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G5 2Ghz DualCore/Singleと G5 2Ghz/Duala

G5 2Ghz DualCore/Singleと G5 2Ghz/Duala ではどちらが処理能力は高いのでしょうか?

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回答No.1

全く同じプロセッサで、Dualプロセッサの物とシングルでパッケージ内に2つのコアが入っている物であれば、後者の方が高速になります。 理由は、調停機能がCPU内に内蔵されているためです。 調停機能とは、単純に言えば処理内容や処理状況からどちらのプロセッサで処理を行うかを区別する機能です。例えば、1,2,3という命令があったとしましょう。プロセッサ1で1を処理している間にプロセッサ2では2を処理しています。ただ、そうすると速く処理が完了した側が3を処理します。両方がほぼ同時に処理を終えたとして、どちらで処理するかが問題になります。ここを解決するのが調停です。どちらか一方が処理している内容は一方では処理しないようにしなければ、処理速度の向上どころか命令の円滑な実行もできなくなりますからね。調停機能はどちらが処理しているかを判断します。 これは、単に命令の実行場所だけでなく連続性なども踏まえる必要があります。一方で処理しその連続で処理を行わなければならない命令を別のプロセッサで処理してはいけません。もしそのミスが発生したときに、命令は調停回路に再び返り、そこから他方に送信されます。 そのため、調停機能が、プロセッサ内にある場合は、十ギガを超える内部転送速度があるCPU内で受け渡しを行います。独立したプロセッサの場合は、チップセット上や外部の専用回路としてその機能を備えているため、一度外部を介する必要があります。その速度は内部の1/4以下になります。その間は、一方のプロセッサもしくは両方のプロセッサ処理が滞ることになります。 この辺りの時間の積み重ねによって、処理能力はDualCoreの方が相対的に高速になります。ただし、プロセッサの基本アーキテクチャはもちろんですが、プラットフォームであるチップセット、メモリなど外部回路もほぼ同一構造であるという条件が必要です。 ちなみに、同じDualでも調停機能がどこにありどのように調停を行うかによっても、性能は変わってきます。プロセッサに近すぎると今度はぎりぎりで調停するため、キャッシュメモリの意味がなくなります。逆に、プロセッサから遠い場所で調停を行うと、調停ミスが生じたときに多くのタイムロスが発生します。

goo2408
質問者

お礼

細かく詳細なご説明ありがとうございました。 とてもとても参考になりました。 書き込みありがとうございました。

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