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メーカーの商品開発の担当者氏って・・・
どうも、皆様方。 z56は、DIMEや日経トレンディなどのデジ物や家電などの編集者のレビュー記事を読む度に疑問を感じます。 よく、記事の末尾に”~の機能を追加して欲しかった”や”~が省略されてるのは残念だ”などの使用しましてのレビュー記事があります。 メーカーの商品開発に携わります方って、一般的にこういった記事を参考にしないんでしょうかな。 デジ物では、前モデルの後継機種といってる割にスペックダウンしてますのが多々あります。コスト削減の せいなのか、仕方ないんでしょうか?
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>シリーズでのラインナップでの”差別化”ってので相反する機能をオールインワンじゃなく個別に商品化すべきなのでは? 例え要望があろうと、商品コンセプトに合わない機能もありますね。 それに大手メーカーの製品ともなれば、ありとあらゆる要望が来ます。 ある人は機能Aと機能Cを望み、ある人は機能Bと機能Cを望む事もあるのですから、全ての組合わせを商品化することなど不可能です。全部を特注でというのなら可能ですが、PCのように部品を足せばいいという世界ではありませんから恐ろしく高いものばかりになるでしょう。カローラをゼロから作ったら1億かかる、という話は大げさな例え話ではありません。 >大量生産じゃなく少品種少量生産で小回りを利かせる生産体制にトレンドが移ってるってなのを仄聞してます。 それは全て内製している所の話です。組立メーカーの都合を部品メーカーに押し付けていたら部品メーカーはつぶれてしまいますよ。 何度も書くように「どの方法がベスト」というような単純なものではないのです。どこにトレンドがあろうとそれが正解かどうかは判りませんし、それが続くかどうかも判りません。ある企業はこういう方向性、別の企業は別の方向性、であり、企業の中でもある製品群はこういう方向性、別の製品群は別の方向性、なのです。そしてそれぞれが本当に正解なのかどうかを追及し続け、終わりはありません。それが製品開発ですね。 >しかしその評価や記事を参考に購入に踏み切るってのが大多数なのでは? その評価を信じるかどうかと、そういうつもりで作ったかどうかは別です。製品開発は実際に発売される少なくとも半年、長いものでは数年前に始まっていますから、今のトレンドを外しているものも出てきますし、先取りしているものも出てきますね。まあ、バクチみたいな部分もあります。 >これも最大公約数の範疇で”失敗を減らす”ってのに織り込み済みなんでしょうかな。 リコールとは無関係な話だと思いますが。失敗というのは「売れない、評価が低い」といった意味の失敗です。製造上のミスや設計上のミスという意味ではありません。 物を作って売る以上、利益をもたらさない、つまり売れない物は失敗作です。では売れたら成功作かというとそうとは言い切れません。売れたか売れないかは、物としての完成度とは本質的に関係ないからです。出るタイミング、宣伝戦略、果てはCMのタレントなど、品質とも価格とも関係のない所で成功と失敗が分かれるものもたくさんあります。 私の回答はこれで終わりにします。何が正しいというのはない、ということは、私の考えが正しいとも言い切れない、という事でもありますし。 ただとにかく、製品開発は1つの理屈でくくれるような一本道ではないとご理解下さい。
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>”売れる(ヒットする)物が、いい物だ”って結論になるんでしょうか? いいえ、売れるか売れないかと、良いか悪いかは別の次元の話です。が密接に関係しているように見えます。だから見えそうで見えない壁なのです。どちらがどうだという決りがあるのなら話は楽ですが、実際にはそうではありません。そもそも「良いもの」に基準がありません。中途半端な曖昧さがなぜかユーザーの支持を得る場合もあります。マーケティングというのはあくまで現状調査とそれに基づく予測であって、消費者の動向を100%導いてくれる方程式はありません。動向というのは常に理由もなく変わる事があるからです。ですから、逆にたいして期待していなかった製品が結構売れる事もあります。 「いいもの」の基準がないのですから、ユーザーの要望を全部取り入れたからといって「いいもの」になるかどうかは判りません。というより相反する要望が存在するのが普通ですから、全部取り入れる事はほとんど無理です。機能を増やせば機能が増えて操作が煩雑になったとか動作が重くなった等と言われ、操作を簡単にすると使い込みたいヘビーユーザーには物足りない、などと書かれます。