こんにちは。
私は人事系のコンサルをやっているのですが、けっこうポイントが多いので
3つしか選ばないとしたら悩むところです。
あえて選ぶとすれば、次のとおりです。
1-1.企業ビジョンが明確であること。
また、自分の所属する組織のミッションがビジョンとリンクしているか
どうか確認できること(判断基準が明確になれば、動きやすくなると
ともに、自分から動くようになります)。
動くにあたって、自身の行動・発言がミッションにリンクできているか
自己測定ができるようになるので、視野が広がります。
それから、数値目標に関しては、高すぎるものは不可です。
実現できそうな数字+5~10%が妥当です。
-2.評価ポイントが明確であること。
なにをすれば褒められるのか、がわかりやすいこと。
それから、褒められることを実現した人がいれば、みんなの前で褒める
こと、が肝要です。
評価ポイントはゴールですからあまり大きく変えずに、通過点である
途中経過のところをキャンペーン化して、その時々によって指標を変えて
なるべく多くの人が褒められるようにすることも大事なポイントです。
ただ、1で掲げるビジョン&ミッションと相反するものではいけません。
また、目に見えにくいところで頑張った人を粗末に扱うことは厳禁です。
得てして、そういう人のほうが現場レベルでは感謝されたり評価されたり
しているものです。
そういう人の存在は多くの社員にとっての自己投影であったりもするので
ないがしろにすると、マイナスの要素が大きくなります。
-3.マネージメント層のマネージメント力に問題がないこと。
マネージメント力がなければ、適性な評価も、適正な業務分担も行われる
ことはありえません。
とくに言葉は穏やかだけれどもパワーマネージメントをしている人は
厄介な存在で、外的に抑圧が見えにくい分だけ諦めている部下は多いもの
です。ソフトでそれなりの結果は出ているのに、部下が出世できていない
例は、意外とこうした部署長に指揮されているときがあります。
3例を出しましたが、(1)どういう経路で「職場の活性化」についてのレポート
を出すこととなったのか、(2)誰が読み、誰が使うか。 が、わからないので
書く内容については、社風や職場の体質,上司の性格,読み手の立場や性格,
などを考えてまとめたほうが良いと思いますよ。
場合によっては、正論が故に疎まれる結果にもなりかねませんから。
書籍については、コレというものはありません。
ジャンルでいえば、「業務マネジメント」「モチベイション・マネジメント」
「ブレイン・ストーミング」についての本をまず読むことをオススメします。
プラスとして、マッキンゼーのコンサル手法の本を読んでおくと結果として
問題の洗い出しとその方法のヒントが見つかり、後者で解決方法の選び方の
ヒントが見つかりやすいのではないかと思います。
以上の方法は、50人規模以上の会社で、所属する部署が15~30名程度のグループ
で有効な策だと思ってください。
グループが50名だとか10名以下の場合には、また別の手法となります。
50名規模を一度に活性化させることは、ほぼ無理(資金が必要となってきます)
ですし、10名以下の場合には各人の素養・性格に応じた個別手法を講じるほうが
早道となります。
大事なことは、自分にもこんなことができる⇒できたら、褒められる機会がある
⇒当事者意識が強くなる⇒自発的に動く⇒新たにできることが見つかる⇒・・・
というループを作ることです。
職場の活性化など、永久の悩みとなりがちな話題は難題だと思います。
いろいろなアイデアを見つけて、あなたの職場にとっての最適案が出ることを
祈っております。
お礼
回答ありがとうございます。 詳しく教えていただき、とても参考になります。うちの職場に合い、レポートの読み手にも受け入れられるものをなんとか考え出したいと思います。