現段階でどの程度の成績か、だけでは可能性を論じられないと感じました。
今、成績が平均以下しかないのはわかりましたが、その理由は何ですか?
たとえば「今まで、家庭学習はしてないけど、それなりに授業は聞いてきたつもり。で、偏差値46」ならまず無理です。
また、見極めの出来ない方、つまり、ただガムシャラに努力するとか、何時間もガリ勉するとか、そういうことで自己満足できてしまう方も無理だと思います。
「トップ校に入ってからずっと授業聞かなかったら偏差値46になってたぁー」なら可能性があります。さらに、その高能力の種類が九大の求める種の潜在能力にバッチリ合致しているような場合には、今からでも、自分という主体と九大突破という目的に合ったやり方を間違えずにやり尽くせれば受かりますのでご安心下さい。
実際、そういった学生は旧帝大系にはたくさんいました(います)。「あー、部活に熱中してたらもう秋だわ」「偏差値は…あっはっは、平均以下だわ」「ま、秋に基本だけ身に着けておけば、あとは二次本番で問題見て一生懸命考えれば解がひねり出せて、合格点くらいもらえるかなっ?ま、やってみっか、ダメだったらみんなで浪人しよう!」みたいな人たちです。(元来の偏差値は70超)
私もそのタイプでした。九大向けトップ校にトップクラスで入り、しかし「授業が遅い」と憤慨して一切授業を聞かずノートもとらず下手したら授業にも出ずに2年半。熱中していた校外活動が終わったのが10月。受験はそれからのスタートでした。
「receiveってなにー」「等比数列の和の公式ってなにー」
とか言ってました。
そこから数ヶ月でE判定をA判定にかえて合格できたのは、私に
・公式や単語は高速で覚えられる(その速度は九大でも有数)
・応用力や文章力、論理の力がある
・九大入試に何が必要か分析することができる
以上の能力があったからです。つまりもともとが一夜漬けタイプだったのです。
もし、こつこつ努力するのが向いている人がこつこつ努力してきていなかったのなら、間に合わなかっただろうと思います。
このタイプの合格者はいくらでも転がってましたが、
だいたいこのタイプは私大には受かりません(私はハナから「あ、無理」と受けませんでしたが、滑り止めにと受けた人はほとんど全滅)。
私大の問題は九大の問題より努力の有無を重んじますから(英語ならイディオムを丸ごと尋ねたり、数学なら定番問題をしっかりきっちり書かせたり)、きちきちと勉強してきてなかった人にはつらいようです。
というわけで、自分がどういうタイプなのかをしっかり見極めて自己判断して下さい。
自己分析・見極めは、いろんな局面で大切になってきます。