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株価の上がり下がりってそんなに重要?
ものすごく初心者な質問をさせてください。 たとえば、自動車メーカーが車を発売して、その売上金が入れば、中古車市場でその車がいくらで売買されようが、あまり関係ないですよね? その車がプレミアがついて売買されようが、そのプレミアの金額を自動車メーカーが手にできるわけではありませんよね? それと同じように企業は証券取引所に株を上場するときに、その資金を手にすることができるんですよね? であれば、上場した後に市場でいくらで売買されようが、もう資金は手に入っているので、あまり関係ないような気がするのですが、、、? 株価が上昇したら会社に資金が入る、下がったら会社の資金が減る訳ではありませんよね? 確かに 株価下落→評判低下→商品やサービスが売れなくなる→業績低下 という間接的な効果というのは考えられるのですが、1円上がった、下がったぐらいではそれほど敏感になる必要が無いような気がします。 こんな素人に分かりやすくご教授お願いします。
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何だかピントがずれているようですが…企業にとって、自社株価の上下がそんなに重大な問題か?という話ですよね? 先ず最初に、当たり前の話ではありますが…株価の上下は、その株式を買いたがる人(投資家)が多いか少ないかという需給で決まります。つまり株価は「人気度」を表すと考えれば良いでしょう。そして、企業は自社の株価の上下を勿論気にはしますが、株価を上げようと何か小細工のようなことをするのではなく、結局は良い業績が高い株価に繋がるということです。 業績が良い・安定性が高いということになると、簡単に言って「信用度が増す」ので、資金調達が容易になります。借り入れや社債発行時の金利にしても、エクイティファイナンスを行うにしても、有利な条件で、あるいはより沢山のお金が集められる(社債を例にとると、低いクーポンレートでもいいからその会社の社債を買いたい、という人が沢山出てくるということ)ことになります。企業はそのお金をモトに商売を広げる、つまり業容を拡大しやすくなる訳です。 このように考えると解ると思いますが、「株価が高いのが嬉しい」とか「株価が高いからメリットがある」のではなく、「業績の良い企業の株価は(結果として)高い」という風に、「結果」として捉えることが必要なのです。企業(の経営者)は株価が上がれば喜びますが、それは「高い株価、それ自体」を喜んでいるのではなく、「高い評価を市場(投資家)から得られていること」を喜んでいるのです。このような意味からも「1円上がった、下がったぐらいではそれほど敏感になる必要が無い」のは半分正解ですが、いずれにしても、株価だけを問題にしている訳ではないのです。 蛇足ですが、「証券取引所に株を上場するときに、その資金を手にすることができる」のではなく、お金を得るのは株式(等)を発行する時になります。
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- pluto002
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ものすごく大ざっぱに話をします。 株券は株主や会社の資産でもあり、その資産の価値を毀損させる事は会社にとっても株主にとってもマイナスです。会社の資産が毀損されていながら放っておく経営者は経営者にふさわしくないとして、最悪 株主から批判がでて、経営の座から下ろされる事になる事もあります。 お金を出してもらって「お金ありがとう、じゃあとは自己責任でどうぞ。」なんて明らかに人をバカにした行為は一般社会で通用しませんよね。それと同じです。 株主さんの大事な資産をお預かりして、その資産を使って事業運営を行っている というのが会社経営者としての立場になります。
お礼
なるほど、確かにそうですね。 ありがとうございました。
- horohorotorio
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簡単に回答すると、 会社は上場しただけでは株の発行は終了ではなく、 「増資」という事で、 その後も株を発行し続ける。 (例えば最初は1万株発行として、5年後には10万株の再発行の「増資」とか) その場合、1株1円と、1株100万円では、会社に入ってくる金が天と地ほど違うのです。 結局、株価が低いと「増資」しても意味は無くなる、金が得られないわけです。
お礼
なるほど、株の発行は一回きりじゃないんですね。 確かにそのときに株価が低いと困りますね。 ありがとうございました。
- nwms10
