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ガンダムSEEDはオタク臭いアニメ?
ガンダムSEEDシリーズに対し 「オタク臭い設定」と「胡散臭い反戦気質」という意見があるのですが、 どういった部分を指しているのか分かりません。 私はアニメをあまり見ないので、他の作品と比較できないのですが、 他のガンダム作品や他のアニメーション作品と比べてどのような部分がそうなのか、 思い当たる部分があれば教えてくださいませんか?
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本作に限らず、「オタク臭い」と言われる所以としましては 1.日常性から逸脱した世界観(未来や異世界、あるいは日常に突如割り込む非日常な設定等) 2.記号化されたキャラクター性(また美形・美少女が際立って多い) 3.番組特有のオリジナル設定・用語や、衒学趣味な専門用語の羅列 4.思春期の青少年特有の葛藤に偏重した描写(俗に言うセカイ系もココ) 5.意識的に難解さや過激さ(エログロ)を押し出した作風 …等を児童・ファミリー層以外への訴求を目的に組み込んだ作品に対して言われているものかと思われます。 ガンダム自体からして上記に該当する要素が結構ありますが、SEEDは単純に「より多くを満たしている」という点から特にオタク臭いと言われてしまうのではないかなと思います。特に2、4辺りが入った作品はオタク臭さにおいて批判的に見られがちでもある一方、SEEDはそこを特に魅力としている一面もありますから。 反戦気質云々については、(他の方々も指摘されている)いまいち感情移入しにくい反戦的な言動や、極端なグロ描写等を入れて厭戦感情を盛り上げてるように思わせる一方、露出過多なお色気ヒロインや煌びやかなガンダム達が実に爽快に敵を破壊するような販促ならではの演出が際立つところに「説得力が無い→胡散臭い」と感じさせてしまうのではないでしょうか。
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- brkysi
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#14さんのは#13さんの補足と思いますが ちょっと思ったことを1つ 確かに設定ではコーディネーター =美形 の法則はありますが 別に描き分けられていないし、ナチュラル側もマリューさんとかありえないし 男女含めた美形比率はモブキャラも含めて全然変わらないので 美形が多いのは設定でもなんでもなく、 ファフナーでも高い評価を得た絵師の力です。 結果として コーディネーター =美形 という解釈が出来るだけで別にそれが理由ではないです。 そもそもガンダムWも美形ぞろいでしたがここまでひどい評価ではなかったです 美形批判が多いのは単純にアスランとキラがボーイズラブを 連想させるような関係なのが直接的な原因なのかなと (酷い時はファンサイトが全部それ系の書き込みばっかりで困りました) 別にハガレンみたいにストーリーで魅せたり、 いっそセイントセイヤみたいにぶっ飛んでくれれば また評価が違うと思いますが。
お礼
美形というより、ボーイズラブが批判の原因になっているわけですね。 ナチュラルにはチャンドラやマードックなど三枚目もいますよね。 プラント側には見当たらない気がします。
- Scull
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美形キャラが多いことに批判がありますが、設定的必然性もある部分がありますので補足します。 それは陣営の一方が「ザフト」、遺伝子改造を施された「コーディネーター」からなる組織ということです。子供に遺伝子改造を行う際、どこをまず変えますか?遺伝病の予防、身体能力の向上、知能・・・。さまざまな方向が考えられますが、誰しも行いたい改造に「容姿」がありますよね。誰でも不細工な子供よりはかわいい、天使のような赤ちゃんがいいですよね。 つまり、遺伝子改造されたコーディネーターの集団ザフトでは美形ばかり、という「設定的必然性」がありますので、他のガンダムよりも美形が多いのは当たり前です。
お礼
確かに小説などではコーディネーターの特質として丁寧な解説がありました。 SEEDでのカズイやトールなどナチュラルは美形とは言えませんでしたしね。
- mizuki_h
- ベストアンサー率33% (176/524)
個人的感想を踏まえて書かせていただきます。 >オタク臭い設定 「オタク」という言葉の定義自体が曖昧ですから何とも言えませんが……。 途中で世界設定がいつの間にか変更になっていたり(追加の場合もありますかね)、特定のキャラクターをひいき(しているようにしか見えない展開)等、ところどころ脚本家の好みで進んでいく(と思われる)所はちょっと鼻につきます。 そういう所を「オタク臭い」と呼ぶかは分かりませんが……。 >胡散臭い反戦気質 キラが「お願いだから撃たせないで」というシーンがありました。 その時非常に疑問に思ったことがあります。 「撃ちたくない」と思っているなら「何があろうと撃たなければいい」んじゃないか、と。 もちろん、そうすれば自分の大切な人を失うこともあります。 だからその人たちを守るために「撃ちたくはないが自分の意志で撃つことを選択した」のなら納得します。 