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ホメオスタシス性(時刻非依存性)って?

昨日、本を読んでいたら、ホメオスタシス性(時刻非依存性)という言葉が出てきました。 ホメオスタシスは恒常性という意味まではわかったのですが、「時刻非依存性」の意味が さっぱりわかりません。本の種類が、「睡眠」だったのですが、どなたかわかりやすく 説明してくださる方、いませんでしょうか? 回答、よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • starflora
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回答No.2

    ホメオスタシスというのは、生体(人間の身体など)が、ある一定の状態を維持するようになっている機構のことで、またそういう一定の状態を維持することを言います。例えば、こういう例が適当なのかどうか分かりませんが、体温は普通、病気にならないと一定です。これは体温調整のホメオスタシスがあるからです。また、身体のなかの水分も、一定に維持するようになっていて、水分が足りなくなると、喉が乾いて水を飲みたくなります。水を飲むと、水分が一定の量になり、ホメオスタシスが維持できるのです。睡眠も、一種のホメオスタシスだとも言えます。一定時間眠ることで、意識や身体の状態が、定常的な状態になります。     「時刻非依存性」というのは何かよく分からないのですが、「時刻依存性」ということなら、睡眠で考えれば、睡眠リズムは、ある程度「時刻依存性」を持っています。例えば、昼と夜を区別する体内時計があり、睡眠の欲求や、心身の活動は、この体内時計によって定常性を維持されています。海外に行くと「時差ぼけ」が生じるのは、この体内時計による、睡眠の時刻依存性によるとも言えます。     時刻依存性というのは、また、睡眠だと、入眠時とか覚醒時、REM睡眠時、深層睡眠時などに、何かが特定して起こる場合、時刻依存性と言えると思います。それに対し、時刻非依存性は、こういう睡眠のタイミングとは無関係に生じる何かのことだと言えます。例えば、無呼吸症というのは、睡眠の水準に関係なく起こり、呼吸のホメオスタシスを維持するため(血液中酸素濃度を一定にするため)、時刻に関係なく、無呼吸が続くと、睡眠が浅くなり、事実上、目覚めてしまうので、十分な睡眠が取れなくなるという症状です。     どういう場面で使われているかで、もう少し意味が分かりやすくなるのですが。……と書いて来たのですが、試しに検索で「時刻非依存性」を調べると、睡眠の調節機構として、その言葉が出てきました。以下にURLを示しますが、ここで具体的になったのですが、「時刻依存性」の例として、上に、体内時計を上げましたが、まさに、そういう使い方をする言葉です。     睡眠は、二つの身体の機構で調整されていて、その一つが、体内(生物)時計による、時刻に依存する睡眠と覚醒のリズムで、これを、「時刻依存性の概日リズム機構」と呼びます。他方、それとは別の調節の機構があり、両者は互いに補い合って睡眠と覚醒を調整していることになります。     第二の調節の原理は、「時刻非依存性のホメオスタシス機構」によるもので、これは、徹夜などをして睡眠をあまり取らなかった場合、大脳で、睡眠の総量を計算している部分があり、身体に見合った一定量の睡眠を取るため、徹夜などがあって、睡眠が不足すると、次の日に眠ると、日曜などで、目覚ましをかけないでいると、よく眠ったと思って起きると、お昼にすでになっていたなどです。つまり、時刻依存のリズムだと、朝には目が覚めるのですが、足らなくなった睡眠の埋め合わせをするため、体内時計の覚醒時刻・睡眠時刻とは関係なく、例えば、お昼まで、ぐっすりと眠ってしまうというようなことです。     つまり、睡眠時間の総量は均して一定になるよう、睡眠のホメオスタシスを維持するために、こういう時刻非依存性の眠りの調整が起こるということです。  

参考URL:
http://www.ashitech.ac.jp/jhome/jssr/jsleep/kagaku/kagaku07.html
jittarin
質問者

お礼

分かりやすい説明とURLまでありがとうございました。 見てみましたが、なるほどとおもうばかりです。 いつのまにか、無意識のうちにやっていたことなんだなとおもってしまいました。 すごいわかりやすかったです。 それを頭に入れて、本を読んでみたいと思います。 またわからなかったら、よろしくお願いします。

その他の回答 (1)

  • X-Terra
  • ベストアンサー率48% (25/52)
回答No.1

多分、サーカディアン性(時刻依存性)の調整方式 との対比で、ホメオスタシス性(時刻非依存性)の調整方式のことが本に出てきたのではないかと思いますが・・。 前者は、「睡眠は毎日繰り返されるリズムであり、脳の中の生物時計によって支配される」という事で、(時計という字があるとおり)一定の時刻帯になると眠たくなる、というもの。 後者は、「睡眠は寝る前に脳がどれだけ睡眠を必要としているかによって量と質が決定される」というもの。例えば、前の日にあまり寝なかった場合次の日熟睡できたり、昼寝をした日は熟睡できない、というのがこれにあたります。 恒常性、というのは、○○し過ぎや○○不足を補うための人間の仕組み、ということは、寒い日に体がどう反応するかで理解されていると思いますが、それと似たような仕組みで脳の休息の質と量がコントロールされている、ということで、ホメオスタシス性と言います。 追伸:サーカディアン = circle ... 周期

jittarin
質問者

お礼

とてもわかりやすい説明をありがとうございました。 これで、本が読みやすくなります。 睡眠はふしぎなことがいっぱいで、とても参考になります。 またよろしくおねがいします。 ありがとうございました

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