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真空管アンプの電圧段で、

Rpを大きくしたほうがひずみが減る。 とどこかのHPでかいてあったのですが、 なぜですか? Rpを大木くして負荷線をたおしすぎると あまりよろしくなさそうな領域になりますが。。。 よろしくおねがいします。

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  • e10go
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回答No.3

#1です。 すみません、まず訂正です。 下から8行目 誤 -1.5V,0.32mA,138V 正 -1.5V,0.32mA,136V >直線性というのが解らないのですが、 >例えば、どこからどこまでの直線を見ればよろしいのでしょうか? 「直線性が良い」は「gmの変化が少ない」のと同じような意味です。 直線性という言葉は、伝達特性のグラフの線から来ています。 ここでいう伝達特性とは、グリッド電圧に対するプレート電圧(電流)の事です。 #1の回答で、ロードラインから下のデータを導き出しましたが、 ><<プレート抵抗50kΩ>> >グリッド電圧,プレート電流,プレート電圧 >-0.5V,1.59mA,120.5V >-1.5V,0.7mA,165V >-2.5V,0.09mA,195.5V 横軸にグリッド電圧、縦軸にプレート電圧(電流)を記入して折れ線グラフを書いたのが グリッド電圧・プレート電圧(電流)伝達特性になります。 そして、グラフの線が直線に近い程、直線性が良いという事です。 また、ロードラインの負荷線とグリッド電圧ラインの交わる間隔でも、直線性は解かります。 なお、実際に設計する場合は、 #ロードラインの電流の少ない部分を使用しない。 #グリッド電圧の-0.5Vより(+側に)高い所を使用しない。 とすれば、ひずみを気にしなくて良いと思います。 電流の少ない部分は、他に比べてグリッド電圧の間隔が狭いので、ひずみが大きいです。 グリッド電圧が-0.5Vより高くなると、グリッド電流が流れ出してひずみ易いです。 グリッド電圧が0Vまでグリッド電流は流れないと思われるでしょうが、普通の真空管では -0.5Vより高くなると、グリッド電流が流れ出す事が多いです。

ST62
質問者

お礼

詳しく解説いただきまして、ありがとうございます。 だいぶ解りました。 またよろしくおねがいします。

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その他の回答 (2)

noname#60878
noname#60878
回答No.2

回路全体で考えると、Rpは小さくした方がトータルでは特性が良くなりそうなケースもありますね。 次段の負荷はどうなりますか? 次段の静電容量は? 次段のグリッド電流も考慮します。 電源電圧との関係で、Ipが小さくなりすぎませんか? 管のバラツキや劣化も考慮して安定動作しますか? ノイズ増えませんか? 自段のグリッド電流やミラー効果とかも考えて、動作点を設定すると、バイアス深めでRpが小さい動作点の方が特性が良いこともあります。グリッド電流や入力容量は前段との関係も効いてきます。

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  • e10go
  • ベストアンサー率38% (47/122)
回答No.1

>Rpを大きくしたほうがひずみが減る。 >とどこかのHPでかいてあったのですが、 >なぜですか? 多少の差はありますが、大抵の真空管ではそうなります。 なお、3極管より5極管・ビーム管のほうがその傾向は大きいです。 大抵の真空管ではプレート電流が大きくなる程*gmが大きくなる傾向があります。 *gm;電流増幅率の事で、グリッド電圧を変化させた時にプレート電流がどれだけ変化するかの割合。 プレート抵抗が小さいと、プレート電流の多い(gmが大きい)範囲からプレート電流の少ない(gmが小さい)範囲までを使用することになります。 つまり、プレート抵抗が小さいとgmの変化が大きくなる使い方になります。 プレート抵抗が大きいと、プレート電流の少ない(gmが小さい)範囲を使用することになります。 つまり、プレート抵抗が大きいとgmの変化が小さくなる使い方になります。 また、gmの変化が大きいと増幅時の直線性が悪く、gmの変化が小さいと増幅時の直線性が良いです。 つまり、gmの変化が小さいほうがひずみが小さくなります。 なお、文章でわかりやすく説明するのが難しいので、 3極真空管の12AX7で、次の条件でロードライン(負荷線)を引きました。 Ep,Ip特性表は、下記URLを使用。 http://www.mif.pg.gda.pl/homepages/frank/sheets/137/1/12AX7.pdf 条件;プレート電圧200Vで、プレート抵抗(Rp)を50kΩ,100kΩ,200kΩとする。 グリッド電圧を-0.5V,-1.5V,-2.5Vに変化させた時のプレート電流,プレート電圧を求める。 ひずみ率を求めるのは難しいので、グリッド電圧-1.5Vを中心に上下1V変化させた時の プレート電圧変化の割合を求める。 <<プレート抵抗50kΩ>> グリッド電圧,プレート電流,プレート電圧 -0.5V,1.59mA,120.5V -1.5V,0.7mA,165V -2.5V,0.09mA,195.5V グリッド電圧-0.5V~-1.5Vのプレート電圧変化分、44.5V グリッド電圧-1.5V~-2.5Vのプレート電圧変化分、30.5V <<プレート抵抗100kΩ>> グリッド電圧,プレート電流,プレート電圧 -0.5V,1.09mA,91V -1.5V,0.5mA,150V -2.5V,0.08mA,192V グリッド電圧-0.5V~-1.5Vのプレート電圧変化分、59V グリッド電圧-1.5V~-2.5Vのプレート電圧変化分、42V <<プレート抵抗200kΩ>> グリッド電圧,プレート電流,プレート電圧 -0.5V,0.68mA,64V -1.5V,0.32mA,138V -2.5V,0.06mA,188V グリッド電圧-0.5V~-1.5Vのプレート電圧変化分、72V グリッド電圧-1.5V~-2.5Vのプレート電圧変化分、52V グリッド電圧-0.5V~-1.5Vと-1.5V~-2.5Vのプレート電圧変化の割合 プレート抵抗50kΩ,44.5V/30.5V=1.46 プレート抵抗100kΩ,59V/42V=1.4 プレート抵抗200kΩ,72V/62V=1.38

ST62
質問者

補足

こんにちわ。 ご親切にありがとうございます。 それで、 >プレート抵抗が大きいとgmの変化が小さくなる使い方になります。 は理解できました。 直線性というのが解らないのですが、 例えば、どこからどこまでの直線を見ればよろしいのでしょうか? いろいろ考えました。ロードラインは直線ですし、 Bias線は急な曲がりもあれば直線っぽいところも。。。 よろしくおねがいします。

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