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沖縄の十五夜の由来を教えてください。
沖縄では、旧暦八月十五夜のお月見ではフチャギという名前の餅を仏壇や火の神にお供えしたりします。 地域によっては綱引きもするんですが、 このお供えといい綱引きといい、何のためにそうするようになったのか、元々の由来を知りたいんですがなかなか調べられません。 どなたかご存知の方、教えてください。よろしくお願いします。 http://www.okinawa-e-sa.com/ibent1.htm
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沖縄の人ですか?(^^ゞいや~久しぶりに“ウチカビ”を聞きました~懐かしい~~ 余談さて置き本題に・・・ 沖縄を含め、日本や中国、朝鮮では、小豆は食物である前に、その美しい赤色が呪術的意味をもち、古くから魔除け、汚れ払いなどに多く用いられてきました。 沖縄では迷子を探す時、「赤豆(小豆のこと)食らえ」と叫びながら、子どもを迷わす悪霊を退散させたと聞いた事があります。一般的にも、小豆はめでたい日の食べ物とされ、正月の十五日や季節の区切りの節には、厄除けにフチャギなどに入る小豆を食べるようになったとされてます。 小豆には、今の様に冬場に新鮮な野菜を口に出来なかった時代、冬に小豆を粥などにして食べることはビタミンB1、B2などの栄養の補給になり、健康維持・向上に役立ち 、古くは小豆は薬として利用されていたそうです。昔の人は産後の肥立ちが悪い女性に小豆粥を食べさせたものです。小豆に多く含まれる鉄分は、血液の原料でもあるので、その供給にも有効でした。長い経験から生まれた慣習には、深い知恵が隠されていますね。 それとフチャギの小豆が潰されずそのままの形であるのは潰すと霊的効果“魔除け”効果が失われると言われています。 言い伝えですが、八月十五夜にフチャギをつくり、村が見渡せる小高い所や村を回り、月に照らし出された家々を眺め栄える家は暗く沈み、厄(やく)のある家は、家の中まで明るく見える「月が教えてくれる」と祖母に聞いた事があります。 自然崇拝=自然を大切にするウチナーンチュの大切な文化ですね大事にして行きたいですね。 又質問者様のように伝統を興味を持ち伝承する人が多くいるといいですね。 ということで元を正せば大陸文化の流れですね。中国に同じ様な習慣があるそうです。 補足になったでしょうか?
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- tika
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沖縄各地で行われる綱引き行事は、旧暦6月15日の 6 月御祭綱・7 月15 日の精霊御送り綱・8 月15 日 の十五夜の綱(ジューグヤーヌチナ)などがあります。こ れらの綱引きは、神に今年の豊作を感謝し、来年の予 祝を行なう行事でかつては旧暦の6 月には新米がとれた。 その収穫感謝祭が6 月御祭綱と成っています。 その月や習慣で若干の変化在りますので一概にいえませんが綱引きは予例つまり収穫に感謝すると共に来年も宜しくって感じです(^^ゞ 他にも東が勝てば豊作。西が勝てば大漁という綱引きもあります。 お供えに関しては“自然崇拝”の名残でしょうね。火の神だけでなく全てに精霊が宿ると考え、家や屋敷の中心(ナカジン)、門(ジョー)、四隅(ユシン)などを拝み、家、屋敷の霊力を堅固にする。という考えです。 つまり全ての物に神々が宿りお供えをして子孫繁栄や健康を祈る。 これもまた地域性や家の風習によって異なり対象物も変わってきます。(井戸・古い木・石)等々・・・ 疑問に答えられたでしょうか?^^;分らない点や説明不足でしたら補足します。
補足
どうもありがとうございます!詳しく教えてくださって嬉しいです^^* お供えなども、子孫繁栄や健康を祈るためなんですね。 でも、フチャギそのものの由来や理由などはあるんでしょうか…? ウークイなどでウチカビを燃やしたりするのはお金の意味だったりする、など… ご存知でしたら、ぜひ教えていただけると幸いです。
お礼
ありがとうございました! こんなに詳しく、丁寧に教えていただけるなんてと感激です…!! 当たり前のようにお供えしていたフチャギにも、こんないわれがあるんですね。 沖縄人で、仏壇のある家庭に育ったのにも関わらず、 意味はわからないけどとりあえず慣習だから・ということでやってきたものが多く… 意味を知ると、こんなにも面白いものだったんですね。 他の色々なものにも興味を持ちました。 勉強してこの伝統や文化を大事にしていきたいです。 ご丁寧な補足まで、本当にありがとうございました!