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マンホールの危険性と公正取引委員会による摘発
- 現在のマンホールは危険であり、雨や雪の日はスリップしやすく非常に危険です。
- マンホールの危険性は当たり前とされており、改善されていない現状が続いています。
- 公正取引委員会による日之出水道機器の立ち入り検査が行われ、競争を制限し独占的立場を獲得しようとした疑いが持たれています。
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>スベリ止めに表面を耐候性・耐摩耗性の材料をコーティングすると言った方法を講ずる事が不可能なのでしょうか。 製品としては実際にあります。又、ノンスリップ加工されているマンホールもあります。こちらのサイトで紹介されていますよ(製品Link集参照)。 http://www.geocities.jp/origin_manhole/ ただ、コーティング方式の場合、除雪機を使用するような地域の場合、このコーティングが剥がれてしまう恐れがあります。歩道の除雪に機械を使うところもあります。 耐久性とコストのバランスが難しい所ですね。プラスチックなども摩耗によって角が取れてしまえば、ノンスリップ効果が下がってしまいます。「鉄の数倍の耐摩耗性」を謳っているウレタンコーティング材もあるようですが、これは摩擦係数が非常に低くて、水に濡れるとつるつるになります(プール用の遊具施設などに使われているところがあります)。 前にも書きましたが、結局は採用する自治体の意識次第でしょうね。
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- char2nd
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確かにマンホールの鋳鉄蓋は滑りやすいですが、十分な対策が採られていないのは、他に適当な材質が無いこともあるかと思います。 マンホールなどに使われる蓋盤は、管理上開閉が可能な重量(つまり軽量であること)と十分な強度が必要です。歩道の場合でも、管理車両等の通行が考えられることから、最低でも2トン以上の載荷重が考慮されています。 そうなると、どうしても金属製にならざるを得ず、コストの関係で鋳鉄製が広く使われているのです。 もちろん、プラスチック製やコンクリート製の製品もありますが、プラスチック製の場合は車両通行の全くない屋内などに限定されており、コンクリートもベースは鋳鉄製で表面にコンクリートやブロックなどを敷く用になっています。 コンクリートを使ったものは、見た目も良く、滑り止め効果も高いのですが、非常に重量が重くなるという欠点があります。鋳鉄蓋の場合はだいたい40~60kg位ですが、コンクリートを併用したものは100kg以上になってしまい、とても人の手では開けられず、専用の機械を導入しなければなりません。 蓋盤そのものも高価ですし、ひび割れなどへの対応もあるので、維持管理費が非常に高くなります。そのため、余程景観に考慮したところにしか使われていないのが実状です。 鋳鉄製の蓋の場合、寒冷地だと雪対策としてよりスリップ効果の高いパターンが採用されているものもありますが、あまり一般的ではないようです。マンホールの蓋盤のデザインは、そのマンホールを維持管理する自治体が決めている(それぞれ独自のデザインがあります)ので、メーカーが云々というよりは、それを採用する自治体の意識改革が必要ではないかと思います。 実際下水道などの設計を行っていると、マンホールの蓋盤についてはその自治体の指定品とされることがほとんどです。 尚、蓋盤だけの交換は容易ではないです。今のマンホールの蓋は受け枠とヒンジで繋がっているので、蓋だけを交換することは出来ず、一度周囲のアスファルトなどを取り除いて、受け枠ごと交換する必要があります。
お礼
大変参考になる回答有難う御座いました。 強度面で鋳鉄製の蓋となるのが止むを得ないとして、スベリ止めに表面を耐候性・耐摩耗性の材料をコーティングすると言った方法を講ずる事が不可能なのでしょうか。 例えば、せめて歩道だけでも、スクラップタイヤを粉砕して、それをコーティングしてスリップ止めにするとか。 高齢化社会となり、老人がマンホールでスベリ、転倒する事故が増えるのではないかと心配です。
お礼
詳しく教えて頂きまして有難う御座いました。 私は横浜市在住でして、 横浜市環境創造局 総合企画部技術監理課 土木基準担当 へも平行して問い合わせしたところ、やはり安全・耐久性の問題で目下試作品のテスト中との回答が有りました。 やはり、この件は地域の特性も有りchar2ndさんのおっしゃる通り自治体の意識の問題ですね。 横浜市には、他県に先駆けて対策品を開発し、日本全国へ横浜から発信するよう頑張って下さいとエールを送っておきました。 私も本件に関しましてはchar2ndさんのおかげで現状が良く理解出来ました。 感謝。評価30点差し上げたい心境です。