肝心な判断材料や質問の意図が見えないのであれなんですが、社会心理学の分野で修士の研究をしたくて大学院の入試を受験したら、社会心理学そのものを専門とする教員は在籍はしているけれども、特任(修士課程の学生の指導教員にはなれない)教員だよって面接で言われて唖然とした、ってことでいいんですかね。
選択肢としては、
(1) 社会心理学はやってないけど何らかの心理学領域を専門にしていて指導教員になれる資格のある教員に指導教員になってもらい、社会心理学に関する指導をその特任の立場にある先生にお願いできないか相談する
(2) 社会心理学を専門とし、指導教員を引き受けてくれることができる先生がいる別の大学院の大学を受験する
でしょうか。
横浜市立大学にどのようなこだわりがあるのかわかりませんが、社会心理学で修士以上の研究をしたい/学位が取りたいのであれば、社会心理学を担当する、指導教員の資格のある教員を探して事前に研究計画などを相談をした上で、その教員に指導を仰げる大学の大学院を受験するようにしたほうがいいですよ。面倒でもそういう研究打ち合わせ・受験打ち合わせをしておいたほうが、学生としても教員としても不幸な結果を避けることができます。仮に院試に合格して(1)の策が取れたとしても、よっぽど4月までに打ち合わせをして意思疎通ができていないと、入学しても2年間で修了できる見込みがかなり薄くなってしまうんではないかと思います。俗に言う研究室訪問ってやつで。
特任の教員というのは、いろんなタイプがありますが、一例として定年を迎えたにもかかわらず、外部からの補助金(競争的資金)を獲得していてしばらくもらえる権利があるから、その期間だけ特別に在籍させてあげる、というものが多いです。この場合、言い方悪いですが金の切れ目が縁の切れ目ということで、補助金が途切れれば籍がなくなることが多いわけで、そういう不安定な立場の人に修士以上の学生を指導させるのは、学生にとっても当該教員にとっても組織にとってもリスクが大きすぎるので、指導教員にさせないし、したくもないということです。そもそも制度としてできないような気がしますが。したがって、研究室が存在してもしなくても、書類上はここでお世話になれる道はないわけで。
大学院入試では、パンフレットでは滑らかに都合のいいことがかいてありますが、実際に指導をする教員との相性問題や制度問題などがあるわけで、研究室訪問などで下調べが足りないとこういう状況に陥ります。もう合格発表までどうこうできる状態ではありませんが、もし合格できたら、そこで安心せずに社会心理学の先生や他の心理学領域の先生、あるいは専攻長の先生や事務のスタッフなどに満足いくまで相談・打ち合わせ・確認をしてください。研究室の有無を含めて。この状況下では、仮に合格しても、そのまま入学してしまっては危険ですよ。
お礼
こんばんは。 院試の面接事に面接担当教官に「この研究科自体が今後不安定なんだよね」と言われたそうです。 そんな大学院に行く意味が分からないです。