ましてレビュー担当者のレベルがメーカーが想定しているユーザーのレベルと異なるとどうしようもありません。レビューを読んで「これ買う人はそんなことしないんだよ」とグチってる担当者もいますね。 技術、コスト、ライバル、生産等々、結局、商品は開発、販売、製造の3者の綱引きと妥協によるバランスの産物です。 >自社の財務にどれだけ余裕や体力があるかに新製品の開発ってのは掛かってくるんですね。 いえ、そう単純なものでもありません。 体力がなくても優秀なアイデアを工夫と執念で商品化する無名メーカーがたくさんあります。デジ物イコール最先端、ではないのですから。大手は失敗を減らそうと最大公約数的製品を作りたがる傾向になり、そこにできたスキマに中小がおもしろいアイデアを盛り込んだ商品をぶつけてくる。そういう業界だからおもしろいのだと思いますし、次々と大手に挑戦しようとする起業家が出てくるのです。それがないと進歩が止まってしまうと思います。
補足
>相反する要望が存在するのが普通ですから、全部取り入れる事はほとんど無理です と、上記でありますが、だからシリーズでのラインナップでの”差別化”ってので相反する機能をオールインワンじゃなく個別に商品化すべきなのでは? z56が理解してます”差別化”って上記の意味合いなんですが、メーカーの方からしますと定義違いでしょうか? それに、大量生産じゃなく少品種少量生産で小回りを利かせる生産体制にトレンドが移ってるってなのを仄聞してます。それですと、生産も可能なんじゃないでしょうか? >レビューを読んで「これ買う人はそんなことしないんだよ」とグチってる担当者もいますね。 う~ん、しかしその評価や記事を参考に購入に踏み切るってのが大多数なのでは?DIMEやトレンディに限りませんで特選街、雑誌の”AVレビュー”などで参考記事を読み”こんな事も可能なのか!”ってな発見もアリかと思量します。 z56は、AVレビューの記事でTVやAVアンプ、DVDレコをチョイスしてます。スピーカーのセッティング例もありますし。 因みに、グチってます方って技術でしょうか?デザインでしょうか? >大手は失敗を減らそうと最大公約数的製品を作りたがる傾向 解ります、が最近は車にしろ石油ファンヒーター、洗濯機にしろリコールが多いですよね。これも最大公約数の範疇で”失敗を減らす”ってのに織り込み済みなんでしょうかな。 >それがないと進歩が止まってしまうと思います。 そうですね。進歩は大事です。
>ん十万の商品でも使用をして満足な機能付きでしたら即買いです。 そういう製品でもコストダウンの努力の結果が数十万なのですよ。良い部品や材料開発に金を惜しまない一方で、無駄をそのままにする事は技術者として許せない部分です。 そしてあなたの様な高くても購入してくれる顧客への販売数が増える事で、高価格帯の製品に対するさらなるコストダウン努力が続きます。ソニーのクオリアは開発者のポテンシャルやモチベーションをいかに高い次元で維持しておくかという目的から生まれてものだと思いますが、その撤退は、「いいものを作る」と「売れるものを作る」との間にある、見えそうで見えない、薄くて厚い壁のようなものがあるという証拠でしょう。使ってくれる人のいないものを「いいもの」と呼んでいいのか、という事なのでしょうね。 また商品開発に「絶対」はありません。どれだけ自信があっても売れない物がたくさんあるのです。ソニーも松下もトヨタもホンダも売れない失敗作をたくさん持っています。 自社だけが突出した機能や性能というのも長くは続きませんし、もし望む機能と性能を持つ製品が複数あったら、安い方を買うのが普通の感覚ですよ。
補足
>「いいものを作る」と「売れるものを作る」 ↑の話ですと、”売れる(ヒットする)物が、いい物だ”って結論になるんでしょうか? >どれだけ自信があっても売れない物がたくさんあるのです なるほど、するとメーカーの自社製品に対する”自信”ってのと購入者の要望とは必ずしも合致しないってことなんですか?とするとマーケティングてのは 何なんでしょう。 技術開発=ヒット製品ってわけにはいかないんですね。 >ソニーも松下もトヨタもホンダも売れない失敗作をたくさん持っています。 こうなってきますと、自社の財務にどれだけ余裕や体力があるかに新製品の開発ってのは掛かってくるんですね。 次世代DVDの規格が、1本化されず並立してるのも、平仄が合いますね。
