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カブトムシの育て方
こんばんは。 今夏捕まえたカブトムシの夫婦が20個の卵を産み、無事かえった頃、その子供達を遺し静かに逝ってしまいました。 彼らの忘れ形見をなんとか育てて成虫にしてあげたいと思っています。 成虫まで育てきったことのある方、上手な飼育方法を伝授してください。 どうかよろしくお願いします。 因みに20匹の幼虫は産まれた時期がばらばらなので、一番大きいのは既に直径4~5cmにまで成長しています。
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まずは餌と住まいとなるマット(腐葉土)を用意します。落葉広葉樹100%の腐葉土(おすすめ銘柄はJT製)を買うか、個育ならクワガタ・カブトを取り扱っているショップに行って飼育用マットを購入します。 腐葉土の場合は、大きいポリバケツ(容器)にあけ、霧吹きで湿らせながらよくかき混ぜます。均等に湿らせ、手で握って形ができるがすぐ崩れてしまうくらいの湿り気になったらふたをしてあまり寒くない屋根のある部屋に置いておきます。混ぜる際、クワガタ飼育用の菌糸瓶の菌を混ぜ込むといいかもしれませんが、それはご自由に。しばらくすると発酵してこなれてくるので、それまで毎日か1日おきくらいのペースで手を入れてかき混ぜます。こなれてきたらマットとします。 すでに幼虫が成長しているようなので、お使いのマット(腐葉土)でもよろしいでしょう。 飼育容器として、まとめ飼いなら魚が入っていたトロ箱か発泡スチロール製のクーラーバッグ、もしくは個育するなら100均で適度な大きさ(15cmの長さがあれば十分です)のプラケースを揃えます。 日本カブトはおとなしいので、トロ箱で群育できます。トロ箱にマットを敷き、幼虫をそこに移して上からマットをかぶせて空気穴を開けたふたをしておきます。幼虫が小さいうちはまとめ飼いのほうが楽だと思います。個育なら、ケースにマットを敷き、1頭ずついれてマットをかぶせます。8分目くらいがいいでしょう。 観察して丸い糞がだいぶ目立ったらマットの交換です。 体が薄黄色っぽい透明な感じになったら越冬できますので、マット内の温度が10~12℃くらいになる場所に移し、越冬させます。そのような幼虫は個育した方がいいかもしれません。4~6ヶ月はそのままにしておきます。冬が近づいているのにまだ小さい幼虫や、体が黄色っぽい透明になっていない終齢幼虫はできるだけ暖かい部屋でマットをもりもり食べさせます。 中には飼育中に死んでしまう個体もあるかもしれません。取り除いて供養しましょう。 また、飼育中にダニや小バエがたかるかもしれません。ダニにたかられたら木酢液を1000倍とか10000倍とかに薄めた液を作り、ダニを取り除いた幼虫を30秒つけるといいです。マットは交換しましょう。ハエがでたら、マットを交換しましょう。 春が過ぎ、暖かくなったら越冬休眠から覚めたら、幼虫は活動しだします。そして蛹になります。カブトは自分で土繭を作りますが、そのころはいじってはいけません。少しだけ湿り気を与える程度にします。土繭を作って蛹化したら、容器をできるだけ移動したり動かしたりしないように丁寧に取り扱います。あまり飼育容器の端っこに土繭を作り、角が容器に当たるようなら、土繭を丁寧に掘り出し移動させます。 そして羽化。楽しみですね。 なお、その成虫どおしを来夏に掛け合わせても、近親交配になってしまうので弱くなります。累代飼育をする場合は夏に新しい血を入れてあげる必要があります。 下に飼育技術を記したページを載せましたので、参考にしてください(最初からこれを紹介しておけばよかった)。
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- pio-ne
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私は、繁殖をしています。 飼育するときプラスチックケースに入れて飼育します。15度から20度ぐらいで育てます。えさは市販のえさとバナナなどをあげます。ただし、スイカはあげないで下さい。えさ置き場なんて買わなくてもいいです。2日に1回霧吹きでマットを湿らせてください。マットは市販のものでいいです。ふたを忘れずに閉めましょう。 かぶとの大きさや人数などに合わせてケースを選びましょう。幼虫の時は、マットの中に入れといてほったらかして下さい。えさはマットです。
お礼
ありがとうございます。バナナは皮でもいいのですか?ちょっと虫がわきそうでこわいですが^^; 繁殖とまでは考えていないですが、近親交配はさせたくないので、来夏また出会えることを祈りつつ、頑張って大きく育てます!
