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PET-CTについて
がん細胞を早期に発見するのに非常に有効とされる検査であるPET-CTについて詳しい方教えて下さい!! この検査を専門的に行うクリニックでの医療事務の採用をいただきました。 クリニックの方いわく、「検査終了後の患者様の対応をするので放射能被ばくの恐れがある。けれど、採用の前にお話をするというだけで、実際には可能性は限りなく0に近い」とおっしゃってました。理由は検査終了後、患者様はある程度の時間を置いてから受付に来られるので、大丈夫とのこと。念のため、スタッフそれぞれ放射能量を測る機械を常に持っているともおっしゃってました。 それでも、やはり心配です。詳しい方ぜひ教えて下さい!!宜しくお願いします。
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- o-rin
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こんばんは、PET施設で勤務している放射線技師です。選任放射線取扱主任者でもあります。 当施設でも事務の若い女性が5人勤務しております。 単純に被ばくが0であるとはいえません。状況によっては被ばくをする可能性があります。 確認したいことがありますが、採用された施設ではPETの薬剤をどのように入手されていますでしょうか。 (1)業者からデリバリで薬剤を購入している、あるいは(2)自施設でサイクロトロンなどにより薬剤を製造している。 (1)の場合は、時間帯にもよりますが、患者様への投与量は多くありません。 しかし、(2)の場合は施設により異なりますが、投与する薬剤の放射能が十分あります。 どのくらいの量の放射性薬剤を患者様に投与しているかに左右されます。 もう一点は、薬剤投与からどのくらいの時間まで、管理区域(患者様が検査で滞在している場所)内に滞在しているかにより、患者様から出る放射線の量が異なります。 当施設の状況を説明しますと、サイクロトロンを有して自施設で薬剤を製造しておりますので、他の施設よりも多い量の放射性薬剤を使用しております。 投与後2時間は管理区域に滞在していただいています。 その後に着替え等を行い受付にて会計等を行いますが、その時点でも患者様の体からは放射線が出ています。 しかしながら、管理している被ばく量を調査しても有意な被ばくは数値として出てきません。 全部0mSvです(被ばくの心配はないということです)。 その理由として、十分に放射線に対する教育を行っており、どのようにしたら放射線の被ばくを避けられるかを彼女らが身につけているということです。十分に距離をとること、接する時間を短くすること等です。 もう一つは、5人のスタッフがローテーションで受付業務を行ってるということです。 何もしないで被ばくが0になることはありません。 受付のスタッフといえども最低限の放射線の知識をもち、自分で回避することが0につながると思います。 そのような施設には、必ず放射線に関する管理を行っている方がいるはずですので、十分に教えてもらうことが重要だと思います(法律で定められていますが、受付の方が対象になるかどうかは施設の考え方です)。 人間の五感では感じられないものですので(原発事故で消防庁の方は見えない敵と表現していましたが)、分からないままにせず、十分に勉強していただければ心配することはないと思います。 分からないところは有耶無耶にせず、専門スタッフにどんどん質問してください。 PET検査に関する参考URLを掲載します。
- TooManyTroubles
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18FDG-PET検査1回の被曝量は患者さんでも非常に微量で2.2mSVですが、半減期が短く(110分)かつすぐ排泄されます。そういうわけで検査が終わった患者さんの周囲の人間の被曝はほとんど問題になりません、医療事務で普通に勤務するあなたの職業上の被曝量を検出することすら難しいでしょう(自然被曝量の検出はできても)。 ICRPでは職業上の被曝と一般公衆の被曝に別けて各々の年間線量限度を20ミリシーベルト、2ミリシーベルトと定めています。また、自然からあびる放射線量は年間1ミリシーベルトです。 ただし、日本は、規制は厳しく、18Fの半減期がきわめて短いにもかかわらず、半減期の長い放射性同位元素と同様の管理を要求されていて不合理で、利用上の障害となっているのが実情です。建物がやたら物々しいでしょ。