません。けれども、自称「漢方を知っている」薬局が勝手に処方したものだと、早い効果を出すために抗生物質やステロイドを混ぜることが実際にあるようですので、これは信用できませんし薬事法に抵触するものがあります。 ■お書きになった成分はツムラやカネボウなどのメーカー品の組み合わせでも可能な調合に見えますのでそれらを医者から処方してもらうのもひとつの方法です。 ■薬の成分検査は大変高額な費用と手間がかかります。一口にステロイドと言っても何十種類もありますので、一つのステロイドが陰性でも確証にはなりません。現在の漢方薬にステロイドが入っているかどうかを確かめるのではなく、現在の処方内容を「ステロイドの入っていない製品」で再現して服用するほうが現実的と考えます。
お礼
sentatoku01さま 回答ありがとうございます。 『成分は一般的なものですので、きちんとした医療機関から処方されたものであればステロイドが加えられていることはありません。』 開業医の処方です。 回答者の方々の説明から、医療機関を信用して加療を続けます。 『薬の成分検査は大変高額な費用と手間がかかります。』とのことですので、個人的に検査機関を利用するのは諦めます。 別の回答者の方が回答してくださったように、『疑い出せばきりがない』ことも確かですから。 いい判断材料を提供していただき、ありがとうございます。