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イスラエルのガザ撤退の次のステップは?
イスラエルはガザから撤退しましたが、これは、事前に合意された何らかのロードマップに基づく行動なのでしょうか?もし、ロードマップがあるとすると、次のステップとして、何が考えられているのでしょうか?
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今後は予測が難しいです。シャロン政権はガザから撤退するのと同時に、ヨルダン川西岸地区の入植地を拡大しています。ガザ地区を撤退したのも、軍の警備の負担を減らすためのようにも考えられます。 以前の合意したロードマップの存在はもはや無い物と見ていいと思います。またリクードの党首選挙に、強硬派のネタニヤフ氏が出馬する意向を示しており、シャロン首相や労働党首のペレス氏よりも支持率が高いことも懸念材料です。彼が首相に復帰したとなれば、ガザ地区をまた占領する政策を取ることも考えられます。イスラエル人の多くがガザ地区がテロリストの温床になっているという思いがあるので、支持する人も多いと思われます。 またPLOが以前のように影響力を保持しておらず、テロ以外に福祉政策など地道な活動で支持者を増やしていったハマスの影響力がこれ以上拡大すれば、パレスチナ人同士の内戦もありえないことではないです。PLOは腐敗政治でパレスチナ人の支持が低下しています。さらにイスラエルの圧力でハマスなどの武装勢力を取り締まっています。パレスチナ人から見れば裏切り行為と取られても不思議ではないことです。 アラファト氏というカリスマが死去していらい、PLOの勢力は確実に弱まっており、勢いがあるハマスが自治政府の主導権を握れば、イスラエル情勢は不安定な物にならざるを得ないでしょう。 逆にこのハマスとイスラエルが和解すれば、一気に平和になる可能性もありますが、可能性は0に近いと思われます。
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- ipa222
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今回イスラエルは、微笑みながら歩み寄ったわけではありません。 銃を構えて、引き金に指をかけて、一歩近づいたのです。 逆に言うと、本気ですね。 ここでテロリストと手を切らなかったら、本格的な軍事活動があると思います。 パレスチナがテロリストと手を切れるかどうかにかかっています。 ロードマップをつくっても、実行できなければ意味がありません。 相手に条件をつけて、自分たちが先に一歩引いた。 次は相手の番です。 約束を守らなければ、、、、 ということですね。
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なるほど、相手にボールを投げて、すごんでいるわけですね。 ありがとうございました。
- tojyo
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パレスチナ側としては他の入植地も開放しろと要求するでしょう。 イスラエル側としてはテロ行為が収まるかしばらく様子を見るでしょう。 しかしながら、パレスチナ政府はテロ行為の自粛を呼びかけるだろうけど、おそらく実働部隊は聞かないでしょう。結果、イスラエルが介入という事態が発生し和平は頓挫ということになりそうな気がします・・・。 あくまで私見ですが・・・。
お礼
ご回答ありがとうございました。 和平へ向けたロードマップはないのでしょうか?
- nacam
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イスラエル側の予定と、パレスチナ政府の予定、ハマスの予定が、みんな異なっていると思います。 当然アメリカとも。 イスラエル側では、ガザから撤収した入植地の住民を、ヨルダン川西岸に移し、ヨルダン川西岸地区を、できるだけイスラエルに併合しようとするでしょう。 アメリカは、ガザ撤退により、パレスチナ側のテロ行為の収束とイスラエルとの共存を予定しています。 (ヨルダン川西岸は、現状で凍結) パレスチナ自治政府は、ヨルダン川西岸の回復を期待するでしょう。 ハマスは、ガザ地区撤退を、勝利と捉え一気にイスラエルに攻勢をかけ、追い出しをはかるかと思われます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おっしゃる意味では、アラファトの頃から同じことを繰り返しているように思うのですが、確かロードマップというようなものをアメリカが考えて、それにそって和平への道を歩もうとしているのではないのですか?
- ipa222
- ベストアンサー率20% (903/4455)
ガザはテロリストの根拠地になっているので、パレスチナ勢力がテロ勢力を管理できないようなら、徹底したテロ根絶作戦をすると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おっしゃる意味では、アラファトの頃から同じことを繰り返しているように思うのですが、今度は、アラファトより信頼できそうだということでしょうか。
お礼
詳しいご説明ありがとうございました。 ネタニヤフ氏の今後の動向、そして、ハマスとPLOの力関係が重要なポイントになりそうですね。