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金城一紀 「対話篇」
金城一紀さんの「対話篇」という本がオススメだと書いている書き込みが多いようなのですが、どのような話なのでしょうか? 短編が3つある。というのを聞いたことがあるのですが・・・。 簡単にだいたいの話の説明をお願いします。
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- chatea
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回答No.2
「恋愛小説」というのは題名であり、『対話篇』の中に収められている3つの中編のうちの1つです。
- chatea
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回答No.1
「恋愛小説」 両親の死後、親しくなる人がみんな死んでいくという不思議な運命を背負った青年が語る過去の恋。誰かと一緒にいたいけれど、それでも一人でいる人生を選んで、すべてに決着をつけたつもりだった彼。そんな「彼」の前に、彼と一緒にいることを選んだ「彼女」が現れる。その結末は……。 「永遠の円環」 ガンで余命少ない主人公が最後に計画したもの、それは殺人。大切な彼女を奪った男への復讐。だがそれは失敗に終わってしまう。そこで主人公は殺し屋を自称する不思議な見舞い客の「K」に依頼をする。ちょっとミステリー的な中篇。 「花」 ある理由で会社を辞めた主人公が東京から鹿児島まで国道を通って旅をしようとする老弁護士の運転手を依頼される。旅の理由は妻の遺骨を取りに行くため。弁護士の過去の記憶をたどりながら南へ向かう彼らが旅の最後に見た風景とは? ネタバレにならないように肝心なところは伏せます。 この中でお気に入りは「花」。ラストで涙がにじんでしまいました。ありがちと思われそうな話の筋立てでも読者を引き込む作者の筆運びは見事です。 いずれの中編も主人公と誰かの「対話」で成り立っているので『対話篇』という題になったのだと思います。 ちなみにこれらの作品は最新作の『SPEED』にもつながっています(知らなくても特に問題はありませんが)。
お礼
ありがとうゴザイマス。 ひとつ質問なんですが、主人公にかかわった人が不幸になっていく。という話は、この「対話篇」の「恋愛小説」でしょうか? それともまた違う本でしょうか??