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文藝賞・・・何故?
長澤まゆみさんの少年アリスは河出の文藝獲ってますが、日本文学のジャンルに入るんですか?理由を教えていただけたらありがたいです。どうも眠たくなってメルヘンというかファンタジーにしか見えないんです。文学という理由を教えていただけたら、今度は、異なる視点で再度、読んでみると面白いと思うんです。お願いします。
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日本文学と言うと日本語で書かれた文学全部というイメージが私にはあるのですが、もしかしたら「純文学」のことでしょうか? >日本文学のジャンルに入るんですか? 「ライトノベルは文学か?」みたいなのと同じ感覚でおっしゃっているのでしょうか。 ライトノベルは比較的(前からあったけど、比較的)歴史の新しいジャンルだし、若い人向けで、なんとなく評価はちょっと低めな気がしますが。 前に雑誌『ダヴィンチ』で、「ライトノベル読者はバカなのか?」という記事があった。 内容的には、ライトノベルをバカにせず、まずは読んでみよう、見直してみよう、という話でした。 個人的好みや興味は別として、 ファンタジーはそれなりに歴史が古いので、文学ジャンルとして確立してると思います。 「メルヘンやファンタジーの形を取っている⇒薄っぺらい、ふわふわしている」とは限らないです。 私もそれほどファンタジーは読みませんが、世間では、宮沢賢治とか、アーシュラ・K・ルグインみたいな人たちは、深みがあると評されています。 (賢治さんは少し読んだ) 文藝賞のことはよく分かりませんが、過去の受賞作を見ると「純文学」と「エンタテイメント」の間の(あるいは両方の面を併せ持つ)若い世代向け路線という印象がします。 そういえば山田詠美さんも受賞者でした。 それと、近年はジャンル分けがはっきりしません。 純文学みたいなエンタテイメントみたいなSFっぽいところもある、ファンタジックな、という作品もけっこうある。 「少年アリス」(“長野”まゆみさんですよね)は読みました。 大好きってほどではないけれど、退屈もしなかった。 美しくノスタルジックな世界だと思いました。 文章的には新奇さよりは、古風で伝統的で文学的な感じがしました。 個人の好みによるので「素晴らしい」と高い評価を受けている作品でも、自分の好みでなければ「すごく面白い」とは感じないと思います。 眠たくなったのは、OKWEBMANIAさんがメルヘンやファンタジー的な作品を好まないからでは?(^^)