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バランス型出力回路
アンプについての質問です。 スピーカーを自作して、マトリックス接続にしようと 思っているのですが、「バランス型出力回路のアンプには接続しないこと」 と説明があり、いったいそれはどのような回路でどういうアンプがその方式なのか、さっぱりわかりません。 また、他の回路(方式)にはどのようなものがあるのですか。 よろしくお願いします。
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まず、バランス型出力ですが、 普通の信号線は、信号とアースの2本ですね。 ところが、バランス型では信号+と信号-の2本になります。 マイクやスピーカーのようにアースに接続されない機器では バランスの方が自然に動くので、こういう構成があります。 プロ用の音響機器の信号線は全部バランスです。 また、カーステレオの場合もバランス出力ですが、 これは、低い電源電圧で大きな出力を取り出す為です. 4倍の出力を取ることができます。 さて、どのアンプがバランスかですが、 サンスイのほぼ全製品とカーステレオの全製品が該当します。 他はカタログを見てください。 バランス(平衡)出力って断っていればバランスです(笑) ちなみにバランスで無い場合はアンバランス(不平衡)といいます。 オーディオ雑誌に載っている自作アンプの回路は ほとんどがアンバランス出力です。 マイナス側を作る為の回路があり、スピーカー端子が アースに接続されていなければバランス、 無くて、スピーカー端子が回路とアースに接続されていれば アンバランスです。
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- ir-led
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こんにちは。 普通のアンプの出力回路は・・・ 1.グランド(出力端子の黒い方)を基準にして,ホット側(出力端子の赤い方)から+や-方向の電圧を出します。 2.大抵の2chステレオアンプなら,両chのグランドが内部で接続されています。 3.出力インピーダンスが低いので,外乱(ここでは2ch間で電流を出したり吸い込んだり)にびくともせず,自分のchの電圧をホット側から 出そうとします。 なのですが,マトリックス接続は,この3つの特性が全部揃って初めて可能な接続方法なのです。 何故,バランス型出力回路でマトリックス接続出来ないかと言うと,「1」を満足しないためです。 出力回路自体や出力回路用電源にグランドが無いので,当然出力のホット側も,電気的に浮いてフラフラした状態になっています。 (もちろん入力部や電圧増幅するところには,グランドがありますよ。) このフラフラしたホット側同士をマトリックス接続をしても,正常に差分信号が取り出せないことがお分かり頂けますでしょうか? バランス型出力回路を採用したアンプですが,有名どころ(と言うより他に浮かばない(汗))でサンスイの「07シリーズ」があります。 型名に「607」「707」「907」が付いたモデルです。