- zinchan
- ベストアンサー率49% (97/197)
>さて飼育容器なのですが、今水槽にみんな入れてます (サイズはまな板くらいかな?)が、問題ありますか? 水槽でかまいませんが、20頭いっぺんに飼うのには狭いようです。 私の経験では1頭あたり15×15×15cmのマット容積が必要かなと思ってます。 >マットの温度は、測って管理した方が良いですか? マットの発酵が終了していれば、気温と同様ですので、細かく測る必要はありません。ただし、マットを腐葉土を発酵させてつくる場合は、切り返し作業(かき混ぜる)の際に手を入れて発酵熱の出具合を見ておきます。熱が出ている間は盛んに発酵していますので、マットとして使えません。なぜなら、乳酸菌などが酸素を大量に消費しているので、酸欠になるからです。よって、1日1回切り返しをしてあげる必要があります。 市販のマットでも、湿らすと発酵熱が出る場合がありますので、購入したら一度まとめてほぐして湿らせ、発酵を完了させてください。 >また彼は、一週間に一度位ずつ、 マットを湿らすついでもあるのですが 幼虫の数と成長具合を見るために全部ひっくり返して調べてます。 この行為は、幼虫達に影響を与えないですか? 今のところは問題ないように思います。マットが乾くと食い込みが落ちますので、適度に湿らすのはいいです。基本的に腐葉土を食べるコガネムシの仲間はマットが糞だらけになるまでいじらなくてもいいくらい飼育が楽な虫です。 1週間に1度くらいならマットを湿らす作業の際様子を見るのはいいことではないでしょうか。ダニやハエの発生を観察する意味でも。 幼虫はさわっても問題ありません。蛹になったらいじってはいけません。私も幼虫は1週間に1度体重を計測してました。 あと、酸素不足はよくありませんので、ふたには空気孔を数個開けておく必要があります。乾燥防止のため、たくさん開ける必要はありません。 >サイズによっていじってはいけない時期があるなら 飼育容器を別にした方が良いでしょうか? 3齢幼虫になったら、個育した方がかえって管理が楽かもしれません。1~2齢はマットの消費が少ないのでマット交換は2~4週間レベルでしょうが、3齢はすぐ糞だらけにします。 問題は気温ですので、前蛹(ぜんよう)ーうす黄色の半透明な体になる時期ーまではマットの食い込みをはかれるよう暖かくする。前蛹になったら12~15度で越冬させる。越冬期間は4~6ヶ月必要なので、冬までにマットの食い込みをはからせることが冬越しを楽にし、成功させるのではないかと思います。
お礼
またまたご丁寧で親切なご回答をありがとうございます!充分すぎるほど沢山のアドバイスを頂き、本当に参考になりました(T-T) とりあえず越冬のため、準備万端整えられそうです。 また壁にぶつかったらここで質問させていただきますので、その時はまたよろしくお願いします! ありがとうございました!!
- zerubia
- ベストアンサー率41% (5/12)
狭いところにたくさん飼うと、小さいカブトムシになります。幼虫の時のえさが、成虫の大きさを決めるのです。 あと、幼虫にも病気があります。原因は分からないらしいのですが、古い幼虫マットをあげると、茶色いしみのようなものが出来ます。こうなった幼虫はすぐに取り除きます。この病気は治らないので、かわいそうですが、処分してください。マットはすべて捨て、水槽をよく洗ってから、新しいマットを入れてください。この病気は他の幼虫に伝染するので、しばらくはよく観察して、病気になっていないか注意します。 飼育マットが、冬場はあまり店頭に並ばなくなることがありますから、多めに買って冷暗所保管が良いでしょう。 冬眠した虫は、いじらないで下さい。あとは素手でいじりすぎるのもよくないです。 他にダニや、ハエの侵入を防ぐシートが市販であります。 NO1様のご回答が素晴らしいので、私も参考にさせていただきます。他にもサイトがありましたので添付します。
お礼
詳しい助言をありがとうございます。「へぇ~」の連続です。幼虫の病気とか、素人には知る由もないので大変勉強になりました。 病気にならないよう、気をつけて大事に育てたいと思います。 また何かあったら教えて下さい。 ありがとうございました。
お礼
す、すごい(@0@)!!!ありがとうございます!! 感激感動しました!!ななななんて細かく丁寧・・・!! 早速プリントアウトして保存版にします~ さて飼育容器なのですが、今水槽にみんな入れてます (サイズはまな板くらいかな?)が、問題ありますか? マットの温度は、測って管理した方が良いですか? また彼は、一週間に一度位ずつ、 マットを湿らすついでもあるのですが 幼虫の数と成長具合を見るために全部ひっくり返して調べてます。 この行為は、幼虫達に影響を与えないですか? サイズによっていじってはいけない時期があるなら 飼育容器を別にした方が良いでしょうか? またご指導をお願いします。 いやーでも本当に嬉しいです。。(TーT) もう感動しすぎて何とお礼を言ったら いいのかわかりません! zinchanさんのアドバイスを無駄にせぬよう、 一生懸命育てて成虫にしてみせます! そして無事成虫になった暁には 心地よい森に還してやろうと思います。 本当に心からありがとうありがとう ありがとうございます!