工藤会最強伝説 福岡の暴力団に見る男のロマン
10月に施行された改正暴力団対策法に基づいて、福岡県に本部を置く3つの暴力団が特定危険と特定抗争の指定暴力団に初めて指定されました。
対立抗争で住民に危険を及ぼす恐れがある「特定抗争」に指定されたのは、福岡県に本部を置く指定暴力団(道仁会)と(九州誠道会)です。これによって、2つの組織が本部を置く福岡県のほか、佐賀・熊本・長崎など4つの県で事務所の使用が禁止され、対立する組員につきまとうだけで逮捕が可能となりました。
また、工藤会が暴力的な不当要求を繰り返す「特定危険」に指定されました。組員が市民や企業に不当な要求を行えば、これもまたすぐに逮捕できたり致します。指定期間は(特定抗争が3カ月)、(特定危険が1年)で必要に応じて延長されるようです。
80年代のバブル全盛期、故・田岡組長の跡目に関連して分裂した山口組と一和会の抗争をきっかけにして、法的に男のロマンが際限なく失われて行くヤーさん業界ですが、ギリギリで福岡は熱さを保っているようです。
一般市民を巻き込むのはよろしくありませんが、ターゲットになった企業・人物も、どこまで一般市民と言えるものやら、線引きが難しきいような気が致します。日本のヤーさんに逆転の道はあるのでしょうか。