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鉄道に詳しい方へ質問。効率的な車両基地ってありますか?
こんにちは。見て頂いてありがとうございます。 最近、東京では再開発が盛んに行われていますが、 その中でも品川・汐留などは旧国鉄時代の貨物駅跡地ですよね。 営業運転していない車両を休めてあったりする普通の車両基地とは だいたい同じ物と考えて質問させて頂きます。 (この時点で間違っていたら、ご指摘ください(^^;; 質問 (1)品川・汐留など、あれほどの土地を手放したJRはどこか他に 車両基地を確保したのでしょうか? (2)まだ品川付近には広大な基地が残っていますが、 都心にあんな土地を持っているより、郊外で確保した方が良いのでは? (3)今の時代、平らな基地じゃなく、何か建物みたいにして 稼動式の車両基地とか作れないのでしょうか? それとももう存在しますか? 土地もかなり節約出来ると思うんです。 よろしくお願い致します。
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こんにちは。 鉄道会社に勤めております。 質問(1)について 汐留につきましては貨物駅であり車庫ではありません。 昔は小さな貨車を駅ごとで編成を組み替えて運転しておりました。 しかし、連結や分割を駅ごとに行っているとどうしても効率がよくありません。 20年前と比べて「コンテナ車」といわれる形態の貨車が増えて来た事とも関連するのですが、トラックで最寄りの貨物駅まで輸送し、コンテナをそのまま貨車に搭載できる様になりました。 その結果、組成変更の頻度が減り、昔程大きな貨物駅の必要性が減った事が、汐留の再開発に繋がってきます。 輸送効率UP→大規模貨物駅の必要性が無くなった ・・・というのが現実です。 質問(2)について 東京~上野間で、新幹線の上に高架線を建設し、 東北・高崎・常磐線~東海道線で直通運転を行う構想があります。 それが出来れば、東京や上野で折り返さずにそのまま直通できますので、東京圏の車庫にいる電車は、籠原や国府津といった郊外の車庫に集約する事が出来ます。 しかしながら、現状では車庫駅を郊外だけにしてしまうと、始発や終電の運行において不都合や不便が発生してしまいます。 埼京線など、 基地が川越近郊にあり、池袋の山手線の車庫を間借りしている為、今まで新木場からの直通電車が早い時間に終わってしまって、大崎折返しや新宿始発といった列車が多く設定されてきました。 りんかい線の八潮車庫を活用する事で、今度の改正から直通運転は終日に拡大できる様になりました。 その為、現状では品川などの車庫を無くすのは難しく、直通運転が出来る環境になるまでしばらく時間が必要です。 質問(3) 2階建ての車庫は地下鉄などで多く存在します。 ●大井町にある山手線の車庫 ●都営新宿線大島車庫 ●地下鉄銀座線上野車庫 また、高島平の車庫は上に団地があります。
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- kuni1993126
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こんにちは。 (1)不必要になっているんです。 JR貨物の操車場とかそういう施設は年々減少しています。貨物列車は数が減少しているので問題ありません。 (2)そのうちなくなるようです。 あまり必要のないんだと思います。列車の本数が減ったりしているみたいですから。 (3)少しはあるようですよ。 基地の上に建物や公園をおいているものもありますし、また、2層構造もあります。 自分の考えとしては、駅などに留置してしまうのがいいと思いますよ。
お礼
ご回答、ありがとうございました。
- pekopon2100
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(1) 品川(港南口)・汐留は元貨物駅でしたので、車両基地は関係ありませんよね。貨物輸送がコンテナ中心になったことで廃止されたようです。 (2) 東京~上野間の東海道線~東北線直通線の開業を前提に品川の車両基地を廃止し再開発されるとのことです。(山手線に新駅もできる) (3) 京浜東北線品川~大井町間から見える山手線の車両基地は2階層になっています。(他社にもあると思います) それ以上の階層はあまりききませんが、車両の重量の関係上難しいかもしれません。(上の階層へどうやって列車を持っていくのかなど)
お礼
回答ありがとうございます。 電車の立体車庫は、車の立体駐車場のようにはいかないものなんですかね。。 重量を甘く見ていました。。
- ceeda34
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汐留は貨物の車両基地でした。ここは既になくて再開発がされていますが、ここを利用していた貨物はどうなったかというと、まず貨物輸送自体の減少でなくても大丈夫という理由があります。 現在物流の主役は長距離トラックなので、汐留規模の貨物基地がなくても良いくらい、鉄道貨物のシェアは落ちました。 もうひとつが輸送方式の効率化による基地の縮小です。 汐留はヤードなので、目的地にあわせて貨車を付替えてたんですね。それであんな広大なスペースが必要になったのです。でも今はコンテナ貨物の時代です。 ですから、車両の付け替えではなくコンテナの移動を主体にすることが多いので、貨物列車は停車だけしていればよくなりました。 品川にあるのは客車区と田町電車区ですね。 ここはいずれなくなるみたいです。 まず寝台列車等の減少で客車留置の数が減っているため、大規模である必要性が薄れてきました。 そこに湘南新宿ラインの登場です。これの登場により、東北・東海道・高崎さらには横須賀線の車両共有化が図れるようになり、小山・新前橋・国府津・大船で事足りることになりそうです。 ただ、まだここの田町電車区にはお世話にならないといけません。 本格的になくなるとすると、上野-東京の東北線延伸工事終了後になるでしょう。これが出来ると、東北・高崎-東海道だけでなく、常磐線も車両共有化することになります。これで田町電車区の役目は終わりです。 平地車両基地が多いのは車両の長編成のため、平面でしか置くスペースがないからでしょう。 強いて言えば山手線の山手電車区は2階建てですね。 それから都営三田線の高島平車両基地は都営高層住宅の地下にあります。 小田急の喜多見電車基地は基地上を公園にして有効活用しています。
お礼
詳細な回答、ありがとうございます。 そもそも貨物駅と列車車庫は違うものだったのですね。 貨物専用の駅が、コンテナによって必要無くなってきたのは納得です。 どうもありがとうございました。
お礼
とても詳しく回答していただき、ありがとうございます。 やはり地下に車庫を作って上に何か建物を建てる、 くらいしか出来ないのですね。。 車の立体駐車場的なものは建設不可能なのでしょうか。。