戦後の歴史教育

質問

戦後の歴史教育についてどう思われますか？

私は塾の講師をアルバイトでやっているのですが、先日「靖国問題」について聞かれました。

正直に答えるべきか悩んだのですが、教科書では教えないこと（例えば韓国併合の経緯とか東京裁判の問題点とか）も交えて答えました。
もちろん日本の悪いところも言いました。

すると生徒の一人が
「日本って本当に悪かったと思ってた」
と言ったのです。

戦後の「日本=悪」のような教育が「戦争のしない国」を作ってきた一つの要因だと思います。
しかし最近、近隣諸国が「正しい歴史教育」を叫んでいますね。

日本の歴史教育はこのままで良いのでしょうか？

乱文失礼します。

回答No.10

platon3 · ベストアンサー

歴史的事実を客観的に教えることがまず必要だと考えます。客観的事実は国が違っても本来は一致するべき事柄です。（中国のように死者の数が変わる、などもってのほか）
歴史観などは国によって違うのは当然で、よく言われる話では「アメリカではワシントンは独立の英雄だが、イギリスでは国の財産（植民地）を奪った裏切り者」と見られます。
ですから、ここには歴史に裏付けられた自国の歴史観が出るのは当然であり、他国の恣意的な解釈を受け入れる必要は無いと思います。子供たちに「日本の立場で歴史を語る」のは当然必要だと思います。
次に、学年により「どのレベルの歴史観を教えるべきか」などの微妙な問題も絡みます。
というのは、例えば戦争を例に取ると、現在ではアメリカの戦争観が当然のように思われていますが、歴史的には間違いとされることも多々あるからです。
一番の例は「戦争に善悪の観念を持たせたこと」などです。
戦争は、本来善悪に関係なく外交上の政策のひとつです。
意見が対立し、外交交渉で合意が得られない場合戦争となり単に負けた方が勝った方の外交政策を受け入れる、というだけのものです。
つまり、客観的に見ると「強い方が勝つ」だけで、それが正しい（正義）とはならないのが当然です。
具体的な例として日露戦争では、かろうじて日本が勝ちましたが、だからといって「ロシアは悪」といった考え方はどこにもありませんでしたし、単に講和条約でお互いの条件を認めあうだけであり、いわゆる極東裁判のような愚かな裁判もどきもありませんでした。また、世界中がそれを当然だ、と理解していました。
こういったことが理解できる年齢の生徒にはきちんと（勝敗と善悪は別）教えるべきです。
（この頃のアメリカがあまりにも「善悪」と「戦争の趨勢」を混同させて発言するので冷静な判断ができない人が増えてきたと感じます。宗教観の違いを指摘する方もいます。）
また、歴史を語り継ぐことにおいて「戦争体験者」の話を重要視するのはどうかと思います。
なぜなら個人の記憶はいつでも変化する可能性があるからです。
「大変だった」が「死ぬほど大変だった」に変化するのは日常生活でも頻繁に起こります。
とある本によると「第二次大戦後期まで、特に飢えることもなく生活できた。食糧難は米軍が日本のインフラと都市の設備を無差別に焼き払ってから後のことだった。ただ、都市部では食糧難で苦労した方もいたようなので、あまり人前では言わないようにしている。」といった証言もあり、「戦争体験者」の話は客観的事実を述べているか保証が無い、といった側面があります（苦労した、辛かった、ばかり表にでてしまう）。実際に日本では昭和19年（戦争後期）までGDPは右肩上がりでしたし、アメリカの占領政策で豊かになったわけではないのに、「アメリカのおかげ」的な発言が幅をきかせるのは「客観的事実」から離れることになると思います（逆に働き者だった日本人の努力が表に出ない）。（昭和31年の「もう戦後ではない」というキャッチフレーズは、この年に戦争前のGDPに追いついた事実によります。つまり日本は戦前十分に豊かだった事実があるのです。）
このように子供たちには「事実」の積み重ねを教育し、思いこみやイデオロギーのバイアスを取り除いた歴史教育が必要と考えます。
中国と朝鮮の歴史についてのいちゃもんは政策ですので教育の現場で取りあえげる必要はありません。
「アジアの国々」ではなく「中国と朝鮮」だけが（いろいろ世話になっているのに）いちゃもんをつけている、と事実を教えてやればよろしいかと思います。