しかし「相手が撃ってくるから、仕方なく撃っている」という理由はどうかと思いました。 他人の命を奪う行為に対しての理由付けが「自分の意志」ではなく「周囲の状況のせい」にしてしまうのはおかしいと思うのです。 周りに流されて仕方なく撃って、悲しい顔をすれば「反戦」になるんでしょうか。 どのキャラだったか覚えてませんが「戦いを終わらせるために戦う」というセリフもありました。 確かにそれも一つの方法でしょう。 しかし本当にそれが最良の方法で、それしか手がなかったのか、と疑問に思いました。 結局のところ「戦わないと終わらない」なんて「反戦」とは言い難いんじゃないかと。 現実の戦争では確かに「戦わないと終わらない」のかもしれませんが、それでも「戦争を否定」するのなら何かもっと違う方法も考えて欲しかったです。
お礼
反戦気質という部分がキーワードなんですよね。 反戦という言葉がさまざまな箇所で言われていることからも、 製作側が「反戦」をテーマにしていることは良く分かりました。 しかし「製作側がどこに反戦の意を込めているのか」 それが明らかではない時点で、ここで論じても結局は視聴者側の 勝手な解釈であって、「曲解」という結論にいたるのかもしれませんね。
- Scull
- ベストアンサー率26% (248/951)
キラについて語って欲しいという事なので追記します。これはSEEDが決して「胡散臭い反戦」ではないことと関係します。 まず第一にキラは一度も「反戦」を掲げた事がありません。そして終盤に至っても「平気で殺して」いました。殺したくない、と言いながら不殺を貫いた事はないのです。出来る限り殺さないですむときはそのようにしていますが、殺さないとより多くのヒトが死ぬ、または自分が死ぬときにはあっさり殺しています(終盤の要塞破壊など)。 つまり彼は「殺さない事」に意味を見いだしているのではなく、単に(自分自身が語っているように)「殺したくない」だけなのです。シリーズの主人公が終始この姿勢で、どう読み解けば「反戦」などと言うメッセージが出てくるのか、私には理解できません。 ただ、「戦場」を舞台にする以上、上っ面ではありますが「戦争の嫌な面」はやむを得ず描写されます。それを「反戦」と読み解く事自体が私には「ケツが青く」感じられますね。それこそ「ガンダムで戦争を騙るな」って事です。 確かにシリーズ(続き物)の背骨になります「シリーズ構成」はグダグダです。ただそれも回を重ねるごとに改善されていますし、デスティニーでは(不手際も多かった物の)一般作品と同レベルぐらいにはなっています。一年間という永いスパンでのシリーズ構成はとっても難しいものです。いわゆる「嫁」さんの成長は称賛に値すると思っていますよ。
お礼
回答者様は随分と冷静な見地から物事を見れるみたいですね。 私はここまで冷静に把握することができませんでした。 それにしても、両澤さんはとにかく潜在能力の高い人ですね。 ほぼ素人から、短期間でここまでの仕事をこなせるようになるものなのでしょうか? 福田監督はそこまで見抜いて結婚したのでしょうか??
- nentaiko26
- ベストアンサー率43% (53/121)
ここのサイトを閲覧すればよく解ります。 http://www.accessup.org/anime/comment.asp?file=Mobile%20Suit%20GundumSEED%20DESTINY&wanted=m http://haziltuk.hp.infoseek.co.jp/sd/sd.html http://inkyomu.hp.infoseek.co.jp/seed00.htm
お礼
貴重なサイトを紹介してくださってありがとうございました。 でも、okwaveを利用している方の意見も、もっと聞きたいので 回答してくださると嬉しいです。
補足
URLを拝見させてもらって思ったのは、 悪く評価する人の文章は感情的で、 普通や良いと評価する人の文章はしっかりしている。 悪く評価する人はどこか見落としていて、 普通や良いと評価する人は隅々まで見ている気がします。 自分で考えずに、他人の言葉に惑わされる人ほど、 「悪い!」と感情的に叫ぶ人の、大きな声の影響を 強く受けてしまっている気がします。
- brkysi
- ベストアンサー率54% (39/71)
自分はガンダムはVガンダムから入って それからファーストから順にみました。 SEEDも総集編以外はみました。 >オタク臭い設定 ガノタの「オタ」というより 俗に言う萌えマンガ・萌えアニメに近い意図で使われていると思います。 アスラン・キラ・シン と言った登場人物の「個」は非常に魅力的なのに 1クール毎にテーマが変わる、テーマが変わる割には総集編が多く。 脚本が行き当たりばったりな為に消化不良になっている箇所が多く 作品の「全」でみると他のガンダムは元より、良作と言われるアニメより 劣っている所がそういわれると思います。 後は、ガンダムのアンチテーゼが当初のテーマだったのに 既存のガンダムの設定を終盤アホみたいに使っちゃった点とか >胡散臭い反戦気質 SEEDにおける反戦の象徴であるラスクが思想は立派なのに 終始あいまいな行動に徹してしまって実際何がやりたいのか よく解らないからだと思います。 思想は立派なのに、それに行動がついていってないのは 脚本がアレな所が一番大きいですが、 それが返って昼ドラマの様な印象を視聴者に与えているところが 成功している要因だとも思います
