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大学の助手というのはどんなもの?
知り合いの男性なんですが某大学で博士課程後期を首席で卒業し、 学術振興会の特別研究員や研究所の研修生を3年ほどやった後、 地方国立大学のある程度有名な教授の助手をやっている人がいます。 最近、教授と(研究室のボスではなく、同じ学科の教授)と口論になったらしく、 辞めるとか言い出しました。まだ助手になって2年目の31歳です。 海外への学会活動もやってるし、助成金ももらえるような人で、 いくらでもコネみたいのはあるようなことを言っていますが あまりそういう風に見えません。 正直、大学の教員だからそういう待遇があるんだし、 彼の専門からして、今の研究室はピッタリだし、 今よりいい大学の研究室で働けるわけがないと思うんですよ。 大学の助手って、そんなに将来に不安のない身軽なご身分なんでしょうか。 もし、彼のような人が、ここで助手を辞めたらどうなるか、 予想できる方、教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
昔のように任期が無かった時代の契約でしたら、黙って大学に行っていれば定年まではいられたかもしれませんが、 おそらく今は任期制(5年?)になっていると思います。 でもおそらく任期が切れるまでは、よほどの不祥事を起こさない限りは首には出来ないと思います。 任期が切れて再契約をする時に、直属や他のラボの教授がどれだけ人事に影響を与えられるかについては、 まだ日本のどこの大学でも行われていない為にわかっていないとおもいます。 それどころか教授の再契約の基準さえまだわからないと思います。 直属の教授と揉めたわけではないので、 辞めても次の仕事を得るための推薦文は教授からもらえるでしょうし、前にいた研究所のボスからももらえると思いますので、 業績があるのでしたら、次の職も探せると思います。 次も助手というのは難しいと思いますし、その歳で助教授になれるだけの業績は無いと思いますが、 31歳ならばまだ若手に入るのでしょうからまた特別研究員などに応募できると思います。 業績や繋がりが無ければ‥‥実家に継げる家業があることを期待します。 コネについては今の教授なのか前にいたどの教授やボスからなのかわかりませんが、"知り合い"レベルでは見えないのではないでしょうか。 大ボスに電話1本挨拶すれば助成金や研究員の枠を貰えるという噂もありますし、 質問者さんが普段の研究生活や学会の懇親会に同席しているわけではありませんよね。 あと、会社勤めの人間であっても、辞める理由で人間関係の問題というのは多いと思います。 実力があるのでしたら多少専門分野がずれてもやっていけるでしょうし、 問題があるのにピッタリで今よりもいいところが無いというのはひどい言い方だと思います。 私の知人の助手は3年位前から直属の教授と合わずに辞める辞めるといいながらまだ続けています。 質問者さんの知り合いもおそらく「今日辞表を持っていく」というレベルではないのではないでしょうか。 業績が溜まるのを待って出て行くと思います。
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- tatsumi01
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助手には二通りあります。 一つは、名前通りの助手です。東大工学部のある学科では、助手は学位を取っても上にはあがれません。 地方大学では、教員の最下位として処遇するところがあります。学位を取れば、助教授→教授というコースが望めます。ただし、最近は公募が原則となっているので、助教授採用では、研究業績で劣るなら大学に対する貢献を示さないといけないでしょう。 助手の名称を変える動きもあるし、多くの大学では任期性を採用するしで、要するに研究業績が問われますから、研究教育でどれだけ貢献できるかでしょう。
お礼
なるほどです。せっかく優秀な人なのにつまらないことで安定を失ったりしないでほしいなと思いました。 助手の名称を変える動きもあるんですか。 任期制とかあって一生安泰というわけにはいかないのが現実なら仕方ないことなのかもしれませんね。
- antoninus64
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大学の教員です(文系ですが)。 次の職場が決まる前に自分から大学の職を辞めるのは、はっきりいって、異常です。私の知る限り、そういうのは懲戒免職処分を避けるためか(セクハラとかですね)、心に病を得てしまった場合だけですね。もし大切な友人であるのなら、とめた方がいいですよ! 民間も大学も、わざわざトラブルメーカーを雇わなくたって、他にたくさん若くて有能で協調性のある就職希望者がいるわけで。研究の世界は特殊ジャンルになればなるほど狭いです。人間関係は大切です。下手すると、その人、あとは塾・予備校業界しかなくなりますよ(まあ、収入的にはこっちの方がよくなることもありますが)。 私も口論したり、口論したいのをぐっと我慢したりしますが(どこの世界でも同じでしょう)、たいていの(やる気と能力のある)大学教員はその気持ちをバネにして、もっといい大学のポストを得るべく頑張ろうと思うわけですね。そう言ってあげたらいいのでは。
お礼
ですよねー。私もまさに本当にそう思うんですよ。プライドの高い人だし、しかも、あの人が塾や予備校の講師になる姿ってのはなんだかかわいそうすぎる気がします。 やっぱ、そんなに安定した職ではないカンジですね。 しかし、何といってあげたら納得するんでしょうね。 意外に「可愛がられたいキャラ」で子供っぽいんですよ。でもプライドが高いし・・・。(やや最悪ですね・・。) 回答ありがとうございました。
- 6dou_rinne
- ベストアンサー率25% (1361/5264)
助手というの大学のポストで言えば、教授、助教授、講師の下のポストで教員としては再会のポストですが、今後教授のポストをめざす最初の一里塚でしょう。 もちろん、特別な業績を上げれば助手-講師-助教授氏という改訂を踏まずに教授になれる人もいますが、それは特殊例で、理学などでは博士になってもなかなか助手にもなれないので助手になれたということは将来有望ということではないのでしょうか。 もちろん、助手になったら必ず教授になれるとは限りませんが。 やめて他の大学へ行くというのもありますが、けんかしてやめたのでは難しいでしょうし、企業もちょつと引くかもわかりません。 ただ、有能で業績があれば別ですが。
お礼
なるほどなるほど・・・。回答ありがとうございます。彼は理学部卒ですが、現在、工学部の助手をしているんですよ。そういうのってどうなんでしょうね。 確かに、有能らしいですけど、聞いてもいないのに自分から言い出すような人なんでちょっと・・・ってカンジです。その他、給料の面とかいろいろ内状を教えてくださると助かります。
お礼
なるほどです。ただ、他の先生ともめたことで、同じ研究室のボスからの視線も冷たくなったような気がしないでもないです。 任期制というのは知りませんでした。結局彼のような人は5年くらいの任期がきたら他へ行くつもりだったのかもしれませんね。 優秀な学部生に、うちの研究室おいでよとか散々自慢話言った挙句、張本人はそういうやめ方をするってなんか、寂しいというか、「これからあなたは何に向かっていくんですか。」と問いたくなります。 回答ありがとうございました。