お礼

子どもが事実を知る機会が奪われているのかな？と考えたりしました。
言論統制、というのは言い過ぎですが、ある種の思想統制に近いものがあるのか？とも思います。

回答No.8

zensan1400

私は　日本の歴史教育は正しいと思っています。　何故なら「客観的」に観ているからです。
近隣諸国はの歴史教育は「自国中心」で　世界レベルではけして評価が出来ないものだと思います。
ただ　日本の歴史教育も「戦争に関して」は　私的意見「戦争体験者」の意見・体験を多く伝えた方が良いと思っています。
私自身　戦争は全く体験の無い事で　子供達にも説明が出来ません！　人間が自分達で起こした　最大の殺し合いを　もっと　正確に後世に伝える事は大切な事ですよね！

お礼

ご意見ありがとうございます。

＞何故なら「客観的」に観ているからです。
「客観的」かどうかは疑問を感じています。

回答No.7

ipa222

日本の教育問題は、北朝鮮問題と深く繋がっていますからね。

今でも世界中と戦っている北朝鮮にとって、韓国と日本は、コントロールできる同胞もいるし、反米意識が高い人もいる。
戦後の日本は早くから民主国家だったので、野党と連携もできたし、野党を支持する労働組合とも連携できた。

日教組は、日本政府=文部省を敵対視する団体なので、敵の敵は味方という論理なのか、北朝鮮と非常に仲が良かった。

日本に置ける日教組の役割は、子供に戦争と日本を毛嫌いする意識を植え付けること。
軍事も安全保障もとにかく反対することなどだった。
他にもありますが。

おかげで、非常に無防備な国になりました。

そもそも歴史に限らず、教育は最終的には親が責任を持つべき物だと思います。
公務員にしろ民間の教師にしろ、自分たちの利害を反する教育はしないから。

子供が何を教わって、何を教わらないかはチェックしないと、間違った成長をすることになると思います。

学問ではなくイデオロギー（宗教？）で教育する人が多いですから。

お礼

ご意見ありがとうございます。

質問にもあるように、「戦争をしない国」を作る一つの要因と考えているので、現在の歴史教育は１００％否定はしません。

＞おかげで、非常に無防備な国になりました。
一方でこのような面も確かに否定はできませんね。

回答No.6

muto_123

歴史を学ぶことの大切さは、過去を振り返り未来に生かすこと、過去に学ぶことと思っています。

この点で今の歴史教育はあまり機能していないのではないか、という疑問を持っています。
首相自ら過去を水に流すことを推奨するなどは論外として、価値、プライド、アイデンティティーといったものに捕われる余りに、肝心な未来の為にどう生かしていくのかという問題が抜け落ちているように思います。

また、歴史を学ぶ上で必要なことは、価値とは相対的なもので、判断には基準があり、立場によって変わることを前提として理解しておくことと私は考えています。
先の戦争で日本が数百万の人々が命を落とすことに加担したのはまぎれもない事実です。
一方で１９世紀以来の欧米を中心とした政治の流れは、日本を悪と決めつけられるような単純なものでもありません。
戦争そのものについて言えば、負けたことが戦後の評価の出発点であり、負けるような戦争をしたことが問題だと考えています。
靖国神社の問題もこれらの筋道に立って考えれば、見えてくると思います。

お礼

ご意見ありがとうございます。

＞戦争そのものについて言えば、負けたことが戦後の評価の出発点であり

なるほど。
しかし、靖国問題は関係ないと思っています。
あれは中・韓が、クレームのつけようの無い日本をつけこめる可能性のある「外交カード」でしかないので、全くのと言ったら言い過ぎかもしれませんが、歴史観とは別問題では？

回答No.5

tomichan

歴史において真実は一つの筈ですが！
歴史にをいてはその当時の感覚を現在の感覚で判断しては歴史は全ておかしくなります。
世界４大文明だっておかしな話になってきます。
ギリシャアもローマも当然おかしなことになります。
（周辺各国では侵略の歴史になります）
中には４大文明以前に自国に文明があったと主張する国も有ります。
５千年前に文化があったとされています。
最近では１万年前に国として成り立っていたと発表されています。
（世界から当然全く相手にされてませんが）

当時極東の吹き溜まりといわれた韓半島の併合は、その当時世界中から賛美されたのも事実です！
１９世紀末当時の韓半島は国としての態をなしていませんでした。
首都のソウルでさえ世界で一番汚い町と欧米諸国の旅行者から言われていました。

近隣諸国が『正しい歴史教育』と叫んでますが、叫んでいる国の歴史教育の教科書などは世界の中で評価されていません。
韓半島の教科書においては論外扱いです。

ある意味内政干渉はなはだしい国です。
統一の認識を作ろうとする会議なども行なわれていますが、まずムリです何故なら現存政府の正当性が否定される国も？。
そうなれば当然今までの歴史教育に整合性が無い事になります。