お礼
目の肥えた視聴者側にすると、失敗している部分がかなり目に付くみたいですね。 でも、もしその「失敗」がなんらかの意図を持った戦略だったとしたら、 視聴者をもてあそぶのが非常に上手いとも思えてしまいますが(笑)
- Scull
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私はファーストを本放送でみていた「バリバリファースト世代」です。プラモデルに狂った「ガンプラ世代」よりはもっとファーストを知っている世代です。 SEEDの「オタク臭い設定」が何を指した言葉なのか発言者ではないので正確には分かりません。しかし「ガンダムなんかどれも一緒」ですよね。何も「SEEDに限った事じゃない」でしょう。MSVなんか「オタク臭ぷんぷん」です。オタク臭くなくなったのはGガンダムあたりからじゃありませんか? 「胡散臭い反戦気質」というのもよく判りませんが、好戦的な方が嬉しい「お子様」には戦争の悲惨な所が少しでもあると胡散臭く感じるのでしょうかね。SEEDでは戦争について「一概に悪い」とも描写されていない(主人公自体は反戦と言うより「手を汚したくないだけのガキ」でしかない)ため「反戦」を謳った作品かどうかもよく判りませんし・・・。SEEDを観て「反戦」を感じるというのもやや薄っぺらい観方でしかないように思えますが。 ちなみに私はガンダムを「同級生の女の子」から教わりました。その子は「シャアとガルマ」できゃーきゃー言ってましたから、SEEDのヤオイ描写で「ガンダムじゃない!」とか言うのも理解できませんね。WingやSEEDが最初じゃない、って事で。
お礼
そういえば以前、ガンダムの富野監督がテレビに出ていて、 「ガンダムの最初のファン層は女子だった」とおっしゃってました。 思い出しました。ありがとうございました。
補足
>主人公自体は反戦と言うより「手を汚したくないだけのガキ」でしかない この表現にとても興味を引かれました。 もしよければもう少し語ってくれませんか? 文面からではキラヤマトの事を連想してしまったのですが、 具体的に何をさしているのかとても知りたいです。
- yu-zuki
- ベストアンサー率0% (0/1)
書きたしのため、すみませんがスペースお借りします。 あまり詳しくないかたからみれば『ガンダム』ってなんかヲタクっぽいと思うかもしれませんが、かなり女性のかたでも普通に見れるものだと思います。 ガンダムの事は意味不明だけれど、人間関係や戦火のなかで揺れる少年・少女たちの思いなど、見ていておもしろいです。 戦争ものとしてみるとやはりアニメなので「えっ!」というようなことも。 アニメで戦争をかたるのは無理な話でしょう。しかしこのアニメによって戦争に縁のない今の子供たちに戦争のことを少しでもしってもらえるなら・・・。 絵もかなり綺麗ですし
お礼
リアルな戦争は再現できませんが、 戦争によって引き起こされる悲劇のような物を具体化して 物語に盛り込んである感じはしますね。
- yu-zuki
- ベストアンサー率0% (0/1)
わたしもSEEDはすきですが、ヲタクというのは人それぞれだと思います。 たしかにかなり長いシリーズなので、SEEDより前作を見ていた人にはうれしい共通点などはあります。 しかし私のようにヲタクまではいきませんが好きというひともいれば、グッツをコレクションしているひともいます。 ただ、私的には他のアニメより長くつづいているシリーズなのでおくが深いかな とは思います。
お礼
SEEDを好んでみている視聴者の中でも、ハマっている深さは人それぞれなんですね。 SEED好き=オタクという構図ではないことは良く分かりました。
尻の青いアニオタは直ぐファースト世代だとか思慮の浅い事をよくぬかしているようだけどちゃんとした根拠がある。 「オタク臭い設定」 これは、ほとんど福田のアニメでしか脚本を書かない嫁こと両澤の腐女子臭い脚本並びに設定にある。 そもそも脚本の基礎すらろくに出来ていない同人脚本なんだけど、ヤオイ(男同士の同性愛)を連想させる描写に関してのみプロレベルである。 また、リンミンメイの設定だけをまるパクリしたラクスの設定はオタク受けする定石を露骨に踏んでいる。 何と言ってもアニメしか見ないような連中にウケるような人物配置や恋愛構成はオタク臭いとしか言いようが無い。 「胡散臭い反戦気質」 これはプロデューサーの竹田青磁の影響が強い。 竹田青磁で検索かけたらわかるけど、ネット上では物凄く評判が悪い。 アニメをプロパガンダに頭の弱い子供ちゃんたちに反米・反戦を植えつける危険分子として有名。 別に反米・反戦思想が悪い訳じゃないけど、それをコンセプトにアニメを作る事に問題がある。 社会情勢や歴史などの教養が無い人間が惑わされるような程度の反戦論だから笑われてしまう。 直ぐ他のガンダムやアニメと比較させようとするけど、それ以前の問題として低俗。 こんなアニメで戦争なんぞ考えて欲しくないですね。 もっと現実を見ろと言いたい!!
お礼
ある意味かなり貴重な意見でした。 ありがとうございました。
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お礼
ある意味、非常に興味深い回答でした。 ありがとうございました。