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欧州での中田 英寿選手について
こんにちは。 最近 サッカーの面白さ・奥の深さにハマって 勉強中です。 サッカーに詳しい方に教えていただきたい事があります。 フランス大会でその才能を見いだされ 渡欧した 中田 英寿選手についてです。 彼の欧州でのサッカー人生は 私の見るところ 必ずしも順風満帆ではないような気がすのですが 欧州での中田選手の働きについて詳しい方 教えてくださいませんか。 よろしく御願い致します。
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簡単にまとめれば、衝撃的なデビューから世界的に実力を認められた時期(98~01)と 監督との対立や負傷でコンスタントに活躍できない時期(02~)となるでしょう。 代表がフランス大会で目立てなかったため、ペルージャへの移籍時は 一般的にはほとんど無名の存在でした。 しかし新外国人が馴染むのに苦労するといわれるセリエAで、 開幕戦王者ユベントス相手に驚きの2ゴール! 守備優先でクリエイティブな選手が減っていた当時、タフでプレイビジョンの卓越した新星が 東洋から現われたことは世界のサッカーファンに驚きを与えました。 名門ローマに移籍後は、トッティの控えながらここぞの働きでリーグ制覇に貢献。 この頃にはワールドクラスの評価を得て、プレーも伸び伸び 怖いもの知らずという勢いでした。 しかし不動の10番と期待されて移籍したパルマで起用法をめぐる確執や 失速するクラブ財政などからキャリアが暗転。以前の活躍から契約が高騰したため 次の移籍もままならず、無駄な時間をすごしてしまいました。 また、技術よりも激しさが求められるセリエAで長く戦ううちに シャープな攻撃センスが鈍ってしまい、身体の負傷も目立って多くなりました。 (とくに恥骨結合炎というサッカー選手特有の持病) 今期、心機一転イングランドへ移りましたが、かつてのイメージと比べて 「年俸にみあう活躍が期待できない」と評価が低いようです。 日本代表では間違いなく絶対の経験値を持つリーダーですが、 クラブの戦力としては、「攻撃的MFでは物足りない」「守備的MFでは不安」と 最適ポジションが見出されない状態です。 ここ数シーズン出場が少なかっただけに、英国のスピーディーな展開と 過密日程に慣れるのには今期一杯かかってしまうかもしれません。 本来キャリアの最盛期となる30歳前後に、出番を待つ日々を送るのは 本人にもファンにも残念なことです。 たらればでいえば、ローマで名を挙げた頃に守備偏重のセリエAを離れて はやく攻撃的な他国リーグに移っていれば…というところです。 代名詞だった「キラーパス」や大胆なドリブル突破、ここぞの決定力など 再び蘇ってほしいですが、今はとにかくW杯までにコンディションを回復してほしいと 願うしかありません。
お礼
一面識も無い私からの質問に丁寧に答えてくださり 何か 感激しています。 涙が出るくらい嬉しいです。(←感激屋のもので) こういうコメントをいただけるのは ネットのいい点ですね。 何度御礼を申し上げても足りないくらいです。 ありがとうございました!