訓練の方法は座禅・気功・ヨガなど有りますが、時間とお金がもったいないです。自分でやれば時間の自由があります。
腹式呼吸の基本的な考え方は、息は吸うのではなく入る。吐くのではなく出る。力を入れるではなく入る。を念頭に入れてください。意識をすれば、力みになり好結果を得られません。
息を吸えば呼吸音が出ます。
息を吐けば足りなくなります。
力を入れれば余分な筋肉が付きます。
腹式呼吸を20分も続けると脳内神経伝達物質のセロトニン神経が刺激されセロトニンの分泌が20%も増加し、覚醒された安定が得られます。音楽・学業・運動・健康など全ての基本です。
姿勢
立った方が良いですが、座っていてもかまいません。
眞直ぐ伸びて
出尻・・尻の穴(失礼)を上に向ける(骨盤が回転し背丈が1cm伸びます)そして、大殿筋を内側へ巻き上げます(ヒップが2~3cm上がります)大を我慢してください、締まります。
鳩胸・・胸を前上へ突き出します。
肩の力・・少し前下へ抜きます。
呼吸法
準備として、口を開けて、横隔膜を上下させてみてください。空気が出たり入ったりするのが判ります。これが腹式呼吸です。簡単でしょう。
1・・・まずゆっくり吐きます(口で)
2・・・1~2秒で一気に入れます(鼻で)(横隔膜を下へ押し付けるようにすれば勝手に入ってきます)
3・・・更に下へ押し付け2秒静止(この時尻の穴が締まっている事。
4・・・8秒かけてゆっくり吐く(口で)(腹筋で嫌がる横隔膜を押し上げます)。
5・・・2秒間止めます(次に入れるための準備になりますが、これは気にしなくてもいいと思います)。
これの繰り返しが腹式呼吸の練習です。
腹式発声は丹田で発声します。丹田に気を集中出来た時、運動において最大の力が発揮出来ます。
丹田は昔からヘソ下3寸と言われて来ました。骨盤の中心です。恥骨の直ぐ上だと思ってください。
発声法・・声は出すではなく出るもの。大きな声を出すではなく大きな声が出てしまうです。
音階・音程・音質・音色・音量など、それぞれ違いますが弦を例えにします。弦の質・太さ・長さ・引っ張り強さで調整します。
1・・・<4・・・8秒かけてゆっくり吐く(口で)(腹筋で嫌がる横隔膜を押し上げます)。>この時、遠くの人に聞こえるように声を出してください。大きな声ではなく遠くの人へです。8秒と言わず出来るだけ長く続けます。
2・・・高い声も低い声も同じ場所で発声します。声を上げたり下げたりしません。(普段の会話は2オクターブ以上出しています。あげたり下げたりしていないでしょう。
3・・・ボールを投げる要領で発声します。高い声は遠くへ投げます、そのボールの高さが音階です。決して声を上げないで下さい、遠くへです。
例題
グランドキャニオンの対岸で人が飛び降ります。谷底から這い上がってきます。これをイメージして下さい。
対岸に聞こえるように
ワァ~ハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッ
ワァで投げます~で音階に届きます。(谷底に着く)
ハァッで登ってきます。声が下がりきって出なくなったところががけから上りきったところです。息は何処で継いでも構いません。(ァ)は母音です大事にしてください。子音より上げないで下さい。
如何でしたか。大きな声が出たでしょう。音階を上げ下げしなかったでしょう。綺麗な声が出たでしょう。
後は響かせる位置です。頑張って下さい。
お礼
いや~っ感動です! こんなにご丁寧にお答えいただき感謝しておりますm(__)m 大変参考になります! 最初は辛いかもしれませんが、それを乗り越えた時の喜びを 想像しながらがんばります! また私の質問に目を留めてくださることがありましたら、 どうぞよろしくお願いします。 本当にありがとうございました!