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インコの怖がりで困っています。慣れさせる方法はある?
- 一週間前に飼ったセキセイインコは非常に怖がりで困っています。生後二ヶ月のメスですが、人間に慣れさせる方法が知りたいです。
- 籠のふたを全開にしても出てこようとせず、手を入れると攻撃してきます。固まったまま震えて動かず、遊ばない様子です。飛べないように羽をカットしているそうです。
- セキセイインコを飼い始めた初心者で、鳥の経験がないため悩んでいます。籠の大きさは25×30×25で、つがいのほうがよいのかも知りたいです。
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悪い言い方をすれば、インコを飼うということは、これまで本当の親に育てられてきた生き物を無理やり引っ張り出して、「自分が本当の親ですよ」とだますようなものですから、飼う人間のほうにもそれなりの辛抱が必要です。時間をかけて徐々に警戒心を取り払い、慣れさせていくしかないと思います。 まずは人間の手に対する警戒心を取り除いてあげることが基本です。そのためには手からえさを与えることです。籠から出ようとしないなら、籠の中でもいいので、とにかく手に慣れさせましょう。ある程度慣れてくると、そっと指を出してやれば、少し警戒しながらも指に乗ってくるようになります。それからはできるだけ外に出して手や肩に乗せてやり、やはり手からえさを与えるなどして、警戒心を徐々に取り除いてやることです。そのインコの好物を知り、たまに好物を与えてやるのもよい方法です。 やけに簡単なように書いていますが、実際はインコの生まれ持った性格にも個体差がありますし、一般的にはメスよりもオスのほうがなつきやすいとも言われます。繰り返しますが、とにかく慣れさせるまでにはある程度の辛抱が必要です。しかし私の経験では、結局なつくかどうかはインコへの接し方次第で、後は時間の問題だと思います。 私の場合、ブリーダーのお店で元気そうなメス(そのときはメスだとは知りませんでした)を買い、できるだけ手の上に乗せながらスプーンなどを使ってえさを与えていました。はっきりと警戒心がなくなったとわかったのは、1ヶ月以上が経過してからのことで、それからは初対面の人間に対してもまったく警戒心を持たず、飼い始めて1年近くが経過した今では、名前を呼ぶと当たり前に肩に飛んでくるほどになついています。半年くらい前にオスを迎え入れ、今ではつがいですが、人間に対するなつき方は以前とほとんど変わっていません。 つがいのほうがいいのかということですが、最初からつがいにするとインコだけの世界に入り込んでしまいます。人間になつかせるにはマイナスになることは間違いありません。つがいにさせるのはなつかせた後です。 また、羽が切られているということですが、なついていないうちは飛んで逃げられるのが落ちなので、とりあえずはそれが正解だと思います。しかし鳥は飛べることに幸せを感じる生き物です。飛べることによって人間との距離が近くなり、なつき方もいっそう強くなります。生後半年くらいで換羽期を迎え、羽が完全な状態に戻るので、そのときには切らないことをお勧めします。 「切らないことをお勧めします」と言いましたが、私もこの発言には責任を持たなければいけません。なぜなら世の中には誤ってインコを窓の外に逃がしてしまう事故が多いからです。逃がしてしまったインコは誰かに拾われでもしない限りえさをとることもできず、必ず死んでしまうと考えてもいいでしょう。どんなになついたインコであっても、逃げないように戸締りをしっかりするように注意をする必要があります。よくなついたインコを籠の外に出したまま寝てしまった人が、寝返りでインコを殺してしまったという話もあります。また、調理中のなべなどにも注意する必要があります。逆に飛べない鳥にもそれなりの危険性があります。床を歩いているときに誤って踏んでしまう事故はよく聞きますし、飛べない鳥は危険回避能力が著しく低下します。 とにかくペットを飼うことは人間のエゴで、飼い主はそれだけの責任を負っていることを認識する必要があります。世の中にはなかなかなつかないからといってペットをぞんざいに扱う人もいますが、そのような人にペットを飼う資格はありませんし、ペットもかわいそうです。ペットは与えてやっただけ、あるいはそれ以上に何かを返してくれるものです。とにかくかわいがってあげてください。
お礼
まず最初にこれだけたくさんの情報ありがとうございます。非常に参考になりました! まずは警戒心をなくすという事ですが、これからいろんな種類の餌や、インコの好物などを試してみて、好きそうだな!って思うものを知って、徐々に慣れさせていこうと思います。 羽が復活するとは思いませんでした。物凄くかわいそうなのでうれしいです。でも今以上に気をつけなくてはならない事、肝に銘じておきます。 凄く気が引き締まる思いです。またインコの事で相談ができるかもれませんが、機会があったらまたよろしくお願いします。大切にして、世界一幸せなインコにしてあげたいと思います、ありがとうございました。