- ベストアンサー
RV車に時々ついているカンバルーバンパーについて
RV車についているカンバルーバンパー(フロントガードバー)って違法じゃないんでしょうか? あれはメーカーオプションなんですか?それとも、カー用品のお店で売っているものなのでしょうか? カンガルーがばんばん出るオーストラリアでは必需品のようですが、日本では必要ないように思います。 物や人にぶつかったときの被害が大きくなると聞きますし(元々カンガルーから車を守るための物ですもんね)、 つけるのはいろんな危険度が増すだけだと思うのですが・・・。 つけている人はよほどアウトドアをなさるとか?それとも、ただ単にスタイルだけ? そんなこんなで疑問は増すばかりです。わかる方がいらしたらぜひ教えてください。 つけている方がどのようなお考えでつけているのかなども聞けたらありがたいです。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
クルマの設計屋です。 カンガルーバーは、巨大なランプの取り付けベースとしての機能はありますが、基本的には『見栄え』だけです。 御指摘通り、カンガルーバーは歩行者や自転車、バイクなどと衝突した時の加害性が非常に高く、数年前には社会問題になりかけたほど反社会的なパーツであると言えます。 ただ、その後ナニも変わっていないと思われているのは、メーカのエンジニアとしましては心外です。 最近メーカが設定しているカンガルーバーで、角型や楕円型の断面形状でバンパやボディと同色に塗られているモノが見られますが、実は中身がスカスカのプラスチックで、ランプスティとしての強度も部分的にしか確保していない、真の意味で『見栄え』だけのモノもあります。勿論これは衝突時に効果的に変形して加害性を弱める目的で作られているワケですが、その後ろにあるラジエタ・グリル並に低い強度のモノもあるぐらいです。 実際には、コストの問題などによりカンバルーバーの変化は非常にゆっくりですが(実は、プラスチック製よりパイプ製の方が安い場合もあります)、今後RVのモデルチェンジが進むにつれ、この『カンガルーどころかイヌもハネ飛ばせない』軟弱な?カンガルーバーが増加してゆくのは間違いのないところです。 最近のクルマに装着されている、ステンレスの極太パイプや当ったら相手をチョン切ってしまいそぅなゴツい板で出来たカンガルーバーは、多くの場合社外品です。 ホントにカンガルーやシカが出没するところなら効果的ですが、町乗りではキケンなだけです。 更に・・・・現代のクルマはクラッシャブル・ストラクチュアと申しまして、衝突時に車体の一部が変形し、衝突の衝撃を乗員に伝えない様にする設計が施されています。 今日のクルマでは、エンジンルームはクラッシャブル・ストラクチュアとして有効に働く様に設計されていますが、その前にゴツいカンガルーバーを装着するのは、折角安全設計が施された車体が何の役にも立たなくなってしまいます。そぅ言った面に於きまして、あれらゴツいカンガルーバーを町乗りで装着される事は、我々クルマを作る側にとりましても迷惑ですらあります。 あくまでもワタシ個人の意見ですが・・・・林業の車両や動物による衝突事故が実際に発生している地区のクルマを除き、ホンモノのカンガルーバーを付けている車両に対しては、事故原因が如何なるモノであっても製造者責任が免除されるとか、或いは保険の支払いを停止する、などのペナルティがあってもよい様に思います。 最後に再度繰り返しますが、カンガルーバーはその加害性が問題となっているパーツですので、『個人の楽しみ』とか『自己責任』などとゆぅ狭い範囲の話を越えています。個人はどぅでも、社会的にあまり芳しくないパーツである事は確かです。
その他の回答 (5)
