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昔の人の生活についての本
民俗学に興味を持っていて、明治~大正にかけての農村の人々の生活や、先人の知恵について調べたいです。 日々の生活の知恵、食料の保存方法、家の作り、疾病の手当て法など、一年の過ごし方や生活方法について載っている本(できたらイラストつき)でオススメのものがありましたら、教えてください。
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こんにちは。 柳田國男『明治大正史 世相篇』(上下2冊 講談社学術文庫)。 民俗学の創始者、柳田國男による同時代の記録です。この種のものでは古典的評価を得ています。 清水勲編『ビゴー日本素描集』(正続2冊 岩波文庫)。 明治時代の日本に住み、近代風刺漫画発展に貢献した仏人画家ビゴー。一方で、日本社会のスケッチに説明文をつけて欧州で出版し、日本社会を紹介し続けました。これはその抜粋。 日本常民文化研究所編『日本常民生活資料叢書』(全24巻 三一書房)。 明治から戦前までの、一般の人々の生活の研究や記録の叢書。重厚だけど、面白いです。 『大衆文化事典』(弘文堂)。 近現代の大衆文化を総覧できます。 『民間学事典』(人名編・事項編 各1冊 三省堂)。 「民間学」とは、大学のアカデミズムではない、民間に起った学問と、民間のことを研究対象とする学問との2つの意味があります。これは、民間に起った学問が、民間のことを研究対象にすることが多かったための必然。 これは、その民間学とその成果を総覧できる事典。読んでるだけで楽しい。 ご参考になれば。
お礼
こんにちは。 早速のご回答、ありがとうございます。 面白そうな本が列挙されていてワクワクします。 「民間学」、初めて聞く名前ですが、興味深いですね。 明日図書館に行って探してみます。