確かに日本の歴史教育では、３学期に１９００年代に入り戦後の事は１時間か２時間程度で終わっています。
試験に出ないとかで終わらせているのが現状ですが！
確かにおかしいと思います！

お礼

ご意見ありがとうございます。

教科書を評価するサイトをご存知であれば教えてください。

回答No.4

mech32

理想とは別の問題として、教える立場は複雑なものとお察しします。質問文を拝見し、

> すると生徒の一人が
> 「日本って本当に悪かったと思ってた」
> と言ったのです。

という部分について、非常に驚きました。これは、「歴史教育」だけの問題ではなく、もっと一般的な「教育」の問題として、「本当に良い」とか、「本当に悪い」という考え方をどう扱うか、とい問題を含んでいるように思います。そういう意味で、歴史についていえば、

「それぞれの立場によって、ああいう人もいるし、こういう人もいて、それぞれ全然違って色々です。だから良いか悪いかではなく、良く言うことも悪く言うことも出来るのが歴史です。」

というような立場が必要ではないかと考えています。

お礼

ご意見ありがとうございます。

＞「本当に良い」とか、「本当に悪い」という考え方をどう扱うか、とい問題を含んでいるように思います。

確かにそうかもしれませんね。

回答No.3

men-environment

ヤマト民族のアイヌ・琉球人への侵略・差別を教えるべきでしょう。
日本は多民族国家という認識をつくるべきです。

回答No.2

kappakazusama

苦しいお立場お察しします

昨今の報道やいろんな情報をまともに受け取ると日本は極悪な国家だ、と思う人もいるかもしれませんが、実際はそんなことないのはあなたもご存じの通りですよね。

日本の自虐的な報道を作る日本人はどんな気持ちでいるんでしょうね？
この間ニュースになったＪＲ西日本の「日勤教育」。ひたすら反省文を書きまくってたそうです
、まともな大人のやり方とは思えません？

自虐的な報道は子供に悪影響だと思います。
一方で「日本はいっさい引け目を感じることはないんだ」と声高に主張するのも大人のやり方じゃないと思います。

世の中にはヒステリックな大人がたくさん居ますから慎重に行動するのがいいと思います。
宇宙戦艦ヤマトが非難されたり、風の谷のナウシカが「特攻隊」を連想させるだのと言い出す人もいることを忘れずに。

わざわざ敵国のど真ん中で敵国非難を展開する事はありませんよね。

あえてあなたの主張を披露するのは避け、子供たちに自分で事実を知ってもらうのが一番良い方法では？

ところで、太平洋戦争開戦前、アメリカなどとの利権争奪戦で日本は物資補給上窮地に追いつめられていた、とか、なぜ日本はアジア解放を旗印に戦争を一時優位に進められたのか、など、少し調べてみるのもいいかもしれません

お礼

ご意見ありがとうございます。

考えながら話したつもりですが、どこかに私見が入っていたのかもしれません。
だから、自分で事実を知ってもらうのが一番ですよね。

回答No.1

春原 なの（@ymda）

勝手ながら、私はこう思います。

靖国神社？え？今の日本があるのは、誰のおかげ？

って、まず考えてします。

古い先祖から考えてみれば、耶麻大国があって、平安があって、そして、
江戸時代があって（かなり省略していますが）・・・
そして、明治になって、大正になって、昭和になったわけです。

まあ、江戸時代では鎖国していた訳ですから、外交関係はあまりよろしくなかったのかもしれませんが
その後、開国して、日本はイギリスみたく戦争をして、植民地を作ったり、満州国を作ったりもしたわけです。

現に、イギリスだって、香港とかもつい最近まで植民地にしてましたよね？

それらを考えると、日本の行動も、他の外国と同じようなことをしていたわけで
たまたま日本が強かった、それだけだったのかもしれません。

とはいえ、日本の占領行動は酷い虐待をしていたとのことですが、実際
イギリスが香港を占領する時もかなりの酷い虐待だったとのことです。
（まぁ、実際の所、香港のイギリス占領は、中国にとっても後々有利な面がありましたけどね）

それを考えれば、日本が考える満州国も同じような考えだったのかもしれませんね。
しかし、原住民の強い反対と、他の国の侵略によって、日本が悪い立場におかされたに違いないわけです。

＃だったら、日本みたく、戦争被害者を葬る靖国神社みたいなの作って、毎年のように参拝する行為をすればいいのではと思います。

それはそうと、日本では、今、まだ正しい社会的教育が行われていないはずです。
戦争するのは、国だけではありません。カンパニー（会社）が戦争する時代にもうとっくにきています。
だって、戦争すれば、巨額な儲けがありますからね。（１受注50億円とか）

お礼

ご意見ありがとうございます。