元バリバリオフローダー今はファミリー4WD乗り(車はバリバリですが)の私の意見です。 以前ランクル70でギブソンバーっていうの付けてました、ランプとウインチ(ワイヤーを巻き取る装置)がマウントできますね、あとオフロードでスタックした時等にバンパーの上に人が乗ってバランスを取ってタイヤ等にテンションを掛けたりして脱出します(モンキーといいます)バンパー上にあるガード(パイプ)に掴まれるので便利です、当時そのバンパーやバンパーにマウントしてあるウインチに何度お世話になったか解りません。 でも都会で付けてる車はほとんどがスタイルやかっこいいから?でしょうね、それにほとんどのものがノーマルバンパーを外して付け替えても車検は通りますね(わたしも記載変更でパスでした)。 しかし「人殺しバンパー」には変わりはないので街中や駐車場等では細心の注意での運転が必要ですし任意保険加入は絶対でしょう。 ちなみに現在の私の車には知り合いの鉄工所製の自分でデザインしたワンオフの鉄製バンパー(ウインチ、ランプ付)が付いてます、陸運局に持ち込み車検もパスしています、もちろん合法ですがパトカーに止められた事もあります(危険だと判断されたらしい)そんな感じなんで危険度の方はドライバーのモラルによりけりですねー。
お礼
okutyan1966さんはバンパーやウインチを最大限に活用していたようですね。ウインチ冥利につきるってもんです。(笑) 物事体に問題があるのではなく、要は使う人間側の問題、っていうのも本当ですよね。 つけている方からのご意見、勉強になりました。どうもありがとうございました。
- jero
- ベストアンサー率11% (1/9)
アフターパーツで後付けとなると車体の寸法が変わりますので違法なのでしょうが、パッと見は分からないですからねぇ。 鋭角な部分があったりとあきらかに危険だと判断されるものならば、取り締まりの対象にもなるのでしょうが・・・。 ただグリルガードの類は違法なものではないです。 しかしホンダが万が一の対人事故のためにG-CON、『歩行者傷害軽減ボディ』などを採用している事を考えると、金属製の強固なグリルガード等は存在自体が相当危険だと思います。 もっとも自分は北海道で鹿に衝突したことがありまして、その経験から山間部を頻繁に走行するようなドライバーの方々には必要性は充分にあるのだろうと思われますが、本来の機能を考えると大部分の車には不要なものではないかと思われます。 実際最近のメーカーはグリルガードをライン装着せず、ディーラーオプションとしさらに樹脂製のものなどに変えてきています。 これは海外で起きた事故で、グリルガードが危険だと指摘され、新聞等で報道されたためなのですが・・・。 もっとも某社は相変わらずのようですけどね。 そういうことを考えると、グリルガードは日本ではドレスアップパーツであると言えるのではないでしょうか? 万が一の事故のとき、『グリルガードがあったから車が無傷で済んだ』けど『グリルガードがあったから死亡事故になってしまった』となればきっと後悔するのではないかと思うのですが・・・。 長文失礼しました。
お礼
ショックを吸収するボディの研究が進められている中、外にショックを向けるグリルバーはまったく逆行したものですね。 わたしの友人も鹿に激突したことがあり、その鹿は死んでしまったのですが、友人の車も廃車という悲惨な結末でした。 そのように動物が出てくる場所に住んでいる方にとってはもちろん必要性はあるのでしょう。 都会でスタイルでつけていて事故でも起きないと本格的な議論にはならないのでしょうか。 日本の危機管理体制じゃありませんが、何人犠牲にすれば気が済むの、という気持ちです。 撤廃しろとまでは言いませんが、ドライバーの一人一人が危険性について考えてほしいものです。回答、ありがとうございました。
- rdp135
- ベストアンサー率50% (12/24)
そうですね、殆どの場合ファッションになっていることが多いだろうとは、思います。 そこで、ほかの回答の方と一寸違った角度や情報も参考までに、カンガルーバーというのはもともと商品名で、確かに大型動物の衝突から車を守るためのものですが、グリルガードというのがパーツとしての名前では適当のようです。メーカーもファッションでつけるかたがたのために?日本仕様のグリルガードを制作しているところが多いようです。これらの商品は、見た目だけならスチールの必要がない、というか百害あって一利なし、フロントヘビーになるし・・・。ということでメタルチックな塗装のウレタンガードがSUVなどのメーカーオプション品では多くなってきているようです。 一方、4WD本来の使い方をこよなく愛する人々(クロカン四駆)にとっては場合によっては飾りではないこともあるようです。その手の雑誌を見れば、フツーの人にとっては車ってこんな風に走れるんだ・・・。と、絶句しそうなことをしょっちゅうやっている人たちが結構いるんです。 また、蛇足ですが、衝突時に日本で流通しているグリルガードの多くは相手だけでなく自分の車にも余計なダメージを与えるようなものも多いそうです。実際オーストラリアの重装備の車はグリルガード上部からサイドフレームまでカバーしたものを装着しているものをよく見かけました、このパーツがないと、材質によっては頑丈はフレーム下部は衝突に耐えるのに上部にゆがみがきて、柔らかなボンネットやラジエター上部をヒットして走行に問題があるほどのダメージを与えることがある用です。 参考まで
