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「般若心経」の解説本を、教えて下さい。
わずか266文字の短いお経、「般若心経」。 どうしてこれほど親しまれているのか、勉強したくなりました。 お経の内容を易しく解説したおすすめの本がありましたら、教えてください。 どうぞよろしくお願い致します。
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cotton100さんへ。 般若心経の本はたくさんありますが、まずは 中央公論社刊、瀬戸内寂聴氏の 「寂聴 般若心経 生きるとは」をお薦めします。 中公文庫で¥590円です。 入門者向けに解説してあります。 以下は個人的な感想です。 以前、入院中、退屈している私に家族が持ってきてくれたのが、 この本との出会いです。 私は、この解説本を読んで仏教に対するイメージが変わりました。 宗教とはたいてい「人生の苦しみをどう乗り越えていくか」が テーマの一つになってますが、仏教は、それに対して とても論理的なアプローチをしているなと驚きました。 「人生、こんなふうに考えてみると楽になるよ」という 実践的な処方を教えてくれているのが仏教であり、 般若心経なんだなという感想です。 般若心経は最も短く、かつ宗派を問わずあげることのできる、 仏教の神髄が凝縮したすばらしいお経です。 それだけに、ものすごく熱狂的な研究者による著書や、 面白いけど突飛な解釈本、神秘的にとらえるものなど 著書は多種多様です。 中にはとても偏った書き方をしている本もあります。 ですから、まず「入門」するならば、ニュートラルなスタンスで 書かれた解説を読んでみることをおすすめします。 その後に、マニアックな本を読んでみるのもいいですが、 まずは、この本をスタートに、 自分なりに「般若心経の理解」を深めていくのが おすすめです。 前書きに、 「般若心経も、何気なく聞き流していたものが(中略)、ふと、 その意味について識りたいと思い、一語一語の語りかける真意を 理解したいと思う時がある。 その時が、自分と般若心経の縁がしっかりと結ばれた時である。」と あります。 著者も、cotton100さんと同じような気持ちで般若心経を 勉強しはじめたようです。 もしお読みになるなら、一つコツを付記します。 般若心経は、一つ一つの言葉にいろいろな、いや本当に広大な意味が含まれていて、たまげます。優しい解説本とはいえ、読んでいくのは結構大変です。最初は、読み下すくらいの感じで読んでいくと良いでしょう。本書は二章構成になっていて、まず一章で全文解説されます。そして二章目も同じく全文解説されますが、少し簡潔になっています。一章目で混乱したり、よく理解できなくても、頑張って読み進んで二章を読むと、すんなり理解できたりします。 一章で、理解まで至らなくとも何となく内容を頭にひっかけて、二章で復習するという構成は、初心者にはとても親切だと思いました。 私がこの本で般若心経を知り、このお経の中で 一番強烈な印象を受けたのは、「すべてが無い」という部分です。 自分の後ろにたとえばゴミ箱があったとしても、気付かなければ無いと同じ。誰かが自分を嫌っていても気付かなければ、無いと同じ。だから、心がなければ、物も、人も、苦しみも愛も執着も、すべてが無いのです。いや、この心さえ無い、無い無い尽くしだとくり返してところです。 「すべてが無い?じゃあすべては無意味なの?」と思われるでしょう?この先は、もし興味が湧いたら本書で読んでみてください。
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- mimidayo
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http://www.mikkyo21f.gr.jp/concept_hannya.html 完全に解説されている物はない・・と言われるほど奥深い物だそうです。 http://www07.u-page.so-net.ne.jp/jb3/atamuras/bukkyo/singyo.html それでも参考になれば
お礼
mimidayo様、回答をお寄せ頂いて有難うございます。 般若心経は短いけれど、奥深い意味のあるお経なんですね。 参考URL2つとも、凄いです! こんな「般若心経」に詳しいHPがあるなんて知りませんでした。 嬉しいです、教えて頂けて。 mimidayoさんと「教えて!goo]に、感謝感謝です。本当に有難うございました。
