休日だけですよね?
つまり,休日だけ,起きるのがかなり遅くなると言うことですよね?
そうだとしますと,他のホルモンについては調べていませんのでわかりませんが,少なくとも成長ホルモンの分泌量に影響が出る可能性があると思いますよ。
成長ホルモンというのは,身体の修復と生育を司っているホルモンです。
このホルモンは,就寝することで分泌量を増加しはじめ,就寝の約1時間後くらいに増加量が最大になるそうです。
成長ホルモンの増加スイッチは,二重になっていて,そのひとつが就寝なのですが,実は,起床もスイッチになっています。
そのため,もし,起床時刻が大幅にすれていますと,スイッチが1つになってしまい,就寝しなければ増加が始まりません。
逆に,休日も平日もほぼ同じ時刻に起床し,ほぼ同じ時刻に就寝していますと,成長ホルモンの増加に「クセ」がつくようになるため,就寝の約1時間前くらいから増加が始まり,就寝の約1時間後くらいに最大になるため,早く増加しはじめた分だけ,その増加量が多くなるそうです。
私たちは,起きている間は,筋肉や脳などを傷つけて生活しています。(もっとも,その自覚はありませんけどね)
これを修復する指令を出すのが成長ホルモンです。
ですから,成長ホルモンの量が多ければ,その分,しっかりと,かつ,早く,傷ついた身体を修復することが可能になります。
つまり,もう少しわかりやすく言えば,疲労が残らなくなると言うことですね。
また,私たちの身体には保護機能というものがあり,極端に異常な状態になりますと,それが働くようになっています。
そのため,病気をしたり怪我をした場合や,極端に疲労が溜まった場合などは,保護機能の1つが働き,睡眠をとろうとしてしまいます。
睡眠によって疲労しているのに,さらに睡眠をとろうとしてしまいますので,起きたとき,身体か脳のどちらかが寝たままの状態で起きてしまうことがあるわけです。
もっとも,若い内は,このようなことはありませんが,(個人差がありますので,何歳ということは言えませんが)ある年齢以上になったとき,ある日気がつくとこのような状態になってしまい,起きても,身体が変に怠かったり,脳が起ききらないために頭がボーっとしてしまったりするようになるのですよ。(私はどちらも経験があります)
ちなみに,私も若い頃に父親から同じことを言われましたが,それは,「脳が起ききらないために頭がボーっとしている状態」を指していると思われます。
まぁ,大寝坊なんて言うものは,出来るのは若い内だけですね。(そういえば,最近,寝だめが出来なくなったなぁ・・・)
そのうち,いくら寝ても疲労がとれなくなって,それが原因でストレスが溜まり,そのために栄養の吸収が悪くなることから,健康を害してしまい,寿命が短くなることは,考えられないことではないように感じますよ。(ストレスを感じている間は,栄養の吸収がかなり悪くなってしまいますよ)
う~ん,もしかしたら,平日の起床がつらくありませんか?
もし,つらいのであれば,それは,休日に大寝坊している所為です。
焦る必要はありませんが,休日も平日もほぼ同じ時刻に起床出来るようにしますと,平日の起床が楽になるはずですよ。(睡眠リズムを含めた生活リズムは,起床が起点ですからね)
ちなみに,marmarmarさんが書かれた「日本一の長寿」のお婆さんは,2日間寝て,2日間起きているというのが,彼女のリズムになっていますので,健康を維持出来ていると考えられますよ。
ですから,逆に,そういうリズムでない人が同じような生活をしようとしますと,かえって健康を崩してしまい,寿命を縮めてしまうと思います。
お礼
なるほど、よくわかりました。 丁寧な説明ありがとうございます。