はじめまして。
僕は福祉系大学を卒業後、地方公務員として勤務しています。大学卒業の翌年に社会福祉士資格を取得し、12年目を迎えます。現在は、大学院にも在籍しています。
さて、ご質問の件についてですが、ご指摘のとおり「資格がある=仕事がある」にはつながりにくいのが現状だと思います。
ご存知のとおり社会福祉士は「名称独占」の資格であり、資格を持たない方でも相談支援業務を行うことができます。また、国家試験の合格発表が大学卒業後(3月末)となりますので、求人に「要社会福祉士資格」とあったとしても新卒者は該当しないことになりますね。社会福祉士資格があれば「給料が上がる」などという職場もありますが、ごく一部の話です。
ネガティブな話ばかり書いてしまい申し訳ありません。同じ相談支援業務の専門職の中で、求人の多さと社会での認知度の高さ、そして、業務の守備範囲のわかりやすさを考えるなら精神保健福祉士の方が良いかもしれません。社会福祉士受験資格を取れる大学でしたら、精神保健福祉士受験資格と併せて履修できる可能性が高いと思いますので、検討してみてください。
長くなって申し訳ありませんが、少しだけ僕自身のことをお話させていただきます。高校生の時は、法学を学びたいと漠然と考えていましたが、試しに受験した福祉系の大学にしか合格せず、「社会福祉士」が何かも知らずに受験しました。結果として、就職に役立つなどということはありませんでしたが、現在の公務員&研究者としての自分の立場を考えると、改めて資格を取得して良かったと思います。今の段階で「社会福祉士」などと限定しないで、社会福祉学以外の分野も含めて、広く学んでもらいたいと思います。
「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、これまでの自分のことを考えると、「好き」なことと「向き、不向き」は違うのかもしれないなと最近思います。
長くなりました。それでは。
お礼
『好き』なことと『向き、不向き』は違うのかも知れない。その通りですね・・・garokichi606サンのお話を聞いて、もう少し真剣にいろいろな情報に流されずに進路を決めてみようと思います。回答ありがとうございました。