- searchingboy
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原説・般若心経 高橋信次著 三宝出版ISBN4-87928-041-3 C1215 \730(1988年時) いろいろ読みましたが,意味のわからないものが多いです。心経の中には「舎利子」がでてきます。シャリプトラというプッダのお弟子さんの名前です。 鳩磨羅汁の般若心経もありますが,三蔵法師の般若心経が一般的です。
お礼
早速のご回答有難うございます。 searchingboy様は「般若心経」の本をたくさんお読みになっているんですね。 「舎利子」とはお坊さんの名前なんですか! 意外でした。 こうして意味が理解できると同じ唱えるのでも、有り難味が違いますね。 孫悟空で有名な「三蔵法師」様が考えられたお経なのでしょうか? 頑張って「原説・般若心経」読んでみます。本当に有難うございました。
- whitehole
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ご質問の趣旨とちょっと異なりますが、ご容赦ください。 「近世における本物の宗教者といえる霊覚者」と某宗教学者に言われ、ワールドメイトリーダーでもある深見東州氏の著作「宇宙からの強運」(たちばな出版)に、「般若心経の功罪」というタイトルでこのお経に触れている部分があります。 ちょっと長いですが引用します。 *** 般若心経は大変パワーのあるお経で、仏様を動かす霊力に基づいて一定のパターンを踏まえて唱えると、不動明王や大日如来などの仏様が来るようになっている。 しかし、仏壇の前やお墓で般若心経をあげると、そこら中の霊がわぁーと寄ってきて、背中にびっしりと憑いてしまうのだ。 霊眼で見ると、般若心経の波動というのはピカピカと光っている。これが、霊にとっては大変に気持ちがいい。 …(略)… 般若心経は書いてある意味が大切なのである。 「形あるものはやがてなくなる。なうなるということもなくなる。だから、形あるものに拘泥しないで、目に見えない実質、実相を見なさい。そして、此(こ)の岸から彼(か)の岸にわたりなさい」 というのが大意である。 般若心経の意味をよく理解して、現世への執着をなくす。生きている人にとっては、その意味を知ることは大切である。死んでいる人もその意味が分かればいい。ところが実際にあげている人は、意味もそれほど深く考えず、ところかまわずあげていることが多い。すなわちリズムとサウンドだけだから、ピカピカ光っているだけで、霊を説得して納得させる力がないのだ。 *** ですから、cotton100さんが般若心経について勉強しようという心がけは大変素晴らしいことですが、深見氏が言われているように、本当の意味を知ってから唱えたり、写経したりするのでなければ、かえってトラブルの元となる、ということを心の片隅にでも置いといてもらえれば幸いです。 最後に繰り返しになりますが、ご質問の趣旨と離れたことを書き連ね、大変失礼いたしました。 以下にたちばな出版のURLを記します。参考まで。
お礼
whitehole様、早速回答してくださって有難うございます。 質問の趣旨と離れたことを書いて・・・と恐縮されていますが、とんでも ないです。 本当の意味を知った上で唱えないと、「霊がとり付いたりすることがあり かえってトラブルの元になることがある」というのが本当なら怖い話です。 「般若心経は大変パワーのあるお経」なんですね。是非とも意味を理解して 唱えてみたいと思いました。「宇宙からの強運」という本もできたら読んで みたいと思います。ご親切に有難うございました。
お礼
ritsu45様、心のこもったご回答を頂きまして有難うございます。 瀬戸内寂聴先生のファンなので、「般若心経」の入門書の作品があって 喜んでいます。 般若心経を唱えつつ、その意味を理解したいと思うようになりました。 「その時が、自分と般若心経の縁がしっかりと結ばれた時である。」 これが本当なら「私と般若心経との縁が、結ばれた」のですね。 だとしたら嬉しいです。 読み方のコツまでご親切に書いて頂いて、有難うございます。 途中で投げ出さずお経の意味をよく理解して、唱えたいと思います。 若い時は仏教など興味もありませんでした。それがこの頃は人生の指標は 仏様の教えあるのではないかと思うようになりました。 これって歳ってことなんでしょか?(^^) 頂いた回答なんども読ませて頂きました。本当に有難うございました。