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情報のプロが「よく分からない」という結論を出す理由について
- 情報のプロが「よく分からない」という結論を出す理由について考えてみました。
- 調査会社やシンクタンクのプロでも、時折「よく分からない」と結論を出すことがあります。
- 仕事柄、情報を扱うプロが「よく分からない」と言う理由やマインドについて探っています。
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質問者が選んだベストアンサー
直接そういった方々に接する機会がないので,一般論として書きますが,浅い「よく分からない」と深い「よく分からない」があるのではないでしょうか。 前者は,調査・研究が不十分なため「よく分からない」というもの。 こういう「よく分からない」は,確かに情報のプロとしては恥ずかしいことだろうと思います。 後者は,「持ちうる情報から可能な限り、仮説なり見解なりを出す」(質問文より引用)よう最大限努力しても,それでもやっぱり分からない,というもの。 そんな場合に,知ったかぶりでもっともらしいことを言うのは,情報のプロとして無責任ではないでしょうか。 そのテーマの奥深さを知っているからこそ,安易な断言は避けたいという気持が働いた結果,「よく分からない」という(とりあえずの)結論になるのであれば,むしろ好ましいことだと思います。 逆に,その場しのぎの結論を急ごうとすることのほうが,プロとして「恥ずべきこと」ではないでしょうか。 調査会社とは違いますが,ニュースやワイドショーなどを見ていて,大学の教授など研究者に見解をうかがう場面が出てくると,両者のタイプの先生が見られて興味深いです。 どちらかというと,断言を避けて慎重な言い回しをするタイプの研究者が多いように感じられますが,マスコミの人は「要するにどうなのか,マルかバツか」と結論を急ぎたがる傾向が多いようです。 したがって,たとえば犯罪事件が起きたとき,まだその詳しい背景なども分からないうちから,犯人の心理を推理してしまう心理学者とか,懲役何年だなどと量刑を判断してしまう刑法学者などは,テレビに重宝されているようです。 もっとも,こういった人たちも,実際には「今の段階では分からないことが多い」とか「今までの情報だけから判断したばあい,という条件付きで言わせていただくと」などとしゃべっているのかもしれませんが,編集されちゃうのでしょうね。
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- houng
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「よく分からない」という結論をだしてもその業務が成り立っているのならそれはそれでいいんじゃないんでしょうか。 所詮そこまでですので、見切ってしまった方がイライラしなくてすみます。出来ない人に無理を強いてもよい結果はでませんよ。 また、こういう方はよく居ます。というか居ると思っていた方がいいです。どんな人にもいろんな悩みを持って生きているんで、あなたの様にモチベーションを常に高く持っていられる人は少ないと思います。 普段は何事も前向きで色々と考えたり調べたりする人でも、気落ちしたときなどは、「もおわからない」と投げてしまう事も有ると思いますよ。 以上はその人の性格によるものですが、業務として考えると、資金的、時間的、労力的なことで、「よくわからない」という結論までしか出来ない場合もあります。 どんな仕事も、時間もお金もふんだんに有るからはっきり分かるまで調べろというわけにはいかないでしょ?
お礼
性格面の話、確かにそのとおりですね。常にモチベーションを高く持つ、ということは誰にとっても難しいことです。(だから「投げたらアカン」が心に響く・・・) また、業務面の話、そういう部分勿論ありですね。というかそこを意識しないと業務遂行できないですよね。 まぁ、houngさんもお察しとは思いますが、割り切ってしまおうと心に決めてるのならば、こういう質問はしなくてもいいや・・・と思うわけです(笑)。性格・業務上の制約ともに。 ただ、調査・分析を生業としている人々だからこそ、「しつこさ」が大切なのではないかと。「割り切りたくないから頼んでるのに、オタクに割り切られてしまっては・・・」という寂寞感もありますよね。まぁ、ここも最後は割り切りなんですが(苦笑)。 いずれにせよ、調査/分析を生業としている人だからといって、人並み以上の粘り腰を常に期待しちゃアカン、という当たり前のことを再確認できました。(とはいえもしかしたらNo.1さんおっしゃるプロ精神の発露が故という可能性もあるのではあるのですが・・・) どうも有り難うございました。
- harisenbon
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よく分らないこと(テーマ)に関して、自分の知っている限りの情報から仮説なり見解なりを出すというのは素人意見と言うのではないでしょうか。 根拠や裏づけの乏しい意見に対して、プロの発言というお墨付きを与えてしまう(自分はそう思わなくても聞いた人はそう受け取る)のはプロとして本意ではない。 だったら、責任の持てない意見を言うよりは、「よく分らない」と言った方がよっぽどいい。 そういうことだと思います。
お礼
どうも有り難うございます。なるほど。 プロとしてのスタンスであればOK、ということですね。 今度、そういう機会があったら、それとなくそんなことをお尋ねしてみようかと思います。。。
お礼
うん、仰る通りですね。「分からない」の程度の差異はありですね。 願わくば、それを明示的に伝えていただけると、より納得しやすい・・・ということかもしれませんね。 その人の持ち合わせる能力や性格とは又異なった、コミュニケーションスキル(技術)の問題かも・・・とも思いました。 どうも有り難うございます。