電話機の開発には携わった事はありません。また、残念ながら公開していい事例はありません。当然ですが守秘義務契約を結びますし。 私が書いた差別化というのは同社内の製品ラインナップの中での差別化です。 ただ、例えば電話機やFAXなどはライバル機種の価格を無視できません。それらの製品の製造原価から考えると、価格競争力を維持する為には大幅なコストアップ要因など論外で、小さいコストアップ要因の積み重ねが価格に大きく跳ね返りますから、5円、10円でも削れるものは削るでしょう。 また、液晶を強化すれば連続使用時間に影響し、それを防ぐ為には電池を強化し、電池を強化すると重さと充電器のサイズが、とか、漢字表示のために液晶を大きくするとボタン配置やサイズが、などなど関連して影響を受ける項目がいくらでもありますから、そう簡単ではないでしょうね。また電話の子機の場合、1個付属、2個付属などと色々で、なおかつ次機種が出た後もオプションとして残しておく必要があるので、親機と違って在庫リスクもあると思います。
補足
ども、こんにちは。 >当然ですが守秘義務契約を結びますし 至極、当然ですね。聞いた僕がアホでした。 >価格競争力を維持する為には大幅なコストアップ要因など論外 ↑がイマイチ理解できないんですよ。 昨今、欲しい商品やサービスには思い切って消費をする風潮がありますね。z56もそうなんですが、ん十万の商品でも使用をして満足な機能付きでしたら即買いです。そういった消費者は少数なんですかね。 やっぱし、安い方がいいんでしょうか? 残念な事にリストラの一環でソニーのクオリアブランドって縮小の決定なんだそうです。 製造業ですと在庫リスクってのがあるのを見逃してました。
製品開発に携わっている者ですが、開発者はそういったレビューは他社製品のものを含めて読んでおかないといけない、と思います。開発者の中には作るだけで使わない連中もたくさんいますし。 ただその手のレビュー記事にある要望というのは、開発側は当然判っているけど採用しなかった、採用できなかったというものも多いですね。 理由としては、発売時期やコストやサイズ、製品ラインナップ上の制約(上位モデルとの差別化)や販売サイドからの要望など色々です。 私がその手の記事で物足りないのは「~の機能を追加して欲しかったのに」という質問をメーカーにぶつけてその回答も一緒に書けばいいのに、という点ですね。
補足
初めまして、こんにちは。 しょもないトリビアの質問にお付き合いして頂きましてありがとうございます。 差別化ですか、う~んデジ物はPCと同じで外観はメーカーで独自の筐体を取ってっても、中身は同じってのはわかります。でも、ハードはともかく中身のソフトでありますUIなども新製品が出る度に変更になってたりしてます。(ま、だから特定メーカーの愛好者である~信者ってのが存在するのが解ります) 一例を挙げますと、電話やFAX電話機です。 携帯の液晶画面はQVGAといった高精細な画やフォント なのに、FAX電話や一般の電話機の表示ウィンドウって、どうしてカタカナ表示だったり、カクカクしたフォントだったりするんでしょうかな。 シャープやキャノンの一部のFAX電話機は漢字対応だったり画面も大きいです。 が、子機は、違いますよね。子機や親機で漢字表示にするのって大幅なコストアップの要因になりえるんでしょうかな。 >開発側は当然判っているけど採用しなかった、採用で>きなかったというものも多いですね。 因みに、参考までTAKMAC様が仄聞してます具体例でネットで公けにしていい事例ってありますか?デジ物関連でです。 デジ物でのレビューですと、他にITmediaを参考にしてます。
- NannoFlower
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ちょっとメーカーにいたこともあり、メーカーにいる友人もいますが、 一応雑誌などの記事は見るようですが、評論家の意見が必ずしも正しいとは限りません。 ジャンルは違いますが、バイクや車だと記事に書かれたことが間違っている場合もあります。 編集者は雑誌を作るプロであり、物作りのプロではないですから。 記事を書くような人はそれなりに詳しいので多機能高性能を求めるんでしょうが、一般ユーザーはそこまで多くの機能を望みません。 むしろ使いこなせない場合の方が多いでしょう。 私は自分の携帯の機能の半分以上は使ったことがありません。 かといってシンプルなモデルは発売されていません。 一般機は余分な機能を廃しシンプルで使いやすく、 ハイエンドモデルは多機能にすればいいんじゃないでしょうか。
補足
初めまして、こんにちは。 しょもないトリビアの質問にお付き合いして頂きましてありがとうございます。 >私は自分の携帯の機能の半分以上は使ったことがありません。 はい、全くその通りです。 z56も、携帯のキャリアはauなんですが、1xで充分間に合ってます。 最近、やっとこさTVも地デジでデジタルデビューしました。携帯もそうですが、録画機器も最低限、これだけは欲しいってスペックがありますよね。 が、最新の機種で以前に重宝してました機能が省略されたり、メーカー独自のUIになってたりして、不便ですよね。 その辺については、どうでしょうかな。
お礼
ありがとうございました。