No2の補足です。
>キャブと一緒に見かけるんですけど
これについて解答していませんでした。
キャブとOHがセットになりやすい理由は、キャブがデリケートな装置で初期の性能を維持しにくいからです。
どうしてかというと、キャブの中には細い、空気や燃料の通路が多く張り巡らされています。
キャブをばらして整備できる者からすればなんでもないことなのですが、一般のライダーがキャブまでばらすことはあまりないでしょう。
そのため、これらの細い空気や燃料の通路が目詰まりします。
全く詰まってしまえばエンジンがかからないので「故障」となりますが、問題なのは「詰まりかけ」の時です。
この状態だと、ちょっとキャブのセッティングに味を占めてきたライダーは自己流でセッティングを変更します。
これで調子がある程度回復できるものですから、根本原因に気がつかずに乗り続けます。
やがて、通路の詰まりがひどくなると、手に負えなくなって「OH」となるのです。
その他の故障の場合は、明らかに故障とわかり修理の対象としますが、キャブは故障の手前の「不調」の状態になりやすいので、
故障になったときには部分的な修理ではなくセッティングをすべて見直すOHまで作業レベルが上がってしまうのです。
お解りになりました。(次は何でしょう?)
お礼
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