ブログを読んでみましたが論拠や理論がメチャクチャ。突っ込みどころ満載、って感じがします。
日本の財政状況が良くないのは事実です。
このままではいつかは破綻するでしょう。
しかし、破綻する理屈はブログに書かれていることではないです。
アジア通貨危機を例にされている方もありますが、アジア通貨危機の原因はタイの場合、ヘッジファンドの投機売りに端を発してますし韓国の場合、金融改革法案が否決になりそれを嫌った外資が逃げ出したことに端を発しています。
日本の場合、国内金融を外資に頼っている割合が韓国とは比較にならないくらい低いので通貨危機にはなりにくい経済構造をしています。今なら中国が外資に頼っているので通貨危機になりやすいですが外資が引き上げないよう規制をかけています。
2010年という具体的な期限が設けてありますがどのように破綻するのか、知りたいところです。
日本の赤字財政の原因はバブル経済の破綻による税収の減収、住専や不良債権処理費用、30兆円といわれる赤字を作った道路公団、対経済効果を無視してつくられた箱物。赤字を垂れ流す第三セクター、ヤミ給与、裏金といった公務員の不正、お役所仕事といわれる非効率な官庁運営、デフレによる国債償還の圧迫などでしょうか。
将来、少子高齢化社会を迎えるに当たっての医療費問題、年金問題、福祉問題、少子化による市場の縮小、競争力低下、将来を支える子供の学力低下が今、当面の問題とされています。
少子高齢化問題は日本に限らず、韓国、中国においても将来直面する問題です。
紹介されているサイトの内容は考えられるのかも知れませんが分析においての考え方や方向性は的を得ているとは思えません。
現在、赤字国債をすべて国民負担で返済しても返せるだけの能力はあるといわれています。問題は今、全部国債を清算しても財政が赤字体質なので、このままではいずれ破綻することです。
これからの私たち次第で破綻するのか、乗り切れるのかが決まってくると思います。
2010年に破綻するとはとても思えません。