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地蔵祭
地蔵祭が7月24日(または8月24日)に行なわれるのは、その日に何かいわれがあるのだと思いますが、ご存じの方教えてください。
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蛇足失礼します。 それぞれの仏の縁日がなぜその日にちに振られたかの起こりについては、たくさんのいわれや説があって、これが正解!というものは確定していません。 記録では、中国の五祖山の師・戒禅師が日頃信じる30仏を1ヶ月30日に配して供養したのが始まりだとしたのが最古です。 他にも、観世音菩薩には33の姿があって33日ごとに司る日がある、地蔵菩薩もその変幻のひとつで24日目、という説もあります。
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- yuhkoh
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毎月24日が地蔵菩薩の縁日ですが、特に7月24日(関西では旧盆なので8月24日)を「地蔵盆」と呼び、盛大に祭りを行います。これは盆行事の締めくくりともいうべき日と捉えられたからでしょう。というのは、日本の民間信仰では“地蔵は境界を守る仏”と認識されるからです。つまり地蔵盆を境として「盆」という死者の日から、生者の日へと切り替わると考えられていたのでしょう。 地蔵という名は、梵名「Ksitigarbha(クシティガルバ)」を訳したものであり、「よく善根を生じること、大地の徳のごとし」と、大地の徳を擬人化した尊格で、また大地のごとくな堅固な菩提心を有し、あらゆる苦しみを受けても破壊されないとされ、そこには古代インドの地神信仰の影響を受けています。 現世と冥府を救済するとしてインド仏教においても信仰されていたと考えられ、支那においても『地蔵本願経』・『地蔵十輪経』などの説を受けて、「釈迦入滅後から弥勒出世までの現世を救済する(二仏中間<にぶつちゅうげん>)」「閻魔などのさまざまな姿に変えて、地獄を始めとした冥界を救済する(幽冥救苦<ゆうみょうきゅう>・六道能化<ろくどうのうけ>)」さらには「地獄の責め苦を身代わりに受ける(代受苦)」などの信仰が確立しました。その影響を受けて、おなじみの僧形の地蔵が一般化します(実は地蔵様も、インドでは観音様と同じような、姿で表されていました)。 日本では平安末期の浄土信仰の影響を受けて地蔵信仰が隆盛し、現世・来世を救済する仏として人気を集めます。さらには「地蔵」という名称から土地神信仰と習合し、また「二仏中間」「幽冥救苦・六道能化」「代受苦」という性格から“境界を守るほとけ”として信仰され、特に日本における境界の守護神である「賽<さい>の神」「道祖神」とも習合します。地蔵が村・町の境界や峠に祀られることが多いのもこのことからでしょう。さらにはその土地(村落社会)の守護神的に信仰されます。 地蔵が一般に“子どもの守り神”として信仰されるのも「子どもは人間になる一歩手前の中間的存在」と認識されていたからでしょう(なお、水子供養は昭和初期に一般化し出しました。それ以前の村落社会では子どもが死んでも葬儀を行わないという事例があります。“人間ではない”のだから鎮魂儀礼を必要としないのでしょう)。そのため、地蔵盆は“子どものお祭り”という性格もあります。
- o24hi
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こんにちは。 8月24日が地蔵菩薩の縁日だからです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E8%94%B5%E7%9B%86
お礼
早速のご教示有難うございました。 教えていただいたURLみましたが、分りやすい説で面白いと思いました。