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抗マラリヤ薬
こんにちは。 東南アジア(タイ・カンボジア・ミャンマー)で長期滞在(2~3年)の予定を立てているものです。 当地ではマラリヤに罹るのが一番怖いと聞いていますが、予防法として抗マラリヤ薬を服用するということを聞きました。 それで質問ですが、 1.抗マラリヤ薬はずっと服用しつづけなければならないのか? 2.それともある一定期間服用すれば免疫ができるのか? 3.もしそうならどのくらいの期間服用する必要があるのか? 4. 抗マラリヤ薬は薬局で買えるのか? ということです。 もしご存知の方がいらっしゃったら教えてください。よろしくお願いします。
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医学生です。 一口にマラリアと言っても、熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、卵形マラリア、四日熱マラリアがあり、この中で最も危険(死にいたる可能性がある。)なのは、熱帯熱マラリアです。 で、マラリアの種類によっても色々異なるわけですが、予防内服に使われる薬剤は、クロロキン、メフロキン、ドキシサイクリンです。 ただ、ここでマラリアについて少し説明しますと、マラリアは、基本的に赤血球内で発育しますが、マラリアの内、熱帯熱マラリアや、三日熱マラリア」は、それぞれ、再燃、再発と呼ばれるような、治療後の再発症を起こすことがあります、これは、それぞれ、血液中のマラリア原虫駆除不十分や肝臓内のマラリア原虫残存によって起こるものです。 本題に戻りますと、予防内服薬は、赤血球内の赤内型と呼ばれるマラリア原虫を駆除するもので、感染源である蚊から注入された虫体を直接殺すものは今のところありません。 よって、予防内服薬は、現地でマラリアに感染した場合に、なるべく発症することを抑える効果しかありません。さらに、マラリアを含め、熱帯病に対して服用される薬剤というものは、毒性も大きいため、感染するかどうかも分からないのに、長期間服用するのは有害です。 よって、感染の危険性が高い地域に旅行する場合には服用し、そうでない場合には服用せず、殺虫剤や蚊帳などで蚊にさされないような工夫をする方が重要なようです。いずれにせよ、感染症の専門医に相談されることをお勧めします。 一応、以下にメインのご質問に対する回答を書いておきます。 1.抗マラリヤ薬はずっと服用しつづけなければならないのか? 2.それともある一定期間服用すれば免疫ができるのか? 3.もしそうならどのくらいの期間服用する必要があるのか? 例えば、前述のメフロキンは、渡航前3週間と、渡航中、渡航後2週間の間、1週間に1錠服用です。 あと、予防内服薬では、免疫はできないはずです。なぜなら、予防内服薬は、赤血球に入った虫体を殺すものでしかないからです。 4. 抗マラリヤ薬は薬局で買えるのか? 買えないはずです。先にも述べたとおり、熱帯病に使用される薬は、毒性が強いため、専門医の処方が必要だと思います。 ご参考にしていただければ幸いですが、私の話は所詮ペーパー知識でしかないので、必ず専門医にご相談ください。(以下に、検疫所の、マラリアに関するHPと、現在の世界での感染症の流行状況を紹介しているHPを貼っておきますのでご参考にどうぞ。)
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クロロキン等の抗マラリア薬は貴方が薬局に行って買えるモノではありません。 日本では医師の判断が無いと買う事は出来ない薬です。 なんで、医者に行って相談してください。 兵庫にある「アベ内科クリニック」HPに有った飲み方等です -------------------------------------------------- 抗マラリヤ薬の飲みかた メフロキンを滞在期間中に第一日目から週1回1錠のみ内服し、帰国後(これがとても大切でなのですが)週1回1錠を4週間続けます。クロロキンの場合は2錠を同様に内服します。 当院ではこれらの薬を2日以内に手にいれることができますが、予防内服ですので保険の適用はできません。メフロキンで1錠1200円、クロロキンで400円はします。 ---------------------------------------------------
お礼
Hiroki226さん 回答ありがとうございます。私は長期なので教えていただいた服用の仕方で正しいのかどうかが心配のしどころで。 ともかくお礼まで。
お礼
lion_tigerさん 専門的な回答をいただきありがとうございました。大変参考になりました。 薬と毒は表裏一体ですよね。お勧めの感染症の専門医に相談したいと思います。 ありがとうございました。