お礼
カンガルーバーって商品名なんですか。いろんな呼ばれ方をするのは知ってましたが。ウォークマンみたいなもんですね。 rdp135さんがおっしゃるようなグリルガードがもつ本来の使い道を必要とされている方々にとっては決して飾りではないのですし、 そういう方々がつけているのはまったく理にかなった話だと思います。 問題は、ただスタイルとしてだけで、その危険性もまったく考えないでつけている方々なのですが、 それをどうやって区別するかといえば難しいですよね。全面規制されたら本来必要としてる人までつけられなくなりますし。 以前、友人がカリブを買い、「オプションはほとんどつけなかったけどグリルガードだけはつけたの!」と言うのを聞き、 なぜ数あるオプションの中からひとつだけ選んだのが、よりによってグリルガードなのさー、とつくづく思ったのです。 彼女はなにも知らず、気に入ったからつけただけのようでしたが。友人なだけに、その無知さがちょっと悲しかった。 他の回答とは違った情報を教えてくださり、とても勉強になりました。どうもありがとうございました。
- RED-RED-RED
- ベストアンサー率26% (5/19)
スタイルだけです。 日本にカンガルーはいませんからねぇ。 メーカーのオプションにありますよ。堂々とオプションカタログに載ってますからねぇ。メーカー側も規制する方向には行ってないみたいです。 まあ、格好いいと思ってるんでしょうね。その感性はよく理解できませんが・・・
お礼
スタイルだけですか。確かにつけるとワイルドな見た目になりますけどね。 メーカーオプションだとはびっくり。カー用品店で勝手に売ってるもんだと思ってました。 (違法を承知で売るのも可能だから減らないですもんね) 勉強になりました。回答どうもありがとうございました。
- DEMERARA151
- ベストアンサー率45% (238/518)
・法律では規制されていません。(だから売っているんですね) ・メーカーオプションになっている事がほとんどです。洋品店で見かけた事はないのですが・・・売っているとしてもごく少数でしょう。 ・付ける理由は圧倒的にスタイルだけでしょう。必要があるか無いかで言えば、全くありません。 4~5年前くらいでしょうか、色んなところで取り上げられて、この危険性がかなり話題になりましたが、特に何も変わらないまま現在に至る、という感じです。 携帯規制もええけど、あのバンパーも規制してくれよな~と思いますね。 参考URLも見て下さい。
お礼
教えてくださった参考URLを見てきましたが、なんともやりきれない気持ちになりました。 以前、いろんなところで問題になったのはうっすらと覚えていましたが、 問題になるような事故が起きていたのはまったく知りませんでした。 掲示板も見てきましたが、いろんな意見があり興味深かったです。(つけている方の統計を出せというような意見は納得できませんが) 問題が起きると、「俺だけを責めるな、あいつだって!」というのはどこにでも起こることだと思いますが、 それぞれが認め合い、許しあい、改善し合わないとなにも変わらないのに、と思います。
お礼
おっ、専門家の方ですね。専門家の方からのご回答があったらいいなと思っていたのでうれしいです。 材質そのものが変わっているとは驚きの事実です。それこそ、ファッションとしてのグリルバーの正しい姿だと思います。 ごっついものは社外品ですか。それで事故でも起きれば、メーカーとしてはいい迷惑以外のなにものでもないですね。 わたしも「つけるのは勝手だけどつけるからにはリスクを負ってね」というご意見には賛成です。 メーカーや保険会社もお気の毒ですし、なにより人を守るためにね。勉強になりました。どうもありがとうございました。