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東京とニューヨーク
ある小説の一文で、東京とNYを以下のように表現していました。 東京はめまぐるしいスピードと、大昔から変わらない化石のようなものが共存している。マンハッタンとはその配分がまるで違う。 東京についての記述は、なんとなくイメージがつくのですが、 マンハッタンについてのイメージがわかりませんでした。 NYもスピードがめまぐるしいと思っているのですが。 どなたか簡単に教えてください。簡単にイメージで構いません。 住民の視点から考察していただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。
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住民ではありませんが、旅好きの個人的な感想でもよろしいですか? ニューヨークのビジネスは流れが早く、また人の流入も多いことから小説では“目まぐるしい”と表現されているのではないかと推察しますが、そんなニューヨークにも「古き良き時代」の名残や、映画「Once Upon A Time In America」の時代、禁酒法時代前後の風景の残る建物が多く残っていて、モダニズムとポストモダニズムの建物が共存していることからそのように書かれたのではないかと思います。 「古き良き時代」とは、例えばホテルがあります。私はここ数年ニューヨークを訪れておりませんので情報が古かったり、ホテル等の名前が現在と違っているかもしれませんが、その辺はご容赦を。 セントラルパークに面した5番街にも程近い場所に「エセックスハウス」というホテルがあります。このホテルには客室で豹と共に暮らした女優の話などの数々の逸話があり、客室は90年代初頭に全面改装しているものの外見は1930年代の建築の面影を残していて、そんな逸話もなるほどと思わせる重厚感と歴史を感じさせます。 また、グランドセントラル駅の隣に比較的新しい建物の「グランドハイアット・ニューヨーク」がありますが、そのホテルのフロントマンはネイビーのスーツの胸に常にバラの花を一輪挿していて微笑が絶えず、ホテルの中はまるで時間の流れが違うかのようにゆったりとしています。他にも「ザ・ウォルドルフ・アストリア」や「ザ・プラザ」等、逸話や歴史、粋を感じさせるホテルは数多く、外の喧騒とは別世界の、まさに「古き良き時代」のアメリカではないかと感じます。 他にも、エンパイア・ステートビルディングやクライスラービル、ニューヨーク市庁舎にチューダー・シティやウースワースビルディング等、1910年代から1930年代にかけて建てられた歴史的な、そしてデザインも美しいビルが今も現役で使われていますし、またメットライフビル(旧パンナムビル)のように比較的新しいビルながらニューヨークのランドマーク的なものもありますね。 ニューヨークを訪れた後にそんな建物が出てくる60年代や70年代の古い映画や写真集などを見ても、不思議と違和感がないんですね。東京と違って大規模な再開発がないので、街自体に昔の面影がある。そんなところが“共存”という表現になったのではないかと思います。 余談ですが、昔、エンパイア・ステートビルディングの展望台に行くと黒人青年が客のペニー硬貨を1ドルでペンダントヘッドにプレスしてくれるサービスをやっていました。アメリカではペニー硬貨のペンダントは幸運の印だと云われてジュエリーショップでも“ラッキーペニー”の名前で販売していますが、まだ展望台に行くと作ってくれるんでしょうか。個人的には、何回行っても、また行きたくなる不思議な街だと思います。
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- Trane37
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これは米国人から見た東京の感想でしょうか。 私の友人の米国人も同様の感想を東京に対して持っていたものですから・・・ つまり、米国人にとっての東京のめずらしさは、古い木造家屋や下町の情景と近代的ビルやファッションのアマルガムにあるようです。 マンハッタンはアマルガムとういより、調和した化合物という感じです。建物の外見は多少歴史を感じさせて(とはいっても欧州に比べて新しい)も内装は新しいというように。
お礼
アマルガムと調和した化合物、なんとなくわかります。 やっぱりセンスでしょうか。日本って機能重視ですもんね。 回答ありがとう。
お礼
回答ありがとう。 NYには歴史に残すべき価値と意思があり、それが現代と調和して共存しているといった感じですね。そして違和感がない。ふむふむ。 日本は表面上だけですぐ新しい物に切り替えますもんね。残す価値もありませんし笑。 歴史を感じる都市なんて素敵ですね。日本って調和というよりただ残しているだけですもんね。 わかってきました。