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村上春樹の小説
村上春樹の小説ってなぜこんなにも性描写が 多いのでしょうか? 最初はいい本だなって思ってたのですが 何冊も読むうちに また性描写だ。。って。 こんなにもでてくるのには何かワケがあるんでしょうか?
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多いように思いますね。私も氏の小説は好きですが、こんなに多くなくてもいいのになと思ったことが。 何かが秀でている訳ではなく、特に風貌がいい訳でもないが、何故かモテてしまう主人公が 多いような気がします。そういう人物像はいいなと思うのですが、表紙に ある著者のお写真を拝見して、ガラガラとイメージがくずれた事があります‥。 答えになってなくてすみません。
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村上春樹は、ノルウェイの森以降を読んでいませんが 『風の歌を聴け』 『1973年のピンボール』 『中国行きのスロウ・ボート』 あたりには、双子の少女とか、部屋にいついてしまった彼女とか でてきて、それなりの詩情あふれる隠喩としてのベッドシーンはあり ますが描写はクレゾールの香りがしそうな清潔きわまりないものです。 『螢・納屋を焼く・その他の短編』も同様 1990年代から彼は変容したのでしょうか。 初期の作品の繊細さは読者に清冽な印象を与えたものですが 性描写が多いといっても、何か淡々とした料理のテキストみたいな 感じで描かれていそうな気がします。 ”僕は、そこで彼女の手が、まるでそうすることが自然だと言わんばかりに 僕の股間に伸びていくのを感じた。 「ねぇ 羊はなぜ、白いのと黒いのがいるのかしら」 彼女は、何事もなかったかのようにつぶやいた。 「それは、きっとピンクの羊がいたら、羊飼いが発情して困るからじゃないのかな。」 ぼくがそう答える前に、ぼくの敏感な部分が彼女の手のひらにくるまれていた。 正確に4分36秒が経過して、僕たちはベッドから身を起こし、彼女は38番と 描かれたTシャツを着て浴室に向かった。 僕は、昔の習慣で、灰皿を探したけど、2年前から禁煙していたことに気がついて 所在無くシーツの端で額の汗をぬぐった。 ・・・みたいな感じでは? 村上龍ならば、わかるのですが・・ ジョーのコックがユリコのヴァギナをかき回し (やめときます;; )
お礼
たしかに淡々とかかれてますが、 そこにあまり意味を見出せないんですよね^^; それからそういうのが 私、ちょっとニガテ意識があるので 人より過剰反応して、 まさ性描写だなんて思ってしまうのかもしれませんね。 初期の風の歌を聴けとか、よかったですね。 それはわかります^^ 村上龍はエログロって感じですっごいニガテです~;;ぜんぶはよんでないんですけどね。 限りなく透明に近いブルーは なんとなくよかったです。 こわかったし気持ち悪かったけど。。。 返信くださいましてありがとうございました^^
- yusuke1234
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こんにちは。村上春樹の小説がとても好きな者です。 ある本で読んだのですが、村上春樹自身も性描写が好きではないみたいです。ただ小説を書き進めているうちに性描写をしなくてはならない必然性が生まれてくるのだと言っていました。物語がそれを求めているのだと。春樹さんはセックスについて、人間の内奥に入り込むための通路のような役割を果たすものだと考えているみたいです。確かにセックスとは別々の個体が繋がる唯一の瞬間ですよね。 littlerabiさんがおっしゃるとおり、村上春樹の小説には性描写が多いかもしれませんが、僕はそれをエッチだとかいやらしいだとかあまり感じませんでした。というのも彼の小説はとても抽象的で観念的なので、そういった性描写ひとつひとつにも何か深いワケというか意味が潜んでいるような感じがしてならないからです。(作者自身はあまり意味だとか考えて小説を書いていないみたいですが・・・) 回答になったかどうかわかりませんが、どうか村上春樹の小説を嫌いにならないであげてください。
お礼
描写ひとつひとつにも何か深いワケというか意味が潜んでいるような感じがしてならないからです 私もそう思って我慢して この性描写には何の意味が。。と思って読んでたのですが、読めば読むほど本当に必要かなあって思って。。。なんか淡々とした描写が、、 たとえば主人公がその人を触った状況とか行為を丁寧に説明してるので、そいうの読んでると、本当に恥ずかしい気持ちになってしまうのは私だけでしょうか^^;よくこんなこと書けるなあとかも思います。 yusukeさんは本当に彼の作品が好きなようですね。わたしも、性描写以外はわりと好きです。でも時々ひどく難しくって、わからないこともあります。でも嫌いになりません。 お返事ありがとうございました
- hisya
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村上春樹の小説の特徴です。 昔の純文学の小説では、性描写がタブーとされてました。しかし、リアルでクールな性描写を抜きにして現代の恋愛を描く事はできないと村上さんは考えてるんです。 ポルノ小説ではない純文学での性描写は、若い女の子に衝撃を与えるなど、斬新な手法として最初の頃はすごい評判でした。ただ、村上さんが何度も同じ手法を使い、他の作家も真似する様になって、最近ではマンネリ化してしまい、あなたのような感想を持つ人も出てきたと思われます。
お礼
リアルでクールな性描写を抜きにして現代の恋愛を描く事はできないと村上さんは考えてるんです。 なるほど~~。 だから今の少女マンガでも 昔では考えられないくらいに 性描写がよくでるんですね。 お返事ありがとうございました
- JunYosh
- ベストアンサー率32% (29/89)
性描写は、小説や映画にとっては一種のスパイスみたいなものですから、ある程度は必要だと思います。人間の心と体は互いに呼応し合うものなので、心の機微を描くにあたっては、性的な事柄を交えた方が表現しやすいのではないでしょうか。もちろん、いつもそれが良いとは思わないけれど… ただあまりに露骨な書き方だと、特に女性の読者はウンザリするかもしれまん。個人的には、村上春樹氏の性描写にあまり抵抗は感じませんが。 余談ですが性描写の上手な作家は、その作品も優れている場合が多いと思います。人間の本質に関わる部分だけに、かなりの力量がないと低俗で、下品になりがちですからね。
お礼
お答えありがとうございます。 たしかに一種のスパイスになるかもしれませんね。 私は女性だからうんざりなのかもしれませんよね。 性描写を読んでるととっても恥ずかしくなってしまうんですよ・・・。 わたしにはまだ性描写の理解が足りてないのかもしれません
- annyGrace
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え? そんなに多いですか? 個人的には、ほとんど性描写のない作家だと思っていましたが。。。 他にはどんな作家の物を読まれているのでしょう
お礼
はい、とっても多いんです。一作品に、何度も性描写がでてきます。私はそれ以外の部分が好きなのですが、どうしてもその部分が読みづらいというか。。こんなの読んでるの親にみつかったらどうしようとか、何かうしろめたさや恥ずかしさをすごく感じてしまうんですよね; 他に読んでる作家はですね、 犬飼恭子 この人は恋愛作家ですが、心理面に深く踏み入ってて、多少は性描写あるかもしれませんが、まったく気になりません。描き方がソフトなのと、心理面に重点をあててるせいだと思うのですが。 それから、童話や絵本なども読みますね。
お礼
いえいえ、お答えどうもありがとうございます。 性描写が多いと同感していただけて嬉しいです。 >何かが秀でている訳ではなく、特に風貌がいい訳でもないが、何故かモテてしまう主人公が 多いような気がします。 この部分私も共感しました。村上春樹がこのような人物像かとイメージしていましたが、 写真はみたことはないですが、そのようなイメージではないようですね・・。 でも文章のセンスはかっこいいなって感じます