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#2です。元々の論題とはあまり関係ないと思いますが、企業が自社株を保有している場合というのは実際にあります。その主な理由は(1)役員・従業員のストック・オプション用 (2)M&A用 といったところでしょうか。 (1)は、役員・従業員にストック・オプション(ある値段で株式を買う権利)を与えている場合に、彼らがそれを行使した時のために保有しておくものです。蛇足ですが、ストック・オプションとは要するに「アメ」です。例えば現在株価が1000円で、行使価格1200円のストック・オプションを持っているとすれば、「頑張って業績を上げて」株価が将来1500円になった時に行使すれば儲かりますし、3000円の時にならもっと儲かる…ということになりますよね。 (2)は、企業買収等の際に株式交換の方法を採る場合に、被買収側企業の株主に渡す自社株として使うものです。 なお、これ以外に企業が自社株を買って償却することもあります(つまり保有はしないので、少々話がずれますが)。本来は事業に使えばよい筈のお金を自社株買いに使ってしまうのですから「何だそりゃ」という感じですが、有用な投資先が無い場合等にこの手法が採られます。 使いみちが無いのに資金を手元に保有していると「余剰資金」ということになって、「資産効率が低い」という評価になります。つまり、同じ100円の利益が上がっても、元手に1000円使った場合と2000円使った場合では、前者の方が効率が良いという見方です。特に海外投資家に資産効率を重視する思想があるようですので、ケースバイケースですが、これも一つの資金使途の選択肢とされます。 より実務的には、取り敢えず定款変更して自社株を保有しておいて、「将来的に有効な使途を検討する」(M&Aに使うのか、単に償却するのか…)というアナウンスになる場合もあります。
お礼
ストックオプションは聞いたことがあり、なんとなくイメージはありましたが、アメとしての役割もあるんですね。 自社株の償却なんてこともやるんですね。 「将来的に有効な使途を検討する」というのも、なんかあいまいですね。 ありがとうございました。勉強になりました。
- neo_ap1
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噛み砕いて説明します。 有価証券(株)は株を買ってくれる人(株主) にお金をもらう代わりに渡す物です。 車などの製品と違い、売ったらそれでオシマイと言うわけではありません。 株券にはお金と同じように価値があり、 その価値は企業価値に連動して上げ下げします。 株券は企業の資産の一部ですので、株価が極端に下がれば企業価値も下がります。 企業として価値があると判断した投資家がその企業の株券を買い、 そのお金を企業が資金として使います。 売り買いと言っていますが、 実際は企業が投資家のお金を株券を肩代わりに借りているような感じです。 ですので株価が下がり企業が損失を被れば投資家も損失を被り、 利益がでれば投資家にも利益が返ってきます。 ですので、サービスや商品が売れない→業績低下→評判低下→投資家たちがこの会社の株を売る→株価低下 の流れになると思います。 逆の場合は、業績が好調→評判が上がる→投資家がこの会社の株を買う→株価が上がる となります。 >1円くらいで・・・ とありますが、ほとんどの場合株取引は1株だけで行うものではありません。 何万株、何億株と発行されている場合もあり、 そのうちの何株を買うかによって変わってきます。 例えばある企業の株を10万株買ったとしたら、 1円下がると10万円の損失になります。 逆に1円上がれば10万円の利益が出ます。 10円下がれば100万円の損失です。 短期間の上下で敏感になることは無いと思いますが、 1円と言えども保有株数によっては大きな差になります。 実際にはもっと複雑な条件などがありますが、 大まかに言うとこんな感じで株は取引されています。
補足
ご説明ありがとうございます。 もう少し教えてください。 後半の部分(真ん中の「ですので」以降)は理解できます。 株価が下がると、投資家が損失を被るというのも理解できます。 ただ、「株価が下がる=企業が損失を被る」の仕組みが、評判が下がるといった間接的な結果以外、はっきり理解できません。 たとえば、10万円の株式を1000株発行し、1億円が会社に入ってきたとします。 その1億円は会社が使えるんですよね? 発行した後に株価が5万円になったからといって、5000万円になるわけではありませんよね? >株券は企業の資産の一部ですので、株価が極端に下がれば企業価値も下がります。 ということは、発行した株式をその企業が所有しているということですか? (株価が下がる→所有している株の価値が下がる→企業価値が下がるということですか?) 自分で発行した株を自分で持っているということは、その分の資金は入ってこないということですよね? 普通、株式を発行すると、ある程度は自分で保有するものなんですか? (全部市場に流すと乗っ取られる可能性があるから?) 理解が悪くてすみません。 よろしくお願いします。
お礼
なるほど。 根本的な部分で勘違いしてたみたいですね。 「人気度」と考えると納得できます。 ありがとうございました。